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321号 2014年6月27日

人生の「終わり」を考える意味

■おはようございます。紀藤です。

昨晩、ワールドビジネスサテライトで、
「7つの習慣」が取り上げられました。

『まんがでわかる7つの習慣』も65万部を超え、
多くの方に知っていただける機会が増えており、
とても嬉しい限り。

私も皆さまに、7つの習慣の魅力を
一人のアンバサダーとしてお伝えし続けたいと思います。

ぜひこれからもよろしくお願いいたします!


■さて、このように注目されつつある「7つの習慣」ですが、
その内容の中に、「全ての人が持っていてほしい」、と
私自身が強く思う内容があります。

せっかく多くの人に注目頂けているタイミングなので、
本日は私の想いを一つ、お伝えしたいと思います。

私が一番、大切だと思う
「7つの習慣」の習慣、
それは、

【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】

です。

正直、これだけでも
「7つの習慣」の価値は十二分にある、
と思うほど、大好きな項目です。


■初めて私が、この部分を読んだときは
大学生でした。

読んだときは、
物凄く刺さったというわけでもなく、

「まあ、目的とか目標って大事だよね」

程度の感覚でした。

しかし、就職し、
「壁」を感じることになりました。

自分と他の人の能力の違い。
自分を誰かとの比較。
上手くいかない自分への憤り。

自分はこのままでいいだろうか、
と迷いました。


■その時、改めて

【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】

を読んでみました。

そこにはこのような質問がありました。

『あなたのお葬式を思い浮かべてください。
 あなたの大切な人、友人、妻、子供、親、同僚・・・
 あなたは、最後に何と言われたいですか』

この問いかけに対して、
読み流さず、真剣に向かい合ってみました。


■しかし、非常に抽象的な質問です。

答えを見つけるために、最終的には
3か月ほど時間を要しました。

しかし、その時に手探りながらも
自分を掘り下げ続け、
見つける時間を取ったことで、

”他の人とは比べられない「自分の軸」”

を見つけることができました。


■すると不思議なことが起こります。

「自分はこうだ!」

と一度強く確信することで、
迷った時、ぶれそうな瞬間に、
あまり迷わなくなりました。

そして、

「自分にとって大切なことは何か」

という問いについて、答えられるようになりました。

つまり、これが”判断基準”が出来た、ということでしょう。

その時に作った、自分の
「ミッション・ステートメント」(自分の人生の使命)
が今日も、自分の基盤となっています。

これを見返すたびに、

「そもそも自分が大事にしていたことって、
 これだよな」

と思うことができます。


■仕事に趣味、健康に教養、友人関係に家族関係、
私達には考えること、
向き合うことがたくさんあります。

でも、結局は自分の人生。

最後に「いい人生だった」と笑えることが、
一番大切なことなのではないでしょうか。

【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】

『終わり』とはすなわち、人生の終わりのこと。

深く、難しい問いかけですが、
自分にとっての「いい人生」とは何なのか、
読み流さず、考えてみることは価値があること、
と強く、強く思う次第です。

【本日の名言】 死ぬということは
身を切るほどつらいものだが、
生きた実感がないまま
死なねばならないと思うことは
耐えがたい。

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