メールマガジン バックナンバー

1001号 2016年11月10日

米大統領戦から考える、「事実は(全部)見えない」という教訓

(本日のお話/2132文字 読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日「1000号でした」というテーマで
メルマガを書かせて頂いたところ、
本当にたくさんの方から、暖かいお言葉をいただきました。

皆さまにご返信できていないのが、
申し訳ないのですが、1通1通、
噛み締めて読ませていただいております。

(お名前をお出しできないのが、残念ですが、
 読んでいただいている、あなたやあなたのことでございます。)

コメントを頂き、勇気づけられるとともに、
賛否両論あるにせよ、
メルマガを書き続けてきたことは、
やはり間違っていなかったな、と確信できました。


やはり、読者の皆さまあってこそのメルマガ。

私も益々縦横無尽に動き回り、
そして得た学びを、皆さまにご共有してまいりたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。


※ちなみに、、、実はひっそりと(苦笑)、
facebookページがございます。

過去のバックナンバーなど、
評判が良かったものをシェアしております。

よろしければ、ご友人などのシェア頂ければ嬉しいです。

*

さて、本日のお話です。

昨日は、衝撃的な日でしたね。

それは、私の1000号の話、ではなくて、
”米大統領戦”の話です。


予想に反してドナルド・トランプ氏が勝ち、
非常に次から次へと来る速報に、
衝撃を受けたのは、私だけではなかったのではないかと思います。


政治の結果について、
どうこう言うわけではないのですが、
この一連の流れを見て、改めて思うところがありました。

ということで、

「米大統領戦に見る、「事実は(全部)見えない」という教訓」

というテーマで、
思うところをご共有させていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■米大統領戦、トランプ氏勝利。

この事実を、

「政治知的な大地震が起こった」
「世界に衝撃が走る日」

などと見る新聞、読むメディア、
あらゆる場所で目にした今朝。


やはり、予想は

「何だかんだ言って、クリントン氏でしょ」

という人が多いような流れでしたし、
事前の世論調査でも、
”クリントン氏優勢”とあったのは、
言われていた通りの話かと思います。


しかし、蓋を空けてみれば、
結果は、「予想外」と言われる結末を迎えました。



■そして、この流れの中で、
私が、非常に印象的だったことがあります。


それは、「トランプ氏勝利」の瞬間、
メディアのメッセージが、急に変わったこと。


実は、

・インドのAIはトランプ氏勝利を予見していた
・マイケル・ムーアはトランプ氏勝利と見ていた
・”世論調査の隙”を考えると正しいとは言えなかった
・ツイッタ―の調査などでは、トランプ氏の方が優勢だった

みたいに
「トランプ氏勝利」を予見する内容が、
次から次へと登場してきたのでした。


それはあたかも、
前から当然あったかのような、

そしてトランプ氏が勝つことが、
やっぱり当然であったかのような、

そんなメッセージでした。



■しかし、思うのです。


もちろん、センセーショナルな時事ネタなので、
喜ばれそうな記事が発信されるとしても。

上記に上げたような

「インドのAIがトランプ氏勝利を予見していた」
「マイケル・ムーア氏はトランプ氏勝利を予測していた」

という情報は、以前からあったはずなのです。

ただ、見えなかっただけ。



メディアの報道量の多寡はあるにせよ、
結局、私自身が、
「何だかんだ結果はクリントン」と思っていたこと、
それが与えた影響も少なくなかったと思うのです。


結果として


『”自分が共感できる情報”だけ取り込んでいた』


そのように思ったのです。



■そして加えて思うのです。

こういったことは、今回の米大統領戦だけでなく、

もっと小さな自分の会社とか、
プライベートの人間関係などでも、
同じことが言えるのではないだろうか、と。


「あの人は、嫌なやつに違いない
 だって、こんな酷いこと言った(という噂がある)らしい」

「そうよね、そう!
 そういえば、あの時も」

「わかるわかる、そうよね。
 そう言われれば、1ヶ月前の飲み会の態度だって、
 ヒドかった(気がする)」




そんな風に、


『”自分が共感できること”だけ取り込む』


ということを、
無意識に繰り返していく。


すると、本当は、
実際は”あの人”は、
そんなに悪い人でもなかったとしても、
「情報」が「確信」を深めてしまう。

すると、「確信」がまた「情報」を引き寄せる。

自分の信念から、
”共感できる情報”だけが目につくようになるのです。


結果、雪だるま式に
特定の考えが肥大化していくのです。

そして、

「アイツはイヤなヤツに違いない」
 (みーんないっているし)
 (あんなことも、こんなことも、そんなこともあった)

というように、
もし事実とは違っていたとしても
特定の考えに偏重してしまうのではないか

そのように思ったわけです。



■全ての情報を、
曇りなき目でみることは、
本当に難しいです。


しかしながら、


【今見ているものは、真実を捉えているだろうか】


という疑問を持ちながら、
日々過ごすことは、正しい判断をする上で、
非常に大切なことではないか、

そのように思います。


”曇りなき眼で、見定め、切る。”

(ジブリ作品「もののけ姫」アシタカより)


そんな姿勢を持ち続けたいものだと、
米大統領戦の結果から考え、感じた次第です。

これからどうなるのか、
気になるところですね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 あるものを正しく判断するためには、
それを愛したあと、いくらか離れることが必要だ。
それは国は人間、そして自己自身についても本当だ。

アンドレ・ジット

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