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3104号 2022年8月21日

今週の一冊『幸せがずっと続く12の行動習慣』

(本日のお話 2501字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は終日キャリアをテーマにした研修でした。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は

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『幸せがずっと続く12の行動習慣』

ソニア・リュボミアスキー/著


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でございます。

それでは、早速まいりましょう。

■私事ですが、以前、

”遺伝子検査”

というものをやったことがあります。

※こんなサービスです ↓↓
GeneLife(ジーンライフ)
https://genelife.jp/



曰く

自分の遺伝子タイプから、
体質・特徴・性格など394項目がわかるというテスト。

調べられる項目としては、

・様々な「病気」のかかりやすさ
・自分はどんな「身体的特徴」持っているのか
・自分はどんな「性格」を持っているのか(これも!?)

そして、極めつけには

・幸福度/ネガティブ思考

までわかる(!!)と言います。

■これには理論的根拠があり、

”幸せな映画を見た後に、良い雰囲気に浸りやすく、
幸福感に関わる脳の部位の活動状態が高くなる傾向があるのは、
ある遺伝子型に依存しているという実験の報告結果がある”

ということで、その遺伝子型で
特定しているそうです。

ちなみに、私(紀藤)の結果は、

「幸福度を感じにくい」

という遺伝子型でした。

(残念・・・。
ちなみに妻は、”幸福度を感じやすい”遺伝子型でした。
確かに、日常の小さなことでも喜びを感じられているように見えます)

■ただ、これを見た時に、
「ああ、確かにそうかもな」と思いました。
元来、

割とクヨクヨ悩みがちですし、
追い込みがちですし、、
日常の小さなことに幸福を感じづらいですし、、、

、、、
言ってて悲しくなるので、
もうやめます(苦笑)

■ただ、そうしていても、
決して楽しくない、といつからか
気づくようになりました。

ゆえに、

自分で自分を律するように
”幸福を感じられるように”工夫をしてきた、

という自負はあり、
それゆえ、現在は比較的
幸福感を高く保てていると思っております。

■さて、前置きが長くなりましたが

この書籍で語っている重要ポイントが
この”幸福について変えられる部分”です。

幸福感とは「可変」のものなのです。



日本語版の副題に

『自分で変えられる40%に集中しよう』

とあります。

一卵性双生児と二卵性双生児の
比較研究からわかった結論によると

「幸福を決定する割合」とは

・50% 遺伝による設定値
・40% 意図的な行動
・10% 環境

となるそうです。

つまり、上記でお伝えしたように
幸福度の決定要因の大部分は遺伝子で決まっている、ということ。

■悲観的にみれば、
「、、、生まれつきかよ」と捉えることもできますが、
コップに半分”も”水がある、的な見方をすれば

・40% 意図的な行動

は自分でコントロールすることができる、
と捉えることもできます。

■そして本書では、

「では、何をどうすれば、
この40%が高まるのか?」

について、ポジティブ心理学をベースに研究をし、
12の行動を明らかにしたところにその意義があります。

※内容の詳しくは、これまでの
バックナンバーでもお伝えをしておりますので、
ご興味があれば、ご参照いただければと思います。
↓↓
*研究でわかった!「幸せが続く12の行動習慣」【カレッジサプリ】
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4258510/

*幸福度を高めるには「強みとライフスタイル」に合わせること【カレッジサプリ】
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4268656/

ただ、改めて「今週の一冊」として紹介させていただきたいくらい
私(紀藤)は大いに感銘を受けた、というのは
改めてお伝えしたかったところです。

■この本の素晴らしいところは、

誰しもの人生にとって
重要であろう「幸福」というものについて

1,人が変えられるところに目を向ける

2,研究結果・理論に基づいている

3,具体的な行動戦略が明確である

ことであると、私は感じています。

手探りで「どうしたら幸せになれるのか?」を
模索し続けるのもよいですが、なかなか大変なものです。

私も、自信がなくて、
満たされない日々を過ごしていた時、

一生懸命自己啓発本を読み漁って
「明日はもっと元気になる!」
「もっと自信がつく!」など唱えてみましたが、

どこか心もとなく、本当にこれでよいのか・・・
と思っておりました。

■それに比べると、

こうした心理学を背景にした
具体的な方策を先人が研究をしていることは
より説得力があるし、具体的です。

それを活用しない手はありません。

そうしたものを指針とすることで

行きたい場所にたどり着くための
道標になるように思います。

(厳密には「幸せを感じ続ける」なので
”居たい場所”だと思いますが)

■私も、この本で言われている

以下の12の行動習慣を
スマフォの壁紙に貼り付けるようにしてみました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<幸せがずっと続く12の行動習慣>

1,感謝の気持を表す
2,楽観的になる
3,考えすぎない、他人と比較しない
4,親切にする
5,人間関係を育てる
6,ストレスや悩みへの対抗策を寝る
7,人を許す
8,熱中できる活動を増やす
9,人生の喜びを深く味わう
10,目標達成に全力を尽くす
11,内面的なものを大事にする
12,身体を大切にする瞑想と運動

(Lyuborirsky,2007)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日々意識して行動できるので、
とてもおすすめでございます。

■最後に、以下書籍の内容の概要です。

(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇「結婚後、幸福に感じる期間は約2年!?」世界15カ国で翻訳されたベストセラー
人はいくつになっても、自分が思ったときに変われる!

幸せな人を観察して、研究して、科学的に証明した、「幸福度の高め方」。
全米で注目の心理学者が20年以上にわたって、研究の大半を捧げた「幸福を構成する3つの要因」をもとに、「最も幸福な人の考え方や行動パターン」を紹介します。
考え方の具体例は…
・かなりの時間を家族や友人とすごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる
・誰に対しても感謝を表わすのが苦にならない
・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い
・未来を考えるときは、いつも楽天的である
・人生の喜びを満喫し、現在を生きようとしている
・毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としている
・生涯にわたる目標や夢に、全力を傾けている
などが挙げられます。

◇ブータンをはじめ世界的にも「幸福度調査」が行なわれるなか、「幸せ」を研究し続けた注目の1冊

ブータンの「国民総幸福量(GNH)」が話題になっているのをはじめ、世界的に不安定な経済の状況下、
GNPや物質的な豊かさに代わり、幸福度調査(2006年英レスター大・エイドリアン・ホワイト教授による調査)が注目されています(日本は178カ国中90位)。
「世界一幸せな国ブータンの秘密」をはじめ、「不幸な結婚生活と幸福な結婚生活の決定的な違いはケンカのしかたにあった」
「結婚の幸福感は2年しか続かない」「トラウマを乗り越えた人たちに共通する経験」「お金があっても、美しくても幸せになれない理由」など、
すべて経験に基づいたデータや調査など科学的な研究を基盤として書かれているので、具体策も多く、わかりやすい解説になっています。
これまでの心理学が精神的障害や人間の弱さに焦点があてられて研究されていたのに対し、
本書のベースとなる「ポジティブ心理学」は、強みやプラスの面に注目した、人間がよりよい人生を送るための学問です。
「ポジティブ心理学」は、心理学の新しい潮流となっており、日本でも関心が高まりつつあります。

※Amazon本の紹介より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)

オススメの一冊でございます。
ご興味がある方はぜひ!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<今週の一冊>

『幸せがずっと続く12の行動習慣』

ソニア・リュボミアスキー/著


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