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697号 2016年1月11日

キムタクは、キムタクたるべく、"キムタク的 準備"を怠らない"

(今日のお話 1805文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

本日はこれから「ダイヤモンド経営塾」にて
お友達になった皆さまとゴルフ。

そしてコースに出るのは3回目です。
ゴルフスクールで練習はしたものの、
準備不足感は否めず、ちょっと心配です。

とにもかくにも、
楽しんでまいりたいと思います!



さて、本日のお話です。

ゴルフにも通じますが、

プレゼンや商談、ミーティングなど
特に仕事においては、

”本番に向けての事前準備”が、

とかく重要だと言われます。

本日は、この「準備に臨む姿勢」について、
非常に参考になるお話を聞きましたので、

皆さまにご紹介をさせて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■「ハウルの動く城」という映画がありますね。

これは、日本が誇るアニメ界の
巨匠であるジブリの作品です。

ご覧になられた方も、
きっとたくさんいらっしゃるかと思います。
(面白いですよね!)

さて、この中で、主人公の一人である
「ハウル」の声優役を、
誰がやっているかご存知でしょうか?

このハウルの声優は、
キムタクこと「木村拓也」さん。

当時、話題になりました。

この裏話について、
『ジブリ汗まみれ』というポッドキャスト(ラジオ)番組で、
面白い話が紹介されていました。

(ちなみに、ジブリ汗まみれとは
 ジブリで宮崎駿監督のパートナーであり、
 総合プロデューサーとして活躍をしている鈴木敏夫氏が、
 ジブリ作品や、世の中の色々なことについて放談をする、
 緩くて楽しい番組です。)

その中で、鈴木敏夫氏が、
「キムタクがハウルの声優になるまで」の、
エピソードを語っていました。

こんな内容だったと思います。


~~~~

鈴木氏
「最初ね、ジャニーズ側から、オファーがあったんだよ。
 木村拓也が
 『ジブリ作品にチャレンジしてみたい』
 って言ってる、って。

 最初は、「キムタクかあ、、、」と思ったけど、
 とにもかくにも、オーディションに来てもらったの。

 ちなみに、オーディションの時は普通、
 台本を持って役を演じるのね。

 、、、ところが、驚いたことにキムタクは、

 『セリフを完全に覚えてきた』んだよ。役者みたいに。

 それで、何も見ずにハウルを演じた。

 そして、彼が演じるハウルの第一声を聞いたとき、

 直感で、「いいじゃん、、、」って、思っちゃったんだよねえ。」

~~~~


■どのように感じましたでしょうか。

私は、このお話を聞いて、
「キムタクすげえな」と純粋に思うと同時に、

”プロとしてのあり方”

を考えさせられたように感じました。

だって、別に公の舞台ではないから、
報道をされることもないわけです。

わざわざセリフを完全に覚える必要もないし、
ジブリから求められたわけでもない。

それでも、キムタクは、
自ら「チャレンジしたい」と宣言をし、

そしてそのことに対して、
「セリフを完全に記憶をする」くらい”完璧な準備”をして、
本番に臨んだわけです。

普通にプロとしてスゴイですよね。



キムタクと言えば、
誰もが知る一流アイドル。
常にトップを走ってきた大御所です。

だからこそ、顔も利くだろうし、
キムタクだからこそ、
集まってくる仕事もあるはず。

キムタク、キムタク、と
世間から祭り上げられる。

だから「俺はキムタクだぞ」ごとき
”驕り”が、本人にも生まれてもおかしくはない。

でも、この話から伝わる彼の姿は、
謙虚で、努力家で、プロたるべく真剣さしか感じません。


■そして、思ったのです。

もしかして、「キムタクだから仕事が集まる」のではなく、

”『キムタクはキムタクたるべく、最高の努力をしている』 。
 だからこそ、彼は常にトップを走り続けていられるのではないか”

と。

世間が求めるキムタクであり続けるためには、
常にカッコよく、完璧でいなくてはなりません。

”現状維持のキムタク”なんて、
おそらく、誰も見たくないでしょうから。

だからこそ、期待に応え
彼はその”役割”を全うするためにも、

”『キムタクたるべく、キムタク的 最高の準備』
 でハウルのオーディションにも臨んだのではないか”

そのように感じるのです。


■そして、このエピソードを私達に当てはめて考えてみると、
学ぶことも多いはず。

”自分がそこそこ頑張っている、その分野の「二流」である”

と捉えたら、その努力の質、
準備の仕方も、「二流」でしょう。

しかし、キムタクのように

”自分のことを、その分野の「一流」である”

と考えたら、どうか。

考え方も、やるべき行動も、
準備の仕方も、努力の仕方も
全ての基準がぐっと高くなるはず。

そうすれば生み出す結果も、
おのずと変わることは想像に難くありません。

『「自分への意識」を変えることで、行動が変わり、結果が変わる』 わけです。

私たちは、キムタクにはなれませんが、
自分が専門とする分野において、
自己を成長させ、より高い成果を生もうとするのであれば、

【キムタク的 最高の努力】

【キムタク的 最高の準備】

を心がけ、常に期待を超えていきたい、
そのように思う次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 誰よりも、
三倍、四倍、五倍、勉強する者、
それが天才だ。

野口英世

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