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415号 2014年11月19日

こうも忙しくては、勉強をする時間がありません

■おはようございます。紀藤です。

日が短くなると、
あっという間に1日が過ぎていく気がする今日この頃。

そんな中、興味深いデータを見つけました。

総務省が発表している資料によると、
1995年から2006年までの11年間に、
日本人の選択可能情報が、637倍(!)になったそうです。
そしてそれは日々増大しているとのこと。

でも、人間、処理能力はそんなに劇的に増えることはありません。

だから、現代の人は、
大変な忙しさを感じているはず。
(少なくとも、私はそのうちの一人です…汗)


■そんな状況に皆さまもいらっしゃるのではないか、
ということで、今日は「忙しさ」に関して教訓となるお話を一つ、
ご紹介したいと思います。

それではどうぞ。


【こうも忙しくては、勉強する時間がありません】

ある成功者のところへ、一人の学生が訪ねていった。

「こうにも世の中が忙しくなってきては、勉強する時間がありません。まことに困ったものです」

そのとき、大喝一声。

「ばかなことを言うな。
 用事が多いからこそ勉強ができるのだ。
 君たちは暇があれば寝てばかりいるだろう。
 勉強する時間というものが特別にあるのではない。
 忙しいときにこそ、暇を盗んで勉強するのが本当の勉強である。
 用事が多いから勉強ができぬ、などと言っている者は、暇になれば遊んでばかりいる者だ。
 他人が勉強しているときに負けずに勉強し、
 他人が休んでいるときも勉強してこそ、
 他人より優れた成果をあげることができるのだ。
 忙しい時間を活かすか殺すかは、その人の覚悟次第である」

と、諭したという。

「光に向かって100の花束」より


■いかがでしょうか。

忙しい中、頑張っている人であれば、
何か感じられるものがあるのではないでしょうか。

私は個人的にですが、
「君たちは暇があれば寝てばかりいるだろう」
というところが、妙に納得してしまいました。

先の話で言われたように、
「時間がある → 勉強をする」 
のではなく
「何としてでも勉強すると決意する → 時間を作る」
というのが実際のところなのでしょう。

これは勉強だけでなく、
あらゆることに通ずるようにも思います。

だからこそ「〇〇をする!」と決意していなければ、
つい流されて寝過ぎたり、ぼーっとしたり、
YOUTUBEにハマったり、
と時間を浪費することになるのかもしれません。


■「7つの習慣」では、
”第三の習慣 最重要事項を優先する”において、
勉強など、大事なことをやるためには

【「大きな石(大切な事)をやると、決意すること】

が重要であると伝えています。

ただ何となく「やりたいなあ」と考えるだけでなく、
自分のスケジュールに入れて、
「何とでも実行する。死守する!」くらいの決意がなければ、
小さな緊急の出来事に流されてしまう。

だからこそ、「決意」が重要なのだ。

そのように述べています。

時間はできるのでなく、作るもの。

決めさえしてしまえば、
毎日わずかな時間だとしても、
きっと出来るはず。

「忙しくて、勉強をする時間がありません」、
と嘆くよりも、
主体的な気持ちで日々起こる出来事を自分でコントロールしていこう、
と思いたいものです。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 1日を大切にせよ。
その差が人生の差につながる。
               
                   ルネ・デカルト 

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