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3290号 2023年2月25日

TOEICが趣味の人 ーアプリで3年で400点から980点になった話ー

(本日のお話 2022字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は保険会社の営業店向けの
対面&オンラインハイブリットの
「生産性向上研修」の実施でした。

(ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!)



さて、本日のお話です。

昨日の研修のお昼に

研修の担当者の方とお話をする中で、
興味深いお話を聞きました。

結論からすると

「TOEICをアプリだけで
 400点→980点までスコアを上げた」

というお話です。


今日はそのお話からの学びと気づきを
皆様に共有させていただければと思います。

それでは、早速参りましょう!

タイトルは



【TOEICが趣味の人 ーアプリで3年で400点から980点になった話ー】



それでは、どうぞ。



■昨日のランチタイムのお話。

先方の研修の企画・運営に
関わっていただいた方は
2名いらっしゃいました。

その際に、
こんな話になりました。



出身地の話をしていたところ
1人の男性の方はハワイ出身とのことで


「へー、Yさんは、
 海外出身なのですね。
 じゃあ、英語もきっとご堪能なのですね」
 
と話をしていました。

「いや、7歳まででしたので全然。
 中学校まではアドバンテージありましたが、、、

 それより英語といえば、Sさんですね。
 TOEICが980点(990点満点)なんですよ」

と隣にいらっしゃった、
女性の方に水を向けられました。



■思わず

「えっ、すごいですね。
 帰国子女や、留学されていたのですか?」
 
と聞くと、

「いや、全然。
 スマフォのアプリです」
 
「TOEICが3年前は400点だったんですが、
 980点までスコア上がりました」

とのこと。

 
、、、ん!?

疑問が膨らみます。

確かに私もスマフォのアプリで
英語の勉強をしたときはありました。

、、、が、全く続かず。

そして周りにも
たくさんある英語アプリはありますが

アプリで成績を上げた人は、
あまり聞いたことがなく前のめりになります。




■湧いてきた疑問を、
ぶつけてみます。

「でも、アプリだと継続するのが
 難しくないですか。
 どうやって、学習を継続したんですか?」
 

すると、このように答えらました。


「ただTOEICのテストも、
 30回くらい受けてるんです」


とのこと。



■ちなみに
TOEICのテストは年間10回。

ゆえに、3年間の間
ほぼ毎回受けていることになります。

詳しく聞くと
こういうことのようです。


・最初テストを受けた。
 そのときは400点で低かった。
 
・しかしその後、
 アプリ→テストをやると
 その都度上がるのが楽しかった。
 
・TOEIC受ける→アプリで勉強を
 ただただ繰り返していた。
 気づいたら毎回受ける習慣ができていた


とのこと。

実際のところ、

他の習慣は続かないけれど
英語のこのパターンはハマった、

といっていました。



■このお話を聞いて、

『学びのサイクル』

についてとても大切な教訓を
得たように思いました。


思うに大事なのは、

ーーーーーーーーーーーーーーー
1)フィードバックをもらう
 (TOEICを受け現状を知る)

2)改善する
 (アプリで伸びしろを強化する)

3)また挑戦する
 
ーーーーーーーーーーーーーーー

このサイクルを

高い質と量を担保しつつ
いかに回すことができるか、

だと思ったのでした。



■そしてTOEICをはじめ
テストとは、

まさに極めて客観的な
フィードバックの場です。

どれだけ言い訳しても、
自分の今の現状が映されます。


テストに向き合うことは
ストレスでないかと言えばストレス。

実際にテストを受けるのも
時間的にも精神的にも消耗します。

ゆえに、

「受け続ける」

という選択にも、
意志が必要になるのかもしれません。


ただ、その「学びのサイクル」

・フィードバック(テスト)
・改善のループ(アプリ)

にやはり不可欠なことだと思われまs。



■その人いわく、

「だんだん毎回受けてくると
 いつしか受けないと気持ち悪い、
 みたいな感じになっています」
 
とのこと。

最初は上昇する気持ち良さを感じつつ、
いずれフィードバックの場を
当たり前として受けるように習慣化する、

、、、ここに成長の真髄があるようにも思いました。



■私ごとですが、

研修を行った際に
フィードバックを頂きますが、
それによって進め方やコンテンツを
改善する機会になっている、

と思いますし、

またプライベートの趣味で
やっているピアノも、

先生に聞いてもらって
フィードバックをもらうと、
やはり自分の改善点に気づき、
どうすればいいのか方向性が見えるようなる、

と感じます。


大人になると
「フィードバック」を貰える機会は
どんどんなくなっていきます。

それは成長の機会が一部失われる、
ということも意味するのかもしれません。


とすると、それらは

”意図して自分で作る”

ことが必要なのだろう、
そんな事も併せて感じました。



■ということで、

TOEICが趣味の人
(というと誇張かもですが)
のお話から

ーーーーーーーーーーーーーー
1)フィードバックをもらう
 (=TOEICを受け現状を知る)

2)改善する
(=アプリで伸びしろを強化する)

3)また挑戦する
ーーーーーーーーーーーーーー

ことの可能性と大切さを
感じた次第でございます。


いわゆる、
『フィードバック探究』

大事ですね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

私たちは皆、フィードバックをくれる人を必要とします。
そうして、改善されるのです。

ビル・ゲイツ
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