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426号 2014年12月2日

「知ること」の本当の意味

■おはようございます。紀藤です。

いよいよ12月です。師走です。

今年もあと少し。
終わりよければ全てよし、
とも言いますし、いい形で締めくくりたい月ですね。

■さて、今日のお話ですが、
孔子と弟子のやりとりで、
興味深いものがありましたので、ご紹介いたします。


孔子さんが、
弟子の子路さんに言いました。

「子路さん、
 あなたに“知る”ということの、
 本当の意味を教えましょう」

子路さんは聞きます。

「先生、“知る”の本当の意味とは何ですか?」

それに対して孔子さんがこう言いました。

「子路さん、
 それはね、
 あなたが知っていることは知っていると言い、
 知らないことは正直に知らないと言う。
 それが本当に“知る”ということです」


■もの凄く当たり前のことです。

でも、この文章を見て、
少しドキリとしたのは私だけでしょうか(苦笑)

知らないことが恥ずかしい、そんな気持ちがして、
つい知っているフリをしてしまう、
たまに、そんな時が私にはあります。
(そしてその後、こっそり調べるのです)


■「7つの習慣」には、【第七の習慣 刃を研ぐ】
というものがあります。

これは、日々の習慣として、
「4つの側面(肉体、精神、知性、人間関係)を磨き続けることが、
自分自身をより大きく、影響力のある存在にする
といいます。

そして情報が多く、様々な判断を迫られる昨今においては、
”「知性」を磨き続ける習慣”
は、その中でも特に重要なものである、
そのように私は感じています。

「知性を磨く」なんていうと、
・本を読む
・学校に通う
・毎日1時間勉強する
のように、大それたことに感じられますが、
もしかすると「知性を磨く習慣」とは、
孔子が弟子に伝えたように、

【「知らないことを知らない」と素直に言えること】

なのかもしれません。

年を重ねれば重ねるほど難しい習慣かもしれませんが、
いつまでも謙虚にいたいものですね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

                 ことわざ

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