メールマガジン バックナンバー

401号 2014年10月24日

「原則中心」という考え方

■おはようございます。紀藤です。

車いすテニスの国枝選手(世界ランキング1位)
がアジアパラリンピックで金メダルを獲得しました。

今まで興味がなかったものも、
自分がテニスを始めると、自然と目に入るのが不思議です。

■さて、今日のお話です。

「欲にキリなし」という話です。


今、もしお金をもってないとするよね。

もし、百万円あったら幸せになれると思うようね。

車を持っていない人は、自分は車を持っていないから不幸せなのだ。

車を持てば幸せになれると思うでしょ。

彼女がいない人は、彼女ができたら幸せになれると思う。

また、ある人は、今は借家だけど、マイホームが手に入ったら幸せになれると思っている。

つねに、今自分に足らないものを『これがあれば幸せになれる』と思っている人は、実は一生幸せは手に入らないんだよ。

なぜかというと、それは心の問題だから。

その人が、家を建てました、彼女が出来ました、お金も手に入れました。

みんな手に入れたのだから、幸せだよね。

でも、その人は絶対幸せになれない。

なぜなら、手に入れた瞬間から、次に足らないものを求め始めるから。

最初はとても貧乏だった、ある程度手に入れて中くらいになった、幸せでいいじゃないか。

これでいいじゃないかと思うけど、その人は、それらを手に入れたら、さらに上のものが欲しくなっちゃう。

『欲にキリなし、地獄に底なし』なんだよ。

幸せっていうのは、自分の心が決めるんだよ。

お金も必要かもしれない。

でも、『今、貧乏だから、お金を手に入れたら幸せになれる』と言う人は、お金を持っても幸せになれない。

『今、幸せだ』と思える人が、お金を持った時、さらなる幸せが手に入る。

幸せは、お金やものだけじゃないよ。

心が決めるんだよ。

斎藤一人


■この話をみて、そうだなあ、と思うと同時に、
「7つの習慣」の”第二の習慣 終わりを思い描くことから始める”
で語られていることを思い出しました。

コヴィー博士は「7つの習慣」において、
「自分の”中心”を【原則】に置くことが大事だ」
と伝えています。

私たちは多くの場合、人生の中心を、
「お金」「仕事」「所有物」「家族」「配偶者」
「娯楽」「友人・敵」「自己」
など、どれかに偏って置きがちです。

もちろんどれも大切な項目。

しかしながら、どれかに偏った状態では、
真の意味で実りある効果的な人生にすることが難しくなる、とのこと。


■先の話と絡めて考えてみると、確かに
「”自分がこだわっている何か”が得られれば、きっと幸せになるはずだ」
と、どこかで考えていることが一般的なのだと思います。

ただ、コヴィー博士が言うように、
どれにもとらわれず、

「誠実であること」
「勇気を持って行動すること」
「謙虚さを知ること」

などなど、コヴィー博士が「原則」とする、
今の”あり方”に注目していられたら、
別の視点での”幸せの基準”を
考えることできるのかもしれませんね。

非常に、難しいことですけれども
一つの考えとして思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 人が変わるためには、
自分についての意識を変えることが必要だ。

              アブラハム・マズロー

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す