「論文検索に役立つ生成AI」の第1位は? ーGemini vs ChatGPT vs Perprexityで比較してみたー
(本日のお話 2058字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、3件のアポイント。
また4月から、立教大学のリーダーシップの兼任講師に加えて、
「高校生へのリーダーシップ教育」の授業も、1年間受け持たせていただくことになりました。
数十年ぶりの高校生との関わり、非常に楽しみでございます。
また夜は「東京マラソン」の事前受付のために
東京ビックサイトへゼッケンを取りに行きました。
もう、お祭り感がすごくて、Tシャツやらなにやら、色々買ってしまいました。
いよいよ2日後が勝負。暑くなりそうで、コンディション的には不安が残りますが、
後悔なきよう、調整もしっかり行っていきたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
本日は「論文の読み方」に付いてのお話です。
「論文」を読む。こういうと、一般的には、なんだかハードルが高く感じる人が多くいるかもしれません。
しかしこの「論文を調べる」アクションも、生成AIが登場してから、大変アクセスがしやすくなりました。
また、いくつもの生成AIが誕生し、発展する中で、「どの生成AIが特に論文検索で使いやすいのか?」という、微妙だけど大きな違いも、感じるようになっているこの頃。
今日は、この「生成AIを使った論文検索」について、お伝えしてみたいと思います。
それでは、どうぞ!
■生成AIで「論文」が身近になった
さて、かつては論文を調べる際、これまでは、Google Scholarなどで、自分でキーワードを抽出して入力する必要がありました。
そのためには、概念的に主要なキーワードを知っておくことが求められましたし、それが論文の検索のハードルを高めていたように思います。
ただ、生成AIが登場してからは「なんとなく気になることを「論文」で書かれていないか聞いてみる」という、割とざっくりしたやり方でもアクセスできるようになりました。
たとえば
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「40代のモヤモヤ感に関して分析した『論文』を教えて」
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みたいなプロンプトを入れてみます。
すると、そのぼんやりしたプロンプトから、上記にまつわる主要概念である「ミドルエイジ・クライシス」というキーワードが説明され、それにまつわる実に様々な論文を紹介してくれるようになりました。
たとえば、Perplexityでは、以下の5つのテーマに分類して、合計13論文を引用元リンクつきで紹介してくれています。
・「ミドルエイジ・クライシスを扱う尺度・概念研究」(3論文)
・「中年期の心理発達・意味づけ(エリクソン等)」(3論文)
・「40代のモヤモヤ感の歴史的・文化的背景」(2論文)
・「中年期の心理的課題を包括的に扱う論文(実証)」(2論文)
・「日本人・日本文脈を含む研究」(3論文)
私たちが疑問に思ったことは、世界80億の人間の誰かが、大体同じようなことを感じているものです。
同時に、その疑問について、人生をかけて研究している人もいるわけです。
そうした知見は確かにあるのだけど、アクセスする手段がない。
それが、生成AI検索によって、先人の知恵への入口が開かれたというのは、大変喜ばしいことだと思っています。
■「論文検索に役立つ生成AI」の第1位は?
ちなみに、私も、論文を日常的に検索しています(趣味みたいなもの)。
そして、Gemini、ChatGPT、Perplexityと3つの生成AIに課金をして、それぞれ使い分けています。
Geminiの使用頻度が一番多く、ChatGPTは日常的な相談役として、PerplexityはかつてのGoogle検索の代わりに今は使っています。
これらを「論文検索」というタスクで考えた時に、どれが一番使いやすいのか?
これは私の主観ではありますが、それぞれランキングすると、こんな形になりました。
(使い方は、基本「高速モード」での比較です)
◯3位 Gemini
理由:引用元がない、ハルシネーションがしばしば見られる
バランスよくそれっぽいものが出てくるのですが、なぜか引用元のリンクが貼られていません(現時点では)。
よって、書かれている論文タイトルを貼り付けて、Google Scolarで再度検索する必要があります。
かつ、「そんな論文も著者名も、どこ探しても出てこないぞ…」という、Geminiによる創作を疑われるような論文もちらほら見ることがあります。
また要約内容も、いざ中身を見てみると、割とズレている、ということもあったりして、個人的には「話半分」で調べてみています。
◯2位 ChatGPT
理由:引用元がある、まとめ方が割と大雑把
示された論文について、論文の引用元のリンクがついていることは、まず安心です。
一方、論文の概要の説明などのまとめが、私のChatGPTの場合、あまりにも簡潔に書かれすぎていて、個人的に少し物足りない感があります。
(育て方がよくないのかもしれませんが)
◯1位 Perplexity
理由:引用元が多く、網羅的かつ丁寧に整理してくれる
1位は、「生成AI検索」で有名なこちらでした。
やはり「検索」と銘打っているだけあって、事実を事実のまま列挙してくれますが、数多くある論文をカテゴリごとに整理をしてくれるのがありがたいです。
引用数が多い代表的なもの、最新の論文などもヒットしますので、「こんな論文もあったのか!」という発見もある印象です。
■まとめと感想
ということで、論文検索で役立つ生成AIの1位は「Perplexity」でした。
大学院の仲間が「Perplexityって、引用数が少ない、あまり知られていない論文も見つけてくれるからありがたい」と言っていました。
そこで私も試すようになったのですが、今では「調べ物といえばPerplexity」になっています。
これから、生成AIもますます目的に応じて使い分け方が広がっていきそうですが、上手に付き合っていきたいものですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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