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694号 2016年1月8日

ズルくて、巧い仕組み

(今日のお話 1710文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は営業研修「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」の
実施1日目でした。

参加者の皆様の向上心の高さ、
学ばれる意欲が高さに刺激を受けると共に、
そんな姿を拝見して、嬉しい気持ちさせられました。

皆さま、2日目もどうぞよろしくお願いいたします!

また、昨日の夜は、
年明け第一回目のゴルフスクールでした。

年末年始にゴルフコースに出て、
自分の至らなさを思い知り、
「地道な努力がなければ上手になるはずもない」
と原理原則を噛みしめるとともに、
練習に気持ちが入った時間でした。



さて、本日のお話です。

先日より『投資は「きれいごと」で成功する』
(著:新井和宏氏)についてご紹介しておりますが、
本日もその続きです。

この話は今日で最後。
面白い本でしたので、気になる方は、
ぜひよろしければお手に取られてみてください。

テーマは、
「ズルくて、巧い仕組み」。

それでは、どうぞ。

■「いい会社」には、「いい仕組み」がある。

私自身、色々な会社を回っていて、
つくづくその通りだな、と思います。

いいことを言っている会社は、
いくらでもあります。

ホームページやIR情報を見てみると、

・経営者の挨拶
・企業理念
・人材育成ポリシー
・我が社が大切にしていること

など、素晴らしいことが
たくさん書かれていますね。

むしろ、悪いことが書いてある会社など、
見たことがありません。

でも、実態はどうか、と言われると、
「?」の会社も残念ながらたくさんある様子。

とすると、乱暴に言ってしまえば

「立派なコトを掲げるのは、簡単」

という話になるのでしょう。



思うのですが、
難しいのは、”掲げた立派なコト”を、

「言い続けて、そして従業員に、実際にそのように動いてもらうこと」

ではないでしょうか。

例えば、企業理念が、

「イノベーションを大切にする」、

とあったとします。

でも、残念ながら、ただただ
「イノベーションが大事だよ!」
と言い続けるだけでは、
実際に社員の方が動くのに、十分ではないのでしょう。

そして、そこで大切になってくることが、

”仕組み”

であると思うのです。


■”仕組み”とは何か。

このことを考える上で、
面白いエピソードが紹介されていました。

「未来工業」という
ある岐阜県の会社があります。

この会社の”仕組み”が、
ちょっとズルくて、巧いな、と
思わされる仕組みなのです。

未来工業の社是は「常に考える」。

これを体現するために、
あるユニークな制度があります、

それは、

『アイデアを会社に提案すると500円もらえる』

というもの。

どんなアイデアであっても500円を貰えるという、
何とも美味しく、嬉しい制度。

特に給料日前などは、
社員が500円で昼食が食べられるから、
アイデアが殺到するのだとか。

すなわち、「常に考える」という
立派なコトを考えてもらうにあたって、

ある意味、
『ちょっとずるくて、巧い仕組み』によって、
行動を促しているわけです。

結果、

・会社はより生産性が上がる仕事の仕方を生み出せたり、
・新商品のアイデアが生まれたり、
・前向きな気持ちで仕事に取り組めたり、
・はたまた人件費が下がって残業時間も減る

などの効果もあり、
「常に考える」と社是にて言われていることが、
現実化されている。

そんなお話でした。


■いいことを掲げたり、口で言う事は簡単。

でも、いくら

「挑戦だよ、挑戦!」
「イノベーションを起こそう」
「協力と創造が大事だよ」

と声高にいっても、
やる人に何にもメリットがなければ、
実行されるために十分ではないのだと思います。

立派な行動指針や社是などは、
評価や制度など”仕組み”とセットになって、
より力を発揮する、

そんな自転車の両輪のごときものだと思うのです。



ちなみに、会社だと単位が大きくなりすぎますが、
この話は、私たち個人個人に置き換えても、
同じことが言えると思います。

意志や想いだけで、
愚直に続けることは、なかなか難しい。

だから、
「ダイエットに成功したら旅行に行く」とか
「1週間勉強出来たら、ハーゲンダッツ」とか、
思いを形にする、ちょっとした仕組みなども考えると、
効果的なのだと思います。

人を動かすのであれば、

良い意味で、

【ズルくて、巧い仕組み】

を作ることが大事なのだろう、
そのように思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 不潔な工場に善良な職工なし。

ヘンリー・フォード

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