『武士道―いま、拠って立つべき“日本の精神”』
■こんばんは。紀藤です。
土曜日は、池袋サンシャインシティにて、妻とともに、
今話題の(?)「VR(バーチャルリアリティ)体験」をしてきました。
なかなかの没入感で、
これがもっとテクノロジーが発展して、
よりリアルになったら、遊園地はいらなくなるな、
などと未来を感じさせる内容でした。
今、色々とVRが体験できる場所が増えつつあるので、
もう少し探ってみようと思います。
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さて、本日ですが、
昨日のメルマガにおいて、
「一週間に一冊、”読書所感”を書きます」
と宣言いたしましたが、
早速ですが、今週の一冊をご紹介いたします。
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『武士道―いま、拠って立つべき“日本の精神”』
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<この本のナイスなポイント>
■よく、「日本は無宗教だ」と言われますが、
日本の真面目な国民性、利他の心、
謙虚な心など、確かに何か日本人は持っていて、
それがどこから来ているのか、不思議だなと、
感じられたことはないでしょうか?
有事の際も、あの東日本大震災の際も、
日本の精神性の高さが注目されました。
「日本は素晴らしい!」
と賞賛される日本人の生き方の指針は、
どのように生まれてきたのか。
■そのことについて、5000円札で有名だった、
新渡戸稲造氏が、1900年に”英文”で『武士道』を書き、
海外で発表したのです。
(1900年です、第一次世界大戦より前で、
英語教育もずっと進んでいなかったのに、
凄まじく洗練された英語で書いたのです。
凄いことです)
そして、武士道を説明した英語の本のタイトルは、
『Bushido: The Soul of Japan』。
(何と英語版は無料です)
■この本ができたきっかけは、
新渡戸氏が、当時、友人である海外の学者さんに、
「日本には宗教がないんですよ」と話をした際、
「エッ!!日本の学校は宗教教育がない?
じゃあ、どうやって道徳教育を学ぶことが出来るのか?!」
と問われ、「なぜだろう?」と思ったところから始まりました。
そのことを考えた際、
日本人の精神性の源泉になっている、
「武士道」の考え方を、海外の人にわかりやすくまとめようと思ったこと、
それがきっかけで誕生したのです。
■確かに、海外の人からすると、
「日本人」は奇妙な文化を持つようです。
自分の妻の事を、「愚妻」と言い、
自分の息子のことを、「愚息」と言う。
何か物を上げる時に「つまらないものですが」
と謙遜して伝える。
なんでそんなに自分を落とすの?
そう思われる。
やたら真面目で丁寧だったりする。
かと思えば、花の美しさ、
四季の移り変わりに、やたら心揺さぶられてしまう。
今なお残っている私達の文化に、
確かに「武士道」が息づいているのです。
■今、グローバル化と言われる世の中ですが、
そもそも私たちは日本のことをどれだけ知っているのでしょうか?
そのことを考えるために、
ぜひ日本人が読むべき教養の書だと
私は強く思います。
と、いうことで、詳細のまとめは、
以下ご覧ください。
知識と情報は、私達の人生を変えます。
皆さまの人生の一助になれますように。