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1039号 2016年12月18日

『武士道―いま、拠って立つべき“日本の精神”』

■こんばんは。紀藤です。

土曜日は、池袋サンシャインシティにて、妻とともに、
今話題の(?)「VR(バーチャルリアリティ)体験」をしてきました。

なかなかの没入感で、
これがもっとテクノロジーが発展して、
よりリアルになったら、遊園地はいらなくなるな、

などと未来を感じさせる内容でした。

今、色々とVRが体験できる場所が増えつつあるので、
もう少し探ってみようと思います。



さて、本日ですが、
昨日のメルマガにおいて、

「一週間に一冊、”読書所感”を書きます」

と宣言いたしましたが、
早速ですが、今週の一冊をご紹介いたします。

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『武士道―いま、拠って立つべき“日本の精神”』


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<この本のナイスなポイント>
■よく、「日本は無宗教だ」と言われますが、

日本の真面目な国民性、利他の心、
謙虚な心など、確かに何か日本人は持っていて、
それがどこから来ているのか、不思議だなと、
感じられたことはないでしょうか?

有事の際も、あの東日本大震災の際も、
日本の精神性の高さが注目されました。

「日本は素晴らしい!」

と賞賛される日本人の生き方の指針は、
どのように生まれてきたのか。


■そのことについて、5000円札で有名だった、
新渡戸稲造氏が、1900年に”英文”で『武士道』を書き、
海外で発表したのです。

(1900年です、第一次世界大戦より前で、
 英語教育もずっと進んでいなかったのに、
 凄まじく洗練された英語で書いたのです。
 凄いことです)


そして、武士道を説明した英語の本のタイトルは、

『Bushido: The Soul of Japan』。
(何と英語版は無料です)


■この本ができたきっかけは、
新渡戸氏が、当時、友人である海外の学者さんに、
「日本には宗教がないんですよ」と話をした際、

「エッ!!日本の学校は宗教教育がない?
じゃあ、どうやって道徳教育を学ぶことが出来るのか?!」

と問われ、「なぜだろう?」と思ったところから始まりました。

そのことを考えた際、
日本人の精神性の源泉になっている、
「武士道」の考え方を、海外の人にわかりやすくまとめようと思ったこと、
それがきっかけで誕生したのです。


■確かに、海外の人からすると、
「日本人」は奇妙な文化を持つようです。

自分の妻の事を、「愚妻」と言い、
自分の息子のことを、「愚息」と言う。

何か物を上げる時に「つまらないものですが」
と謙遜して伝える。

なんでそんなに自分を落とすの?
そう思われる。

やたら真面目で丁寧だったりする。

かと思えば、花の美しさ、
四季の移り変わりに、やたら心揺さぶられてしまう。

今なお残っている私達の文化に、
確かに「武士道」が息づいているのです。


■今、グローバル化と言われる世の中ですが、
そもそも私たちは日本のことをどれだけ知っているのでしょうか?

そのことを考えるために、
ぜひ日本人が読むべき教養の書だと
私は強く思います。


と、いうことで、詳細のまとめは、
以下ご覧ください。


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皆さまの人生の一助になれますように。

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