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3300号 2023年3月7日

キャリアコンサルタントの資格取得への旅(2)ー独学で何をすればいいか?編ー

(本日のお話 3005字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

今日で3300号!!キリ版です。
(パチパチパチ←自分に)
また一歩一歩、積み重ねていきたいと思います。



さて、本日のお話です。

昨日に引き続き、本日も

「キャリアコンサルタントの資格取得への旅」

をテーマにお届けしたいと思います。

改めてですが、

キャリアコンサルタントに興味がある、という
人事関連の方が一定数おりますため、
その方の今後のお役立てばよいな、

という思いで書かせていただきます。
(関係ない人、すみません)

私もアドバイスを資格保持者から
諸々いただきましたので、

おすそ分けのバトンを
渡させていただきたいと思います。



ということで、早速参りましょう!

タイトルは

【キャリアコンサルタントの資格取得への旅(2)ー独学で何をすればいいか?編ー】

それでは、どうぞ。

■昨日の10時に、

第22回キャリアコンサルタントの
学科試験の回答が、正式な機関の
ホームページから発表されました。

その結果、私の学科は

「40点(50点中)」

でした。

合格点の35点を超えていたので
学科としては通過したことになります。

すごくいい結果、
というわけではないですが、

合格ギリギリでもない、
そこそこの結果といえるかと思います。

■さて、私(紀藤)は今回

「経験者受検」なるものを
選択しました。

経験者受験とは
3年以上のキャリアに関する
実務経験がある人が選ぶもので

”養成講座に通わずに
「独学のみで勉強をする」パターン”

です。

ちなみに、
受験者の9割は
養成講座に通っているそうです

その中のコミュニティで
勉強する情報を得られたりするらしいですが、

独学の場合、
それらのコミュニティに所属しないため、
自分で調べたり、勉強を完結させる必要があります。

■では、

そういった「独学」という文脈において

キャリアコンサルタントの試験で
学科合格のレベルを目指すにあたって、

n=1の紀藤のケースより

1)いつから、どのように勉強を始めたのか?

2)試験対策は、具体的にどうやったのか?

について、

ご共有できればと思います。

重ね重ねですがあくまでも、
私(紀藤)のケースの場合です。

向き不向きもあると思うので、
その点はご参考までに、ということで
よろしくお願いいたします。

■まず、

「1)いつから、どのように勉強を始めたのか?」

についてお伝えします。



ちょっと遠回りですが、
そもそもキャリアに関して興味を持ったのは

2022年10月~12月にあった
立教大学大学院の「キャリアとリーダーシップ論」
という授業を受けたことがきっかけでした。

この授業では、
「キャリアの理論」に関して
基礎的なことを学びました。

各代表的なキャリアの理論家が提唱した
考えやワークを学生がまとめて発表する、そんな授業。

例えば、

・エドガーシャインの「キャリア・アンカー」
・ホランドの「6つのパーソナリティ・タイプ」
・サビカスの「キャリア構成インタビュー」

をまとめて、みんなで体験する、
みたいなワークです。

これが短い時間で
いろんな人の価値観や信念、
能力や働く動機の違いなどを知ることができて、

「めっちゃ面白いやん!」

と思ったのでした。

ある意味、
”ゆるやかに勉強が始まった時期”
とも言えそうです。

■しかし、

「試験に向けた勉強」

という意味では、
もう少し後、となるのでしょう。

やはり受験申し込みをしてからが
ちょっとだけ気持ちが変わりました。

キャリアコンサルタントの受験の申込みは、
受験日の約3ヶ月前ですので、

私がうけた2023年3月5日の第22回の試験の場合、
2022年12月24日が申込み締切でした。

この申込をしたところで、
「勉強していかないとな」と
思い始めたのでした。

■このあたりから

「私(紀藤)なりに
どのように勉強したのか」

が始まりました。

しかし、

大学院の論文提出と口頭試問が
1月にあったので、あまり時間はとれません。

当然仕事もありますので、、、。



その中で、私の勉強法は、
以下の一択でした。

『キャリアコンサルタントの中心的な2冊を読み
メルマガで学んだことをアウトプットする』

という方法です。

題材とした本は以下の2冊です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(1)『新版 キャリアの心理学[第2版] キャリア支援への発達的アプローチ』
渡辺 三枝子 (著)


→ キャリアの代表的な理論について学ぶことができる。
めっちゃおもしろい。

(2)『キャリアコンサルタント・人事パーソンのための キャリアコンサルティング』
浅野浩美 (著)


→ 人事向けのキャリアコンサルタントに関する知識を
網羅的に学ぶことができる。見やすい、わかりやすい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

です。

どちらも、めっちゃいい本です。

キャリアに興味がある人なら
知的好奇心を満たしながら
読めると思います。

※ちなみに、ですが
キャリアコンサルタントの資格取得だけに絞るなら、
(2)の本よりも、

『キャリアコンサルティング理論と実際 6訂版』
木村 周 (著), 下村 英雄 (著)


のほうが、おすすめされています。

理由は、試験の設問が
上記の書籍から多数引用されているからです。

ただし言っていることは変わりません。
『キャリアコンサルティングの理論と実際」のほうが
やや密度高く詳しく書かれており、
学校教育なども入っているイメージ。

私はメルマガで書きやすそう
+人事に特化しているということで、

『キャリアコンサルタント・人事パーソンのための~』の

書籍に絞って学びました。

■それら本を題材に

メルマガを
大学院の論文の合間合間に
書いていました。

例えば、

・キャリアを紐解く4つのアプローチ
ー特性論・精神力動・学習理論・発達論ー

・カウンセリングにおける5つのアプローチとは?
ーキャリアにおけるカウンセリングの理論(後編/包括的・折衷的アプローチ)ー

・カウンセリングってなんだ?
ーキャリアにおけるカウンセリングの理論
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11089/

、、、などなど。

振り返ってみると、

・1月に16本
・2月に4本

合計20本

キャリアの理論やカウンセリングをテーマに
メルマガを書いていました。

このことを通じて、

「キャリアの理論」
「カウンセリング理論」

については下地づくりをしました。

■一方、反省点として

・労働市場の知識
・労働政策/労働関係法令
・社会保障制度

などの制度的な話は

メルマガに内容的にするのが難しかったため、
ほぼ無視して、ギリギリで勉強しました。

ゆえに、試験でも、
「✕」を大量に重ねる結果となりました(汗)

一方、
キャリア理論や
カウンセリング理論は
ほぼ間違いはありませんでした。

やっぱり、
しっかり咀嚼してアウトプットしたことは
理解が深まっているのだと痛感します。

■ということで、今日のまとめです。

キャリアコンサルタントの資格取得に際して

>「Q、いつから勉強したのか?」

・ゆるやかには、「6ヶ月前」
(=授業でキャリア理論に触れ始めた)

・本格的には、「2ヶ月前」
(=キャリア理論のメルマガを書き始めた)

>「Q,どのように勉強したのか?」

・『新版 キャリアの心理学[第2版] キャリア支援への発達的アプローチ』
渡辺 三枝子 (著)

・『キャリアコンサルタント・人事パーソンのための キャリアコンサルティング』
浅野浩美 (著)

の2冊についてメルマガでアウトプットすることで
知識の”下地づくり”を行った

となります。

振り返って思うと、

「上記の中心的な2冊を学べば、
独学でも十分いける」

と思います。

■明日は、試験対策に向けた

1ヶ月前からの勉強について
お伝えしていきたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

何はともあれ、夢を見るためには書斎とドア、
そして、ドアを閉め切る意思がなくてはならない。

スティーブン・キング
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