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810号 2016年5月3日

「まだまだ、これから」の気概が己を強くする


(今日のお話 1511字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。

昨日は、再来週に向けた、
100キロ ウルトラマラソンに向けて、
40キロの秩父の山を走ってまいりました。

一緒に走ったのは、会社の仲間達。

帯同してくれたコーチ役は、
50代にも関わらず、余裕で100キロを走破する
モンスターフットを持つ先輩Mさん。

そして私の「体質改善プロジェクト」の一環、
ということで、一緒に参加をしてくれた、
心優しき友人であり同僚であるS氏。

そんな彼らと、合計3名で
朝8時過ぎからお昼頃まで、
600メートルの山を登ったり、下ったりしてまいりました。

大体フルマラソンと同じ位の距離を、
山で走ったわけですので、
それなりの負荷だったと思います。

が・・・正直なところ、
精神的には、それなりのゆとりを持って
走ることができました。

今日はその理由を考えると共に、

「ゴールを高いところに置く効能」

について思うところを
皆様に、共有させていただきたいと思います。


■5月14日(土)、
ウルトラマラソン予定日です。

朝5時から夜19時までがレースタイムなので、
100キロを制限時間14時間で走る必要があります。

出場する私もS氏も、
どちらもフルマラソンは何度か完走しています。

両名とも市民ランナーとしては、
上位20%といわれる「サブ4(4時間切り)」
の記録を、一応持っています。


しかしながら、今回はウルトラマラソン。

距離が100キロですから、
恐らくフルマラソンとは別次元のツラさがあることは、
容易に想像できます。

ですから、完走に向けたトレーニングとして

「42キロを超えた距離を走っておこう」

そんなことで、昨日、
ハイレベルランナーである先輩に率いられ、
50キロ前後を目安に、走ることにしたのでした。


■最初の15キロくらいが、
ずーっと600メートルの山を登るコースだったので、
その負荷は、結構なものだったと思います。

恐らく一人で、
ただ黙々とジムで走るだけだったら、
早々にリタイヤしていたかもしれません。

走りながら、S氏と私はこんな話をしていました。


「これが一人の練習で
 「10キロ走る」って思っていたら、
 多分5キロくらいで結構きつくなるよね。

 でも、今日みたいに
 ”50キロ走るぞ”と思っていれば、
 15キロもう走っていても、
 「いやいや、まだまだいけるでしょ」と感じる。

  結局は、”気の持ちよう”だよね。」
と。


■昨日、結果的に40キロで練習は終了しました。

しかし、「50-60キロくらい走ろうか」
という想定で走っていました。

加えて、
”100キロマラソンを想定して”、
走っていましたので、

「いや、40キロ走っても、
 まだまだ2倍以上も距離があるんだぞ」

と頭で常に思っていたわけです。

結果として、

『いやいや、まだまだ走りぬく距離はある』

と帯を締めなおすような気持ちになり。
歩みの一歩一歩を、耐えうるものにしてくれた、

そのように思ったのです。


■そしてその一連の感覚をもって思うこと。

それは、

「目標は高く持て」
「志は高く」
「夢は大きく」

などと言われることがありますが、
実際その通りなのではないか、

ということ。

人生は旅のようなもので、
仕事でも何でも、時に辛さを感じながら、
歩み続けることが求められることがあります。

そんなとき、
ゴールを遠く、高くしておくことで、


【まだまだ、これから】


というように、
油断せず、気持ちを引き締める効果を
自分に与えてくれるのではないか、

そのように思います。


「7つの習慣」では、
効果的な人生とは、

”第七の習慣 刃を研ぐ”

ことであるといいます。

すなわち、
『自分を磨き続けること』ですが、
”自分という刃”を一生かけて研ぎ続ける際の、
一つの心構えとして、

【まだまだ、これから】

と律していくことで、
自分をより強く、逞しくしてくれる、
一つの武器になるのかもしれません。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 運命は、志あるものを導き、
志なきものをひきずってゆく。

ルキウス・アンナエウス・セネカ

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