今週の一冊『幸福論 「しくじり」の哲学』
(本日のお話 1775字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日土曜日は、終日セミナーへの参加。
その他、読書や研修企画の準備など。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
毎週日曜日はお勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『幸福論 「しくじり」の哲学』
(著:中田敦彦)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08GJQFZLZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_IL9BFbXN9H457
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です。
■中田敦彦さん。
オリエンタルラジオのコンビ名で活躍した
お笑い芸人で、
その後、『PERFECT HUMAN』なる
ダンスミュージック(?)でブレイクし、
今では教育系Youtuberとして、
登録者数 約300万人という
『中田敦彦のYouTube大学』
で流しれている芸能人です。
■私もちょくちょくYouTube大学を
観ることがあるのですが、
本当に面白く、
かつ知らない世界の話を
わかりやすく噛み砕いて説明してくれます。
観るたびに登録者数が
うなぎのぼりのように増えていますが、
人々の
「学びたい、知りたいを満たしてくれる
YouTubeチャンネル」
として大人の学びに
とても貢献されている
素晴らしい内容を配信している、
と個人的に思っております。
■さて、そんな彼が語る
自叙伝のようなものが
今回ご紹介する一冊。
正直なところ、内容としては、
上記の『中田敦彦のYouTube大学』で紹介している、
<【中田敦彦のしくじり武勇伝】
人は何者にでもなれる、いつからでも。>
という名前の動画とほぼ同じ。
(上記の動画も、面白いです。
2時間もあるのについ観てしまった自分が
恐ろしいです…)
■ただ、この本の中には
・登録者数300万人のYouTube大学が
どのように作られているのか?
・どんなこだわりを持って
配信をしているのか?
・1本の動画を作るにあたって
どのような準備をしているのか?
・自分のどんな才能を自覚的に使っているのか?
・1日の過ごし方はどんな流れなのか?
等、その舞台裏や
語られていない思考が、
YouTubeではなく、
書籍を買った人だからこそ
興味を持つであろうマニアックなことが
ところどころ書かれています。
しかし、その何気ないところが、
非常に学びになるのです。
■そこから学べるものを
言葉にするのなら、
『自分の才能に気づき、伸ばし、
強みを発現させるためのプロセス』
にも近いように思います。
まず、中田氏は自分の強みを
「言語化」と定義していました。
ただ、それだけではなく、
・自分の元々の性格・価値観
・これまでの自分の経験
・新しく学んだ要素
など、自分が持ちうる全てのリソースを
徹底的に『YouTube大学』というアウトプットの場に
全力投球で全ての時間、
全ての労力を叩き込み続けていることに、
本書を読むと気付かされます。
そこに一切の妥協がなく、
全て計算された上で作られているからこそ、
YouTubeの中で、
かつ教育系の番組という
ややハードルが高そうな領域において
再生時間や再生回数など、
圧倒的に群を抜いて人を惹きつける
という、規格外の結果を
出していることに気付かされるのです。
■中田敦彦さんの
”元々ガリ勉だった自分
ウンチクを述べるのが好きな自分”
という自分のこだわりに
自覚的になったこと。
そこに
”芸人として面白さを追求する自分”
をかけ合わせる。
加えて、新しく学んだこと、
”「落語」の要素から
いろんな人の顔や表情を使い分けて
小説をYouTube上で表現する”
もYouTube大学という舞台に
反映させていく。
あるいはこれまでの経験。
『しくじり先生』という番組で
中田氏自身が、講義のパートを受け持った際に
”いかに視聴者が飽きずに
楽しく学べるかを考え抜いた
脚本作りをしてきた経験”
などを、掛け合わせていく。
かつ何度もトライ・アンド・エラーを繰り返して、
少しずつブラッシュアップしている。
■そんな背景を知った上で
YouTube大学を改めて観てみると
「彼は、才能があるからねー」
だけでは片付けられない、
1)自分の「強み」の掛け合わせ
2)これまでの経験のフル活用
3)全リソースを一点集中させる戦略
4)圧倒的な試行錯誤
などが垣間見えてくるように感じ、
改めてその姿勢に尊敬の念と、
「自分もかくありたい」
という想いも新たにしたのでした。
■、、、というように
YouTube大学を観たことがある、
あるいは好きな人であれば
きっとその舞台裏を感じられて
興味深く読めるのではないかと思います。
よろしければ、ぜひ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<今週の一冊>
『幸福論 「しくじり」の哲学』
(著:中田敦彦)
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