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2927号 2022年2月25日

プルチックの「感情の輪」

(本日のお話 1518字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のリーダーシップ研修。
また1件のアポイント。

夜は12キロのランニングでした。
だいぶ足に筋力が戻ってきたような気がします。



さて、本日のお話です。

『プルチックの感情の輪』

と呼ばれる図があります。

この話が興味深く、
また自分自身のことを見つめる上でも
役に立つツールだな、と感じました。

今日はこのお話について
皆さまにご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは、

【プルチックの「感情の輪」】

それでは、どうぞ。

■「感情リテラシー」という言葉があります。

ちなみに、

”リテラシー=読解記述力”

のことを意味し

適切に理解・解釈・分析し、
改めて記述・表現できる力

のことだそうです。

(Wikipediaより)

例えば、

”情報リテラシーが高い”というと、

その人は情報の感度が高く、
情報を読み解き、説明できる人

という意味になりますが
これは感情にも言えます。

”感情リテラシーが高い”というのは、

1,感情を理解・解釈・分析できる
2,感情を言葉として表現できる

となります。

■感情リテラシーが高ければ、

自分の中で起こっている
様々な気持ちを理解することができます。

あるいは他者の中で起こっている
複雑な心境も推察することが
できるようになるかもしれません。

しかし、感情とは
なかなか掴みづらいものです。

胃のあたりがモヤモヤする、とか
心臓がギュッと掴まれる感じがする、、、

体感覚伴う感情は、
なかなか表現が難しく、

それを適切に説明する言葉を
持ち得ていないこともあります。

■そんな中、とても便利なツールがあります。

それが心理学者ロバート・プルチックの

『感情の輪』

というものです。

※「プルチック 感情の輪」で検索すると、
花びらのような図が出てきますので
参考にされてみてください。

これは、

・人間の感情を体系的に整理したもの

であり、

・8つの基本感情
(怒り、恐れ、期待、驚き、喜び、悲しみ、信頼、嫌悪)

・感情の強さ:中央に近いほど強くなる
(例:いらだち→怒り→激怒、容認→信頼→敬愛)

・感情の関係性:対角線にあるものが逆の感情
(例:喜び↔悲しみ、驚き↔予期(期待))

というように表されます。



また基本感情の組み合わせで起こる
「二次感情」というものも表現されます。

例えば、

・喜び+恐れ=罪悪感
・恐れ+悲しみ=絶望

・喜び+驚き=感動
・予期+恐れ=不安

など。

そしてこのように

”感情に言葉で表現できる”

と、今自分が感じていることが
客観的に捉えることができる、

そんな感覚がするのです。

■例えば、

私の場合、

”尊敬しているけれど
何だか近寄りがたい”

という人がいたりします。

この感情はなんだろう、
と思った時に、感情の輪を見ると

「驚き+不安 →畏怖」

の感情となっているのでは、、、
と思ったりするのです。

「あの人すごい(驚き)」
「対等に語れるだろうか(不安)」

そんな気持ちを、
言葉にしてみることで

自分自身で自分がどう感じているかという
”自己認識”が高まる、

と感じます。

■ちなみに別の切り口では、

「怒り」= 大切なものがおびやかされていることに注意が向いている状態
(例:自分の価値観が否定される等)

「悲しみ」= ”ないもの”に目が向いている状態

である、と予防医学研究者の
石川善樹氏は述べています。



例えば、自分の価値観を否定されたときに、

おびやかされた相手に対して感情が向けば
”怒り”になるかもしれませんが

その矛先が自分自身に向けば
自分自身の価値観に疑いが生じ、
”悲しみ”という感覚になるかもしれません。

本当は”怒りたかった”のだけど、
それを堪えたことで”悲しみ”となって
自分を否定し、傷つけてしまう、

、、、そんなことも
しはしばあるように思います。

■感情は大切です。

その感情を理解するためのツールを持つ。

表現する言葉を持つ。

そのことで感情を上手に
コントロールすることに、
繋がるかも知れませんね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

最も美しい勝利は、おのれの心情を克服することだ。

ラ・フォンテーヌ(フランスの詩人/1621-1695)

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