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51号 2013年5月16日

オンライン英会話に学ぶ「相乗効果」

■おはようございます。紀藤です。

先月、ある雑誌で、
「デジタル化が、教育市場に変革をもたらす」、
という内容の記事が紹介されていました。

記事によると、スマホやSNSの普及で、
インターネットを使う教育が様変わりしているとのこと。

聞くことが出来なかった、
ビジネス本の著者や、著名コンサルタント、大学の教授など
質の高い講師によるコンテンツが、
双方向のより臨場感溢れるセミナーに変わってきており、
これが教育市場に大きな変革をもたらす可能性があるそうです。


■実は私も、少し前に友人の勧めで
「バーチャル英会話」というオンライン英会話を始めました。

バーチャル英会話では、
ネイティブの講師が、自宅のPCにヘッドセットとカメラをつけて、
デスクトップに登場します。

生徒は1~4名。1回45分。
私たちは、決まった時間に教室に入室し、授業を受けます。
そして、その日のテキストが画面上に表示され、
テキストを発音したり、同時刻の参加者と共に、
「プレゼンの前にトラブルがあった」というような日々のお題に対して、
ロールプレイなども行います。

そしてオンライン上で、先生からチャットや英語で
その瞬間、瞬間に指摘をもらいます。
それは、まるで実際の授業のようです。


■正直、「たいしたことないだろう」と思って、
とりあえず試しに1週間無料コースをやってみたのですが、
テキストのレベルの高さと、実際の授業さながらの緊張感を伴う空気感。
そのコラボレーションが、私の予想を大きく超えており、今も続けています。
(最近サボリ気味ですが・・・汗)

また、サイトのトップページには
「アルク×NTTラーニングシステム」と書かれており、
英語教育の最大規模の「アルク」の教育のメソッドと、
通信に定評のある「NTTラーニングシステム」がタッグを組んで作った、
新たなサービスであることがわかります。


■Webと一流講師のコラボレーション、
通信と英語教育のコラボレーション。

今まで会うこともできなかった有名講師のセミナーが聞けたり、
地方で英会話など出来なかった主婦が、
アルクとNTTのコラボのサービスで、
学ぶ機会を得て、ネイティブの先生と話せるようになる。

こういった異質なものが組み合わさることで、
新たなサービスが生まれ、私たちの見えないニーズを刺激し、
予想を超えた結果を生み出すことに繋がるのかもしれません。


■7つの習慣では、
このような1+1が10にも20にもパラダイム(物の見方)を
「第六の習慣 相乗効果を発揮する」において述べています。

著者のコヴィー博士、
「全ての習慣は、相乗効果の奇跡を作り出す準備にすぎない」
とまで言っているほど、大きな影響をもたらす習慣です。

恐らく、先に上げた「バーチャル英会話」の話も、

「自分たちの教育メソッドをこんな風に活かしたい」
「自社の強みは違う業界でも生かせるはず」

と考えた、志高い人が始めにいたのでしょう。

そして、それを具現的なイメージにし、
違った能力を持つ相手に意見を求めたり、
主張したり、時にはぶつかりあいながら、
今までにないサービスを創り上げてきたのではないでしょうか。


■自分の能力を磨きながら、
誰かと考えもしなかった素晴らしいアイデアや解決策(7つの習慣では「第三案」と呼んでいます)
を見つける喜びを私も感じたいと思う次第です。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 偉大な発見や改革には
常に多くの人の知性による協力が不可欠である。

       アレクサンダー・グラハム・ベル

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