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1219号 2017年6月16日

ちょっとだけ先を進む人へ教えを乞い、見えない世界を先取りする

(今日のお話 1714文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、3件のアポイント。

並びに、仕事終わりに、
8月末のトライアスロンに向けて、
購入を検討していたバイク(自転車)を、
ようやく購入いたしました。

インターネットで買ったため
まだ、これから届くのですが、
我ながら「なかなかいい買い物をした」と思いました。

今日は、そのバイクの購入のプロセスの中で
ふと感じたことについて、
思うこと、並びに学びを皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


「ちょっとだけ先を進む人へ教えを乞い、見えない世界を先取りする」。


それでは、どうぞ。

■「トライアスロンに出場する!」

と思いつきで言い、
申し込んでみたものの、
現段階でほとんど準備出来ておりません。


あと2ヶ月にも関わらず、

まだ、自転車は私が持っている
街乗り用の普通の自転車だけですし、

海で泳いだこともなければ、

ウェットスーツも持っていない、


そんな状況でございます。


大丈夫だろうか?

と、自分で自分に
ツッコミを入れつつも、

トライアスロンで使う「自転車」が
私からすると、目玉が飛び出るほど高く、
おいそれと決めることができない、

そして右往左往悩んでおりました。


(普通に買っても20万円位、
 いいモノだと軽く100万円を超えるなど、
 もはや、車です。)


■そして購入するにあたり、
インターネットや、店員さんに聞いてみて、勉強します。


例えば、

・カーボンとアルミの違い

・コンポーネント(ギアなどの自転車中心部分の違い)

・ブランドごとの特徴

・エアロバイクと、ロードバイク、トライアスロンバイクの違い

などなど。


しかし、あらゆる領域について言えることなのですが、


『自分で調べられることには限度がある』


もの。


いくら自分で想像してみても、
実際、やってみないことにはわかりません。

(当たり前ですが)


ある一定領域まで行くと、
一般論を言うインターネットの情報や
何かそれぞれが意図を持つ店員さんなどに聞いても、
堂々巡りで、時間だけが経ってしまうわけです。


■そんな時に、いろいろ考えて
私のモヤモヤを一発で解決してくれたのが、


『ちょっとだけ先を進んでいる人のアドバイス』


でした。

ここでポイントなのは、

「ちょっとだけ」

というところ。

スゴすぎる人の意見は、
自分より遠くて、イメージができないのです。

でも、「トライアスロン何回か出たよ」
という人の意見のほうが、イメージがしやすい。



例えば、


「自分は、トライアスロンバイクよりロードバイク派。
 なぜならその後、ロードレースにも出たくなったから
 自分が紀藤さんの立場だったら、ロードバイクかな」


「ギアは11速を選んだほうがいいかも。
 トレンドがそうなっているから、これから、装備を買いたくなったとき、
 絶版になっている可能性があるかもしれない」


「結局、自分がのった時にかっこいいと思えるか、
 テンションが上がるかどうか、が大事なポイント」

などなど。



そんな

『ちょっとだけ先を進む人のアドバイス』


これが、私の想像力を広げ、
「見えない世界を先取りする」材料になった、

そして良い意思決定ができた、


そう感じさせてくれたのでした。


■そして、この一連のプロセスから、
思うことがありました。


先ほどもお伝えした通り
人は、体験してないことは、わかりません。

しかし、毎回失敗したり、
堂々巡りをしたり、時間をかけるのも、
少しもったいない。


だからこそ、あらゆる分野において

それがトライアスロンのバイクの選び方であれ、
仕事のコツであれ、
趣味のテニスの上達の方法であれ、


【「言えない世界を見る」ために、
 ちょっとだけ先を進む人に、教えを乞う】


こと、とても大事なのではないか、

そのように思ったのです。


やはり「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」なのです。




そして、同様に、
自分の周りに、少し自分の後ろを歩む人がいたら。


「私の知識なんて大したことない」ではなく、
むしろ、積極的に教えてあげたいもの。


”大したことがない”レベルだからこそ、
後を進む人にはわかりやすかったりすることも、
あると思うのです。


誰もが、生徒であり、そして先生です。

そして人は人の関わりの中で生きていくので、
そんなふうにして、「学びの相乗効果」を、
組織でも、プライベートでも大切にしながら
自分の世界を広げていきたいものですね。

【本日の名言】 人生は一人じゃない。
二人三脚で走らねばならんこともある。

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