今週の一冊『課長 島耕作』
(本日のお話 1546字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は終日、企業研修&懇親会でした。
リベラルアーツがテーマであり
自分が語る資格があるとは
到底思えないテーマでありますが(汗)、
色々な方から教えていただき、
私自身が感銘を受けたリベラルアーツにまつわる面白いお話を
皆様におすそわけさせていただいた時間でした。
「知れば知るほど、何も知らないことを知る」
(アリストテレス)
まさにそう思います。
自分基準で、昔よりは
色々と知識が増えたはずなのに、
「何も知らない感」は増すばかり。
ゆえに、
”生きている限り、学び続けるもんだ”
と受け入れることが大切なのだろうな、
そんな事も考えた時間でございました。
しかし、楽しい時間でした!
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介させていただく、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は
========================
『課長 島耕作』
弘兼憲史 (著)
========================
です。
■「最近、漫画の紹介ばっかりですね」。
、、、と突っ込まれそうですが
(『血の轍』『ヒロアカ』といい笑)
言わずと知れたサラリーマン漫画の金字塔。
名前は聞いたことがあるものの、
これまで読んだことがありませんでした。
■少し前に、
学生時代の先輩で活躍されている経営者の方に
(仕事について、仕組み化しており
時間を持て余している)
「休みの時間って、なにしてるんですか?」
と聞いたところ
「マンガ読んでるよ?
『クッキングパパ』とか」
え、なんでクッキングパパなんですか?
と問うてみると、
「だって、ずっと続いている作品が
面白くないわけがないじゃん」
とのこと。
■たしかに、
サザエさんでも
ドラえもんでも、
ドランゴンボールでも、
クッキングパパでも、
(そして今回ご紹介の『島耕作』でも!)
”昔から続くものは、
惹きつける何かがある”
というのは大変納得したのでした。
■、、、という前置きの上で
ふと見つけたのが
マンガアプリにて無料で読めた
『課長 島耕作』
です。
名前を聞いたことがあるものの、
読み始めてみると、実に面白い・・・!
(ゆえに、ハマってしまい、
課長から「部長」になり、
現在は「取締役」まで読み進めています)
■ちなみに、この作品、
何が面白いかと思うと、
たいへんおモテになる島耕作の
色恋ももちろん面白いのですが(笑)
ある意味、
”人と組織の参考書”にも
思えなくもないわけです。
例えば、
「日本の大企業の社内政治とは、
一体どういったものなのか?」
とか、
「パワハラやセクハラをした人が
どのように内部告発され、
閑職に飛ばされていくのか」
とか、
「上司が変わると、
なぜ売上が上がったり下がったりするのか?」
などが、
キャラクターが織りなす物語として読むことで
こういうこと、あるある、、、
と実にイメージがつくのです。
■その他にも、
”海外中駐在の話”
”ワインにまつわる雑学”
”音楽業界にまつわる雑学”
なども、エピソードの中で
著者が調査をされたであろう
業界のお話なども詳しく理解ができるので、
なんとなく物知りになった(ような気がする)
感じがあるのも、面白いところ。
島耕作自身が、
さんざん酷い目に合わされた中でも
自分の軸をぶらさずに
トラブルに向き合っていくさまも
かっこよくて憧れてしまいます。
(そりゃモテるわけだ)
■ビジネス書もいいですが、
ふう、と疲れて
難しい本読みたくない!
というときに
人と組織に翻弄されつつ
生き抜く島耕作を見ていると
不思議と元気と勇気をいただけます。
ということで、お勧めの一冊でございました。
次は『クッキングパパ』も読みたいですね。
(←まんが以外読め!ですねw)
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
=========================
<今週の一冊>
『課長 島耕作』
弘兼憲史 (著)
==========================