メールマガジン バックナンバー

1024号 2016年12月3日

どんなに未熟な意見でも、発信しないよりマシ

(本日のお話/2454文字 読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、4件のアポイント。

人材育成体系や、新入社員研修についての、
ディスカッションなどでした。

今の時期は、新入社員研修について、
多くのお問い合わせを頂いております。

人事に携われる皆さまのお悩みとして、

「他の会社はどのようにやっているのか?」
「他社の研修スケジュールはどんな風?」
「復習や現場に戻ってからのフォローはどうしているの?」

などがあるようですね。

色々とまとめておりますので、
気になる方はぜひご一報くださいませ。

色々と情報交換してまいりましょう!


また、昨日も、
以下のご案内をお送りさせていただきましたが、

・自ら変わらなければ、と自分で思える新入社員研修
・満足度が高く、モチベーションが高まる新入社員研修
・受け身でなく、主体的の意味が理解できる新入研修

これらのことを実現する
”新入社員研修”にご興味がある方は、
ぜひ以下の無料プログラム説明会にて
その選択肢の一つをご提供しております。

(すでにお申込頂いた皆さま、ありがとうございます!)


よろしければ、ぜひ。



さて、本日のお話です。

先日、隔月で参加している
「ダイヤモンド経営塾」に参加した時の話。

幹事をされているダイヤモンド社の方より、
これまでの学びについてコメントがほしい、
ということで、
ショートスピーチをさせていただきました。

その紹介の際、

「メルマガを送りまくっている若い人」

とご紹介いただき(まあ、その通りなのですが 汗)

そのためか懇親会の場にて、
経営者の方を含む諸先輩方に、
1000日を超えて、日々日々お送りしているメールマガジンについて、
色々なフィードバックをいただいたのでした。

■あるお世話になっている、
優秀なビジネスマンの方から、
メルマガについて、こう感想を頂きました。


「メルマガ、よく頑張って送っているよね。

でもね、ぶっちゃけ
同じような内容だと飽きてくるんだよね。

 もっと視座を上げたメールを送らないと、
 一流の人の目には止まらないよ。

 自分のレベルも上がらないんだよ。」


そんなコメントでした(汗)

これまた、愛ある辛辣なコメント。
心に動揺が走ります。


■しかし、この感想をいただき
思ったことがありました。


それは、悔しさと共に湧き上がる、

「悔しいが、確かにその通り」

と、認めざるをえない、
忸怩たる思いでした。


思うのですが、
いくら「自分がいい話だ」と思ったとしても、

ある人にとっては一文の価値も生まない、
ただのジャンク、がらくたにしかならないことがあります。

私のメルマガでも、見る人から見れば、
「なんと表面的な綺麗事をツラツラと。不快だ!」
とネガティブに捉える方もいるでしょう。


もちろん、逆もまたしかり。


「その考え方は知らなかった」
「気づきになった」とポジティブなご感想を持たれる方も、
もちろんいる(と信じております)。


■当たり前の話ですが、
世の中にはいろんな価値観、
いろんな視点を持つ人がいます。


そして、自分が

「何かを発信する」

ということは、

”同時に評価される”

ということになります。

そして、それは、
良いことばかりではなく、
時に傷口にレモン汁をかけられる痛いこともある。


だから、一番安心、傷つかないのは

「何も言わないこと」
「何もしないこと」
「毒にも薬にもならないことしか言わない」

ことかもしれないわけです。


しかしながら、
そういった安全策を取り続けても、
傷つくことがないかわりに、デメリットもあります。

例えば、安牌に徹することで、


・挑戦していない自分の可能性に対する不燃焼感

・いいと思ったことを言わずに、
 他の意見に合わせ続けることによる、非自己効力感

・大きな流れに流れ流される枝木のような流され感


そんな、諸症状が、
胸の中でモヤモヤして、

「俺/私の人生これでいいのか?」

と苛まれることになるやもしれません。


■実際の話、決して大げさではなく、
ルールに従い、従順に考えず、
ただ言いつけを守り続けたことにより、

重厚壮大なメガ企業において、

「本当はおかしいと思っていたんだよ」

と捨てゼリフを吐きながら、
ゆっくりと死んでいった組織も、
相当数、存在しているのです。

それは、

「何も発信しなかったから」

に他なりません。


それが、
組織か個人かの差こそあれ、

”事なかれ主義”で動かないこと”

がもたらすデメリットは、
歴史が証明しているのでしょう。


■加えていうなら、

「何も発信しないこと」

で、”周りの人の成長のチャンス”を奪うことになる、
そんな発想もできるでしょう。


「これいっても価値ないし」

そう、勝手に自己の意見を評価し、
自分で自分の意見を死なせることで、

本当は誰かの”気づきの機会”を、
無くしているかもしれない。


■繰り返しますが、

「何かを発信すること」

というのはリスクがあります。

それは、『傷つくリスク』です。

発信に対して
ネガティブなコメントは辛いです。

私もメルマガに対して、
辛辣な意見をいただくときは、
時に凹むこともあります。


でも、それでも、です。

「発信すること」が1%でも
世に対して価値になる可能性がある限り、

それを価値と思ってくれる人がいる限り、
発信する意義はあると思うし、

発信する責務がある、
そのようにも感じるのです。


だからこそ、

『どんなに未熟な意見でも、発信しないよりマシ』

敢えて、そう言いたいのです。

【本日の名言】 あまり人生を重く見ず、
捨て身になって何事も一心になすべし。

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