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3059号 2022年7月7日

新規営業で「ハア?」と言われて思うこと

(本日のお話 2322字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
また研修の企画、準備など。



さて、本日のお話です。

6月から研修ラッシュでございました。
(関わって頂いている皆さま、ありがとうございます!)

もうちょっとで一息つけそうですが、
一息つけそう、となると
元営業出身の性が顔を出します。

先々の案件を仕込み続けなければ
「ヨミどうなってるの?」という声なき声が聞こえてきて
不安になってしまうのです(汗)

また、常に、良いか悪いかわかりませんが、
「昨対比を超え続けていかねば!」と
昨年の自分を超えていきたい自分もいます。



そんなタイミングで、
たまたま「新規営業」をする機会が
久しぶりにありました。

結果、

”けんもほろろ”
(通称:ケンホロ)

だったのですが、

久しぶりのケンホロ体験をして、
20代前半の頃、新規営業をしていた当時を思い出すとともに、
同時に”人とのご縁”について、思い馳せたのでした。

今日はそのお話について、
気づきを皆さまにご共有させていただければと思います。

それでは参りましょう!

タイトルは

【新規営業で「ハア?」と言われて思うこと】

それでは、どうぞ。

■印象に残っている、
とある先輩営業の方の言葉があります。

それは、

「どれだけ売れていても、絶対に新規営業はする。
そうしないと、営業のカンが鈍る」

とのこと。

ゆえに、大ベテランにも関わらず、

アポイント先のビルへ行ったら、
そのまま飛び込み営業をしていく、

、、、そんなエピソードした。

■数年前の話なので、
今では時代遅れ感もなきにしもあらずです。

あるいは飛び込み営業って、
今の時代だと、生産性低くね?という
ツッコミも入りそうです。

、、、はい、まさに同感です。

ただ、個人的に、
その根底に流れるスタンス、
すなわち、

『常に新しい出会いを開拓し続ける』

という精神は、見習うべきものだな、
と考えさせられたのを覚えていますし、
今なおそのように思います。

■営業力というのは、
とても重要な、サバイバルスキルです。

それは売上を立てるだけではなく、
”自分が経験を積むための機会を獲得する”という
大切な行為でもあるのです。

ゆえにゼロからの営業ができる人は

「チャンスを生み出す」ことができ、そして
「自らを成長させる経験」を生み出すことができる、

と言い換えられ、ゆえに、営業力とは
重要なコンピテンシーである、

と思うのでした。

■なんていいつつ、
自分が最近営業をしているかというと、
あまり積極的にしてきませんでした。

また大学院にも通い始めたり、
年もそれなりに重ねて、かつ研修をしていると
「先生」なんて呼ばれたりして、

自分の中で、
知らず知らず自らのアイデンティティが
書き換わってきているような気がしました。

はっきりいって、
「調子こいてる」でございます。

ゆえに自戒の意味も含めて、
以前のように、

「新規営業をする」という
ちょっと泥臭いスタンスも、
忘れてはならないよな

、、、と思っている自分もいました。

■そんな中、ふと先日、

「お問い合わせフォーム」から
”資料ダウンロード”ということで、
お問い合わせのご連絡が来ていました。

正直そんなにゴロゴロ問い合わせが
あるわけではないこと、

加えて、問い合わせがきても忙しいという言い訳で
具体的な相談でなければと、そのままにしていることが
しばしばありました。

つまりプッシュ型の営業は
あまりしてきませんでした。

■ただ、今後少し余裕ができることもあり、
そんな中、先述の先輩の声も思い出しました。

「どれだけ売れていても、絶対に新規営業はする。
そうしないと、営業のカンが鈍る」

、、、とのことで、
資料をダウンロード頂いた方に
メール、そして電話をかけてみました。

いわゆる(?)
「資料ダウンロードいただきありがとう営業コール」
です。

■そして、

ちょっとドキドキしながら
そんな電話をかけてみます。

コール音がなります。
ちょっとドキドキします。
そして、相手が出ます。

「お忙しい中失礼いたします。
カレッジの紀藤と申します。

先程、資料のダウンロードいただきありがとうございました。
今、1-2分ほどお時間はよろしいでしょうか?」

オーソドックスな入りです。
まあ、悪くない。

すると、相手から、
明らかな怪訝な声でこう帰ってきます。

「ハア?なんですか?
いや、いらないんで」

、、、

瞬く間に切られてしまいました。

■ダウンロードをして頂いた。

ゆえに、興味は多少あるかな、
となんとなく見積もっていましたが、
甘かった、、、と痛感いたしました。

そして20代前半の、
営業を始めたあの頃のことを思い出しました。

そういえば、

求人広告の営業で、
アポイントをとるために、100件電話していた日々があった、

、、、と。

1件のアポイントを取るのに、
20件ほど電話をする。

そして1件とれるごとに、
心から喜んでいた古き時代がありました。

■それは、人とのご縁もなく、
全くのゼロから活動をしていたため、
致し方がない活動ではありました。

それから歳を重ね、
経験も積み重ねていった結果、

今ではそういった新規営業もしなくなれば、
「ガチャ切り」される経験も全くしていませんでした。

、、、が、改めてふとしたきっかけで
ガチャ切り体験を経て、

「あ、そういえばそうだった!」

と0→1の壁を突破するには、
大変な労力を有することを思い出し

同時に世の中にはたくさんの営業がいて、
競合もいて、その中で戦っているのだという事実も、
改めて認識をしたのでした。

■そう考えると、ひたすら思うのが

今繋がっている方々への感謝です。

フラットに相談してくれる。
挑戦の機会をいただける。
対等に、一緒にいい仕事をしようと歩んでいただける。

そういう気持ちのよい方々とのみ
仕事が出来ているという事実に対して、
こんなありがたいことなかなかないぞ、と感謝すると同時に、

そういったご縁がある皆様に報いるためにも、
自分がもっともっと、成長しなければ、、、!

などと感じたのでした。

■なんでもそうですが、

「あって当たり前と思わない」ことは、

とても大切です。

今の環境に対して、
それはたまたまそうさせていただけている、
そして今の自分がある。

そう思うことで、
大切な人を大切にできるし、
たゆまず努力、貢献することが可能になる、

とも感じます。

と、いうことで

「ハア?」と久しぶりに言われて、
(やや悲しい気持ちもしたけれど)
身近な方への感謝の思いが生まれた、

の巻でございました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

待っているだけの人たちに何かが起こるかもしれないが、
それは努力した人たちの残り物だけである。

エイブラハム・リンカーン(第16代米国大統領/1809-1865)

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