”冷静と情熱のあいだ”ならぬ、”規律と情熱のあいだ”が、人と組織を成長させる
(今日のお話 1754字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
パートナーとして、
「7つの習慣」を拡げていくお客様と、
今後のプランについてディスカッション、
ならびに、新人研修「ディスカバリー」のご案内など。
最近、お問合わせが増えておりますので、
以下ご案内させていただきます。
新人研修にご興味があるご担当者様は、
どのようなものか、ぜひお確かめ頂ければと思います。
(ちなみに、無料です)
また夜は久しぶりにテニススクールへ。
運動の習慣がここ2ヶ月程なくなっていたのですが、
そのためか体重が3kgほど増加。
やはり継続的に運動をし続けなければ、
一瞬にして戻ってしまうのだな、
ひしと実感した次第です。
継続こそ、全て。
*
さて本日のお話です。
改めて「人を育てる」について、
もっと深く考えようと思い、
最近「人材育成関連」の本を、
読み進めております。
今日は、その中の1冊で、
『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』(著:酒井嬢)
というものを読み、
なるほどな、と至極共感するところがありましたので、
皆さまにご共有させていただきます。
テーマは、
「”冷静と情熱のあいだ”ならぬ、”規律と情熱のあいだ”が、人と組織を成長させる」。
それでは、どうぞ。
■ボストンコンサルティンググループの調査によると、
”強い組織の条件は、
「規律」と「動機付け」の2点から説明することができる”
と言います。
まず、一つ目の「動機付け」。
これは、
「自分は(仕事を通じて)こうなりたい」
「目標を達成したい」
「もっともっと成長したい」
「世の中に貢献したい」
そんな思いのことで、
「モチベーション」
「やる気」
「情熱」
などと言い換えることもできるでしょう。
確かに、物事に取り組む時に、
「やる気」「情熱」
というのは絶対的に必要なことだし、
これがなくては、そもそもやろうとも思いません。
ですから、必要不可欠なものが、
「やる気」とか「情熱」
ということができるのでしょう。
■しかし、悲しきかな、
”これらの「思い」だけでは、成果にはつながらない”、
ということも同時に、
先述のボストンコンサルティングの調査において
わかったそうなのです。
「情熱」や、「やる気」だけでは、
成果を出すことができない。
では、何が必要なのか?
それが、二つ目の、
『規律』
である、と言うのです。
「規律」とは、
”緊張感”と言い換える事ができます。
ただやる気があるだけじゃなくて、
「今日は絶対これをやりきる」
「やりきらねば、厳しく追求される」
「仲間同士でも甘えは許されない」
「常に真剣、笑いはなし」
そういった、場を制する
”ピリッとした、そんな空気感”とも
いえるかもしれません。
それらの「規律」が合って初めて、
人は、組織は、
”情熱的かつ、統制が取れている精鋭部隊”
へとレベルを上げることができるのです。
■人は、残念ながら
自分に甘い生き物です。
厳しくしようと思っても、
つい何かと言い訳を思いつき、
そして易き(やすき)へと流れてしまう。
よほど自分に厳しい習慣を持っていないと、
せっかくの「情熱」も長続きせず、
形にすることができず、
結果につながらない、ただの熱に成り果てるわけです。
そして、そういった人が集まり、
「頑張ろうね!」
「絶対できるよ!」
「いける、いける!」
と口々に言いあいながらも
今ひとつ結果はぱっとしない、
”仲良しクラブ”
が出来あがってしまうのです。
■「情熱」は物凄く大事です。
前へ進むエネルギーであり、
全ての源泉になるものです。
しかし、それだけでは、
「結果を出す」という意味では、
十分ではありません。
そのために大切なのは、
自らを、そして組織を律する
『規律』
です。
ということで、
一時期、「冷静と情熱のあいだ」という
恋愛小説が流行りましたが、
人生や仕事という文脈において、
歩を前ヘ前へと進ませるためには、
【規律と情熱とあいだ】
という視点こそが重要なのだろう、
そう、思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。