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468号 2015年2月6日

場の強制力をつかう

■おはようございます。紀藤です。

昨日は「信頼ソリューション」の無料プログラム説明会。
雪の混じる中、たくさんの方にお越し頂きました。
来て頂いた皆様、ありがとうございました。

今日は「7つの習慣」研修を実施される会社様が2社。
張り切っていきたいと思います!

■さて、今日のお話です。

昨日までのお話は、
「3大続かない行動習慣」のお話でした。

それは、
1、ミスをしない (自分を律する行動)
2、勉強する   (勉強関係の行動)
3、信頼を得る  (立派な言葉の行動)
というもので、「2、勉強をする」について言えば、
”「忙しかった」「時間がなかった」に負けてしまう”ため失敗に終わりやすい特徴”を持つ、
だから、
「勉強をする」という行動計画を立てる時は、
【時間を作ろうとする行動】の方がより重要ではないか、
という話でした。

そしてそれを踏まえて、「勉強する」という目標を立てる際は、
”起りうる障害”を考えること、すなわち、
①「勉強をする」より「時間を作ること」の方が重要
② 時間を作ろうしても、忙しいことに吹き飛ばされやすい
という特徴を認識した上で、
実行確率を高める”仕組み”を作ることが大切なのではないか、
そんなお話をいたしました。

今日も続けます。


■では、どんな仕組みがあるのでしょうか。

それが本日のテーマです。

「時間を作りたい。…でも、いつも忙しさに負けてしまう」
から、
「時間を作りたい。忙しいけど、何とか実行できている」
にできるのでしょうか。

その、キーワードは
「場の強制力を使う」 ではないか、と考えています。

「場の強制力」とは、
字のごとく、”逃げられない強制的な力”です。

色々種類がありますが、
効果的な「強制力づくりの方法」の一つとして、
「学校に通う」(〇〇に通う)
ことが上げられます。

なぜ効果的か、というと、
一度、学校等に申し込んでしまうと、
「お金を払ってしまったし、行かざるを得ない」
という気持ちが少なからず生まれるからです。

もちろん100%絶対というものではありませんが、
しかしながら
”「よし、今日の夜は勉強するぞ!」という自分の意志のみ”
と比べれば、
”「今日は学校があるから、行かないと…」という仕組みに入っていること”
の方が、はるかに強い強制力を持ちえます。

私たちは誰しも、「気分」というものがあります。

「今日はやる気満々!」という日もあれば、
「今日は疲れたなあ…やりたくないなあ」という日もあります。

その気分の変化の中、
「毎日勉強する」というある程度の意志を伴う行動を続けることは、
手漕ぎボートで琵琶湖を渡ろうとするかのごとく、
大変で、忍耐と、労力がかかることなのではないかと思うのです。


■私の経験談ですが、
私も今まで数々の「場の強制力」に所属してきました。

・中学時代の佐鳴学院(塾)(入ったら、宿題をせざるをえない)
・大学時代のボクシング部(嫌でも、練習せざるを得ない)
・英会話の塾(お金を払ってしまったから、行かないといけない)
どれもこれも、最初は嫌々でした。

でも、なんとか続けていると、少しずつできるようになってくるものです。

そうすると楽しくなって、自ら進んで出来るようになりました。

するとリズムができて、
「成長の上昇気流」に乗れたように思えるのです。

そして、そのきっかけは「強制力を持ったこと」でした。


■もちろん「場の強制力」が全てとは思いません。

でも、「場の強制力」を上手に生かすことで、
意志に頼る手漕ぎボートではなく、
風を受け、自分を運んでくれる帆船のように習慣化を助けてくれるのではないか、
そのように強く思うのです。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

               

【本日の名言】 鳥は卵から無理に出ようとする。
卵は世界だ。
生まれようとする者は、一つの世界を破壊せねばならぬ。
 
                 ヘルマン・ヘッセ

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