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1611号 2018年7月15日

今週の一冊『影法師』

(本日のお話 2050字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、ストレングス・ファインダーの
コーチの仲間との勉強会、そして懇親会でした。

多くの仲間たちが、かなりの金額を投じて、
この「ストレングス・ファインダー」の資格を取りに来ているため、
意識も高く、刺激的な方が多いです。

こういったコミュニティは、
学び合うという意味でも、大切にしたいな、
と改めて思った次第。

同じ志を持つ仲間、大事ですね。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。


今週の一冊は、

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『影法師』(著:百田 尚樹)



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です。


■一世を風靡した、

『永遠の0(ゼロ)』

という本があります。

岡田准一さんの主演で、
映画化もされた作品ですね。

本日の一冊は、その著者の百田尚樹氏が描く、

”男の生き様”

を見事に描いた一冊です。



この本の紹介には
”『永遠の0』に連なる代表作”と
説明書きがされていますが、
まさしく、そんな一冊です。


■思うのですが、人の人生には、


”「光」を受ける人”

”「影」として生きた人”


がいる、と感じることがあります。


それは「歴史」を想像してみると、
わかりやすい話かもしれません。

教科書に刻まれた有名人は、
「光」を受けたかもしれない。

でも、その背景には、勝った、
「影」として、でも確かに、
世界を前進させる一歩を刻んだ人が無数にいた、

そのように感じます。



あくまでも、
「光」とか「影」という表現は、

世の中で評価されたり、称賛されたり、
歴史に残ったりする、という意味です。

周りから、

「あいつはスゴイ」
「会社を変えた」
「本当に才覚がある人物だ」
「皆を率いた素晴らしいリーダーだ」

、、、

そんな風に、

”光が当てられる”

人を、憧れ、かっこよく思う。
そして、あんな風になりたい、と願う。

なんとなく、それが一つの、

「人生の成功のイメージ」

になっているように
感じることがあるのです。


もちろん、その人達も、
おそらく大変な努力をして、
そして、ようやく日の目を見る舞台に出たのでしょうから、
それはそれで、本当に称賛すべきことだと思います。


ただ、真に尊敬すべきは、
そんな生き方だけではない、

と思うのです。



■世の中を広く見渡していると、

毎日を真剣に生きて、
世の中に貢献するため命を削って、
自分の命をものともしない人が、

これまでも、そして今も、
存在していることに気づきます。


でも、その人達は、

”光が当たらなかった人”

は、間違いなく存在しているもの。

むしろ、そういった人のほうが、
多いくらいかもしれません。


■自分が人柱となり、
後世のために、命を燃やす。

後に続く人のために、
自分が「道」となる。


「人からの評価」という意味では、
その人生は、誰からも称賛されない。

むしろ、卑下され、
後ろ指を指されるかもしれない。


それでも、

自分の信念にしたがって、
自らが成すべきことを、
ひたすら成していく。


■認められたい、
褒められたい、
豊かになりたい、、、、
という気持ちを超えて、

「ただ、己の信念に従って、どう生きるか」

のみを追求していく、、、。


確かに、そんな人が存在している。


そして、私達は、
そんな「生き様」にこそ、

”人の強さ・美しさ”

を見て、心震わせられる、
と感じるのです。



■今週ご紹介する『影法師』は、
そんな意味が込められている、


「生き様とは何か?」


ということを、
深く、深く問われる一冊です。


そして、日本人が持つ、

「武士の心」

は、かつてそんな「生き様」を、
皆が大切にしていた、ということを思い出し、

”日本”という国に、
誇りを感じさせてくれる、

そんな本でもあります。


最後に、本書の紹介を、
Amazonの本の「商品の説明」より、引用いたします。

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▼『影法師』内容紹介


「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」

友はなぜ不遇の死を遂げたのか。
涙が止まらない、二人の絆、そして友情。

頭脳明晰で剣の達人。

将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。

下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、
彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。

二人の運命を変えた二十年前の事件。

確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。
その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。



「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。

「まことの侍の子が泣くな」

勉学でも剣の腕でも敵わない。
誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、
予想もしないものだった。

(引用:Amazon 商品の説明より引用)
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心震わされられる、アツすぎる一冊です。


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<今週の一冊>

『影法師』(著;百田 尚樹)



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