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3299号 2023年3月6日

キャリアコンサルタントの資格取得への旅(1)ーキャリコンにどうやってなるの?編ー

(本日のお話 2356字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、
キャリアコンサルタントの試験、
また夜は10キロのランニングでした。



さて、繰り返しになりますが、
メルマガでもお伝えしてきました
キャリアコンサルタントの試験の学科試験が終わりました。

ある民間の機関から
回答速報が出るのですが、
それにより、学科の結果(暫定)がわかりました。

結果は、

【40点/50点】

でございました。

合格ラインは35点なので
大丈夫そうです。

いやはや、よかったよかった。



さて、本日のお話です。

メルマガの読者の皆様に、
キャリアコンサルタントに興味がある方も
いらっしゃると聞いております。

ゆえに、

この勉強の過程で得た知識について
きっと役に立つこともあるのではなかろうか、

と思っております。

ということで忘れないうちに
整理をしつつ、皆様にご共有できればと思います。

それではまいりましょう!

タイトルは

【キャリアコンサルタントの資格取得への旅(1)ーキャリコンにどうやってなるの?編ー】

それでは、どうぞ、

■『キャリア』とは

出世とか昇進だけではなく、
その個人が仕事に関わる歩みすべてを表す、

「働く人生そのもの」

とも言える言葉です。

キャリアの持つ言葉の意味を
テーマにしただけでも
実に多くの研究者の意見があります。

しかし、”働くこと”は

悩みも喜びも
やりがいも葛藤もある、

人生の旨味が凝縮された
そんな世界だと私は感じます。

ゆえに、実に魅力的な言葉だと
個人的に感じております。

■そして

『キャリアコンサルティング』

ですが、

”個人のキャリア形成に関わる相談を
総称するもの”

とされています。

キャリアコンサルタントは
これを行う専門支援者とされており、

・名称独占の国家資格である

・企業、ハローワーク、教育機関
労働力需給調整機関などで活躍している

・登録者は6万644人(2022年2月時点)

などの特徴を持つそうです。

■ちなみに、

このキャリアコンサルティングの需要は
年々高まっているようです。

まず、国が「キャリア形成」
という言葉を使い始めたのは
2001年に遡ります。

・労働者の雇用の安定のために
「職業生活(キャリア)の設計」が必要だよね(2001)
と法律で定義され


・じゃあ、この設計に関わる
専門支援人材を整えよう!となり(2002)


・キャリア・コンサルティング実施のための
能力体系をまとめて、技能検定も作りましょう(2002~2011)


・キャリアコンサルタントの能力評価試験制度が開始され、
名称独占の国家資格になった(2016)

という歩みを経てきました。

■その後も、

「人生100年時代」
「働き方改革」

など、働き方に関して
社会環境、産業構造・労働構造も
どんどん変わってきていますので、

必要な能力も、その都度、
改正されながら今に至っています。

そして、その需要も
浸透の必要性もますます高まっている、

と思われます。

そんな背景もあるので

「キャリアって面白い」
「働く人の支援をしたい」

という方にとっては、
興味深い資格であるかと思います。

■さて、では実際に

そんなキャリアコンサルタントに
なるためには、どのようなプロセスが
必要になるのでしょうか?

以下、簡単にまとめてみたいと思います。

ステップとしては

1)養成講座に行く or 実務経験を積む(3年以上)

2)キャリアコンサルタントを受験する

3)キャリアコンサルタントになる

です。

■まず、

「1)養成講座に行く or 実務経験を積む」

についてです。

「キャリアコンサルタントの勉強方法」は
2パターンあります。

1,民間の養成講座で学ぶ
2,独学で勉強

のいずれかです。

民間の養成講座は
30~50万円ほど費用がかかります。

しかし、教育訓練給付金があるので
最大70%が支給されます。

一方、

3年以上の実務経験がある人は
養成学校に通わなくても受験資格が得られるため、
独学での対応も可能です。

どちらでも、

「150時間程度の学習時間が必要」

とありましたが、

私は独学で学んだ組として
ゼロベースから学んでも、

それくらいあれば
十分に、資格取得はできる印象を持ちました。
(まだ、受かってませんが、、、)

■次に、

「2)キャリアコンサルタントを受験する」

です。

「キャリアコンサルタント試験と合格率」
についても触れてみたいと思います。

キャリアコンサルタントは

「学科」「実技(論述&面接)」
という2科目の試験に分かれています。



まず「学科」の試験ですが
持ち時間は100分です。
(ほとんどの人は時間が余ります)

・キャリアに関する理論
・労働市場や制度、
・カウンセリングの技法
・キャリアカウンセリングの倫理

などについて4択で広く問われます
35点(50点)で合格です。

学科試験の合格率は、
直近(2021)では「61.7%」でした。

次に、「実技」ですが

・論述(50分の筆記試験。
キャリアカウンセリングの逐語録を読み、
設問に対して、記述で答える。
これは時間がカツカツです)

・面接(15分ロープレ+5分の口頭試問)

の合計で判定されます。

実技試験の合格率は
直近(2021)は「57.7%」です。



そして

学科&実技の同時合格率は
「43.9%」となっています。

■これらのことから

「キャリアコンサルタントの難易度」

を考えてみると、

国家資格の中では
50~60%というのは、

(社労士7.9%などと比べると)
比較的取得し易い、

と言えそうです。

※参考までに
「国家資格の難易度ランキング」では、

超難関 S(弁護士、医師、司法書士など)
難関  A(中小企業診断士、社会保険労務士など)
普通  B(宅地建物取引士、保育士など)
やや易しい C(ITパスポート、FP技能士2級など)
易しい   D(普通自動車免許、食品衛生管理者など)

にて、

キャリアコンサルタントの難易度は
「普通 B」

に含められていました。

■ということで、

キャリアコンサルタントの資格諸々について
まとめてみました。

ということで、

実際、独学の場合
どのような勉強をしたのか、

については明日に続けたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

成功の秘訣は、何よりもまず、
準備すること。

ヘンリー・フォード

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