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305号 2014年6月5日

「人生、雪だるま式」の法則

■おはようございます。紀藤です。

「雪ダルマ式じゃねえか!」

昔、中学の時の先生が、
宿題を出さなかったり、何か悪いことをしたりすると、
しばしばこのようにクラスの生徒を叱っていたのですが、
先日、
そんな懐かしい記憶がふと蘇りました。


■そのきっかけは、
先日、高校時代の友人と
10数年ぶりにご飯を食べに行ったこと。

「10年ぶりだね。」なんて、
近況を語り合っていたのですが、
高校卒業後の話を聞くと
彼は、私にはとても真似できないような経歴を歩んでいて、
非常に驚かされました。

元々優秀な彼でしたが、
彼は、大学卒業後、東大大学院へ進学。

その後、MBAを取得し、
中小企業診断士の資格も取得。

その後、ある大手メーカーに入社し、
マーケティング、商品企画、法務を経験。
現在は、経営戦略部のリーダーとして
活躍しているとのことでした。

一般的には、

「東大大学院卒×MBA×中小企業診断士」

という肩書きだけでも、
「おっ」と思われるのではないでしょうか。


■そんな彼が、飲みながら、
「学ぶこと」について
アツく想いを語っていました。

「勉強って、続けていると、
 ”学び”のスピードが加速度的に早くなるんだよね!」

というのが、
勉強好きな彼の答えとのこと。

始めは、
10時間勉強しても、1しか覚えられない。

でも、勉強をし続けると
今まで学んだことが繋がったり、
学習の要領を得たりすることで
10時間勉強すると、
5や6のことが学べる感覚が持てる。
だから、勉強は面白いんだよ。

と。


■この話は、冒頭の雪だるまのようです。

雪だるまは、最初は小さいです。

しかし、転がって大きくなると、
一回転転がすだけで、
大量の雪をくっつけ、大きくなります。

更に大きくなった雪だるまを、
もう一回転転がすと、同じ一回転でも、
もっともっと大きな雪をくっつけ、
更に更に大きくなります。

更に更に大きくなった雪だるまを
転がすと益々大きくなり、

・・・・(以下繰り返し)

というように、一つの

「良い習慣(学ぶこと)」はたまた「悪い習慣(さぼること)」

も、同じような性質を持つのでしょう。


■サボるのが習慣になれば、
「あれもいいや、これもいいや」と
雪だるま式に、マイナスのエネルギーが働くことになります。

ですから、中学校の先生は、
「お前の悪習慣を断ち切れ!(じゃないと将来困るぞ)」
と叱りました。

逆に、学ぶことが習慣になれば、
学んだことが、更なる気付き、発見、ひらめきを生み出し、
益々多くのことに興味を持ち、
雪だるま式に、プラスのエネルギーが働きます。


■「7つの習慣」でも

【第七の習慣 刃を研ぐ】

において、自らを磨き続けることが、
成果を出すために大切である、と述べています。

「学ぶ習慣」か「サボる習慣」

どちらを選ぶことも自由ですが、
「雪だるま式」という考えに基づいてみると、
そのインパクトはいかほどのものか、
計り知れません。

自分を磨くという習慣、
本当に大切だなあ、
と改めて思った1日でした。

【本日の名言】 学べば学ぶほど、
自分が何も知らなかったことに気付く、
気付けば気付くほどまた学びたくなる。

           アインシュタイン

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