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1778号 2018年12月30日

今週の一冊『ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』

(本日のお話 2254字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、年明けのワークショップに向けて、
ひたすら「リベラルアーツ(教養)」の勉強。

そして夜からは友人のご夫婦の自宅に遊びに行き、
妻も含めて4人で忘年会でした。


リベラルアーツについて、学べば学ぶほど
”自分が何も知らない”ということを突きつけられ、
勉強不足だなあ、、、と焦りを感じます。

しかし学ぶほど、自分がよく知らなかった、

・国際問題の話
・領土問題の話
・政治の話
・憲法の話
・美術・芸術の話
・宗教の話

などが、繋がってきて目の前が拡がる感覚を覚えます。

今年の年末年始は、
ひたすら歴史やリベラルアーツについて、
時間の許す限りインプットしてまいりたいと思います。

そしてその学びを、皆様に共有して、
一つでも気付きを提供できればな、と思いつつ。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

=========================

『ハーバード、オックスフォード…
 世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』(著:福原正大)



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です。


■私の友人であり、リーダーシップのプロである
コンサルタントの藤田勝利さんから教えてもらった話があります。

彼は、「ドラッカースクール」と呼ばれる
米クレアモント大学にて、MBAを取得された、大変優秀な方。

最近は、日経ビジネスONLINEで連載もしていました。

※参考『ドラッカーと考える「民主主義と経営」』
 https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/16/091400022/112200011/


そんな藤田氏と先日話をしていて、

”「リベラルアーツ(教養)」を学ぶとはどういうことか?”

について、こんな話を何気なくされており、
とても学びになりました。

曰く、

「リベラルアーツカレッジというところでは、
 先生は、答えを言わないんです。

 答えなき答えを投げかけ、ひたすらモヤモヤさせる。。。

 でもそういった”答えなき問い”を、
 自分自身が、深く考えることが、
 ”リベラルアーツ(教養)”なんですよね」

、、、

とのこと。


■シンプルな話なのですが、
この話を聞いて、妙に納得してしまったのです。

確かに、”知識”は大切。

でも、あくまで”知識”は「ツール」であり、
考えるための「素材」にすぎない。

変化していく世の中で、
”知識”をいくら溜めても、「それ単体」で、
なにか変えられるわけではない。

・自分が選択してその選択に責任をとる、
・後悔をしない人生を送る、
・真に組織に、社会にインパクトを与えようとする
・誰も取り組んだことがないことに取り組む、

、、、そのためには、

「自分で”問い”を立てる力」

が重要になる、

そんな本質的なことが、

「答えは言わない、モヤモヤさせる。
 それがリベラルアーツ(教養)である」

という言葉に見えたような気がしたのでした。


■例えば、「自分自身の人生」でもそうです。

仮に、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『最高に満足できる人生を送るために、
 私達に、必要なものは何なのだろうか?』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

という、「答えなき問い」があった場合。

ただただ世の中が示す、
「ステレオタイプ的な答え」ではなく、

自分自身の中で納得いく、
自分自身のための「答え」を、
明確に言葉にすることができるか否か。

そもそも、そんな「答えなき重要な問い」に対して、
そもそも考えたことがあるか否か。

それに対して、

「わかりません。考えたこともありません」

としている人と、一方、

「答えは人それぞれでしょうが、私の答えは、◯◯です。
 そしてそのように日々行動しています」

と明確に言葉にできる人を比べたとしたら、
きっと、後者の答えを出せる人の方が、
”人生に対する主体性”は強いように思いますし、
”人生を切り開く歩みの力強さ”もより大きいように、私は感じます。


■そして、「自分の人生」だけではなく
”仕事における役割”でも、そうなのでしょう。

例えば、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『今の会社をよりよくするために、 
 本当に必要なものは、何なのか?』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

という「問い」を自ら打ち立てることができるかどうか。

そして、それらの「正解がない問い」に対して、
自ら答えを模索し、考え抜こうとする。

見えない未来に対して、自分で道を切り開こうとする。

そういった行為にこそ、
”真の組織人としての価値”があるのではなかろうか、

そのようにも思うのです。


ただただ、受け身で「求められたことをするだけ」では、
これからの時代、生き残っていくことはますます難しくなるはず。

ゆえに、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1,自ら「問い」を打ち立てること

2,「答えなき問い」について、考え抜く力を磨くこと

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これらのことが、
非常に重要になってくるのだろう、

そう感じています。


■そして、「今週の一冊」としてご紹介の

『ハーバード、オックスフォード…
 世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』(著:福原正大)。


これは、まさしく上記でお伝えしたような、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1,自ら「問い」を打ち立てること

2,「答えなき問い」について、考え抜く力を磨くこと

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

を、どのような考える軸を持ち、
そして、考えればよいのかのヒントが書かれています。


皆様も一度は聞いたことがあるであろう、
”過去の著名な「哲学者」や「社会学者」など考えを引用しつつ、
考えるための「とっかかり」を与えてくれる興味深い本です。

例えば、
世界史か、倫理か、何かで習ったことがあるような、
どこかで聞いたことがあるような、

・ジョン・ロック
・ソクラテス
・老子
・ルネ・デカルト
・ジョン・シチュアート・ミル
・岡倉天心

、、、

というような偉い方々(?)の考えを、
4ページくらいに事例を含めながらまとめてくれており、
非常に身近に感じることができます。

実は、「難しいことを論理的に言ってくれていたのが、偉人賢人なのだ」
という気付きをもらえる一冊です。


■2018年も、あと少し。
2019年は、更に激動の年となりそうです。

そんなときに、

”自ら問いを立てる力”

を磨くための、一つのヒントになるかもしれません。

哲学など好きな方は、特にオススメでございます。


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<今週の一冊>

『ハーバード、オックスフォード…
 世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方』(著:福原正大)



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