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469号 2015年2月9日

矯正の痛み

■おはようございます。紀藤です。

週末は、ある企業様での「7つの習慣」研修の実施と、
毎週恒例のテニスの練習でした。

無心でボールを追いかけているとき、
心の底から夢中になれ、日々のストレスも吹き飛ぶようです。

”趣味”とは、改めて大事だなあと思う今日この頃。

■さて本日は、
私の最近の個人的なニュースからのお話をご共有したいと思います。

実は私、先週から「歯科矯正」を始めました。

理由は色々ありますが、
噛み合わせ不良による慢性的な歯の痛みから、
歯医者さんに勧められたことがきっかけ。

というわけで、一本前歯を抜いて、
先週から矯正をスタート。

ちなみに「歯科矯正」といっても、
良く見かける銀の矯正器具を付ける方法ではありません。

「インビザライン」という比較的新しい矯正方法で、
透明なマウスピースを利用して、歯を動かしていくというもの。

2週間ごとにマウスピースを変えて、
合計28セット、約1年半をかけて、
マウスピースの”型”を変えながら、理想の歯型に近づけていく、
そんな方法で矯正を進めていきます。


■そんなこんなで期待と不安を交えながら、
矯正を開始して約1週間。

始めてからずっと、
歯がギリギリと痛むのです(涙)

不慣れな”型”に無理やり押し込まれ、
「今までの形に戻りたい!」
と歯が叫んでいるかのよう。

我慢できず、インターネットで
「矯正 マウスピース 痛み」と検索。

何かいい方法はないか、と調べてみると、朗報を発見しました。

どうやらこの痛みは最初の10日間だけらしく、
そこから先は慣れてきて、何ともなくなってくるとのこと。

「ふうっ」と安心すると共に、
ふと思いました。

これは「人が変わる」というステップと
とても似ているのではなかろうか、と。


■「7つの習慣」でも、
”習慣を変えるのは、人生を変えることに繋がる。
しかし、習慣を変えるには大変なエネルギーを必要とする”
といいますが、
私たちが何かを始めようとするとき、
「矯正の痛み」のように、
”違和感”や”痛み”を感じるものではないか、
そのように思うのです。

例えば、
「毎日勉強をする」
「毎日日記をつける」
「早起きをする」
など、新しい習慣を開始しようとしたとき。

多くの場合、
「めんどくさい」
「起きるのがしんどい」
などの、今までの自分に戻ろうとする、
強力な引力がすべからく働きます。

”今までの型”に戻ろうとします。

しかし、それでも何とか繰り返して、
”新しい型”に慣れてきたとき、
それが何でもなくなって、普通になる。

痛みもなくなってくる。

むしろ前より進化して、素晴らしい状態になっている。

これが「人が変わる」というステップであり、
これぞまさしく、矯正のようだ、
と(勝手に)感じてしまったのです。
(完全に私個人の見解ですが 苦笑)


■私たちは誰でも一度くらい、
何かのきっかけを通じて、

「より習慣を身に付けよう」

と思い立つことはあります。

しかし新しいことを身に付ける、という際は、

1、「矯正の痛み」のように、”新しい型”は、最初は慣れず、
   違和感や労力を必要とするものであること
2、でも、やり続ければ慣れて、”新しい型”が当たり前になってくるもの

この事実を念頭に置いておくことが、
重要なのではないか、と思うのです。

そうすることで、
新しい習慣の獲得において「心の準備」ができ、
新しい習慣作りを成功させるヒントになるのではないか、

そのように思う次第です。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 習慣は身に付けることも、断ち切ることもできる。
だがどちらにしても、応急処置的な手段は通用しない。
強い意志を持ち、正しいプロセス踏まなければならない。 

            スティーブン・R・コヴィー

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