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4432号 2026年4月14日

高校生への「リーダーシップの授業」はどんなものか

(本日のお話 2361字/読了時間5分)

■こんにちは。紀藤です。

4月から新しいチャレンジとして、高校3年生向けに「リーダーシップ概論の授業」が始まりました。全20回、10か月の長丁場です。
ちなみに、4月は新入社員研修の時期。月曜日は新入社員の方々に「リーダーシップ」のテーマを含めた研修を行わせていただき、翌日の火曜日は、午前中が大学2年生へのリーダーシップの授業のキックオフ。
そして午後から高校3年生へのリーダーシップのキックオフと、立て続けに色んなプロジェクトがスタートしていきました。

そして、対象年齢もどんどん若返っております。

今日は、そうした授業のはじまりに関わりながら思ったことを書いてみたいと思います。

それでは、どうぞ!

■リーダーシップはあらゆる年齢層に求められる

私は、人材開発・組織開発の外部支援者として関わらせていただいています。
その中で、改めて「リーダーシップ」というキーワードは、あらゆる年齢層、あらゆる職種の方に求められていると感じます。

リーダーシップは授業では「職場やチームの目標に対して、他者に与える影響力」と定義をしています。社会において、誰かと力を合わせて成果を出すことは必ず通る道です。その上で「自分がどのように他者に影響を与えるのか」という知識とスキルを身につけることは、とても重要な学びです。
そうした意味で、レベルは少しずつ違いこそすれ、あらゆる年齢層に「リーダーシップ」は求められていると、強く感じています。

たとえば50代では、外資系の日本支社長に、「リーダーシップ360度アセスメント」×「コーチング」で実施させていただくケースがありました。

40代では、管理職向けに「リーダーシップ&マネジメント」というテーマで、チームでどのように自分の強みを発揮するリーダーシップを見つけることなどもやりました。

30代では、IT企業の中堅社員向けに、チームの目標を達成するための姿勢として「リーダーシップ研修」を導入させていただくケースもありました。

20代では前述したように新入社員に対して、10代では大学生、高校生などに対してプログラムを提供させていただいています。

誰かと協働するとき、そこには立場や役職を超えて、それぞれが周りに影響を与える「小さなリーダーシップ」を発揮していますし、リーダーという立場として大きな組織を率いる上では、ビジョンや戦略・育成を含めた「少し大きなリーダーシップ」も求められます。

リーダーシップの概念は幅広く、そこには多様な種類とスキルが入り混じりますが、「他者に影響を与える」ことは、どんな年齢層、どんな規模の環境でも求められているものだと思います。

■高校生のむき出しのエネルギーが眩しい

さて、そんな中で「高校生向けのリーダーシップの授業」の第1回を迎えました。 正直始まるまで、高校3年生(男子校)の30名の集団が、一体どんなものなのか、全然想像ができませんでした。

結論から言えば、「イメージしていた5倍くらいパワフル」だと感じました。エネルギーが溢れすぎて、まったく静かにならない(苦笑)。 みんな優秀で真面目なのは共通していますが、ちょっとだけやんちゃっぽい雰囲気の学生から、知的な雰囲気を出している学生まで、実に多くのタイプがいました。

そんな中で「リーダーシップってどんなイメージ?」と聞くと、グループで対話をする。そして「カリスマ」「人をひっぱる」「人望がある」「魅了する」というようなキーワードをどんどん出していきます。

その上で「現代のリーダーシップの定義は"職場やチームの目標に対して、他者に与える影響力"とも定義されている」と伝えると、反応をしてくれます。 投げかけたものを素直に受け取ってくれたり、「シェアド・リーダーシップってなんですか?」と素直に疑問を持って質問してくれたりして、その反応が実に新鮮で嬉しく思います。

ちなみに自由選択の「リーダーシップ概論」が定員MAXだったそう。「なんで選んだの?」と聞くと、「リーダーシップを高めたいから」と答えます。 「ほんと? 卒論とかあるなかで、楽そうだったからとかじゃない(笑)?」と冗談めかして聞いても、素直に興味がある様子でした。

(いかに自分が擦れてしまったのか反省をしました)

乾いたスポンジのように、どんどん吸収する。 そんな姿に、非常に刺激をもらっています。

■まとめ:学びをやめてはいけない

「新入社員」→「大学2年生」→「高校3年生」と、どんどん若返って研修をしていくと、どんどんむき出しのエネルギーを感じます。

確かに年を重ねたほうがマナーや、多様な人の考え方に「合わせる」ことを学びます。ゆえに自分のことを荒々しく表現することはなくなり、角が取れて丸くなっていきます。

『成人発達理論』では「利己的段階」→「環境順応型」→「自己主導型」→「自己変容型」と発達すると述べます。しかし、大人になり社会に出ると過度に「環境順応」をしすぎてしまう副作用もあるようです。様子を見て、空気を読みすぎて、自分を出すことができなくなる。

その中で、高校生のむき出しのエネルギーは魅力的だと思いましたし、学ぶべきことは大いにあるな、とも思ったのでした。

傷つくことを知って、小さくまとまってしまうこと。 時に面倒くさくなったりして、純粋な興味を失ってしまうこと。
大人になると「わかったつもり」になってしまったりするかもしれません。
しかし、未知のこと、予想外のことにこそ、飛び込んでみるスタンスを常に忘れないようにしたいものだな、そんなことを思っております。

まだまだ始まったばかりですが、良い授業にしていきたいですし、その中で自分も成長していきたいと思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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