メールマガジン バックナンバー

1533号 2018年4月26日

生産性アップの大前提は、”「作業時間」と「所要時間」は違う”と、認識すること

(本日のお話 2050文字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

ならびに、プロジェクトマネジメントに関する、
フランクリン・コヴィーの新しい研修の勉強会でした。

(手前味噌ながら、ものすごくいいプログラムです。
私自身が、マスターしたいと思う内容でした。
また、改めてご案内をいたしますので、乞うご期待!です)

また、夜は、

「ストレングス・ファインダー(強み分析)」
https://www.gallupstrengthscenter.com/home/ja-jp/index?gclid=CjwKCAjwzoDXBRBbEiwAGZRIeN1nOpHA_D_vcTXu2pqLQtY6kZIEEzoCebjfdXyyLPGL8EU4QfZzfRoCev4QAvD_BwE

についての、ミニセミナーを実施。

世界で1,800万人が受けている
自己分析のツールですが、まだまだ
その”活用の仕方”が知られていないようです。

改めて、自らが

”好きで得意なこと”

を知り、活用することは、
働く上でも、長い人生を生きていく上でも、
とても大事なことだなぁ、と思った次第。



さて、本日の話です。

昨日の、プロジェクトマネジメントにかかわる
新しい研修の説明会にて、
はっとさせられることがありました。

本日は、その話について皆様にご共有させていただくとともに
気づきを伝えできればと思います。

タイトルは、

【生産性アップの大前提は、”「作業時間」と「所要時間」は違う”と、認識すること】。

それでは、どうぞ。

■しばしば、
やってしまいがちなミスがあります。

それが、

『できる事を、多く見積もってしまう』

ということ。

別に、これは能力がないとか、
自惚れ等ではなく、心理学的な話。

人は、つい

”自分の能力を高く見積もる”

という傾向があるそうです。

ですから、ついつい

「今日はあれと、これと、これもやろう!」とか
「今日中に、 〇〇を片付けてしまおう」とか
「〇〇は30分くらいで終えられるだろう」

などと、”できること”を多めに見積もってしまう。

でもそれは実際は錯覚なので、

そして結果、夕方になり、
あれも、これも、それも残ったまま。

タスクリストが、一向に消えていない、、、

というような現象が、
悲しきかな、起こってしまうようです。

(私もよーくわかります。
やる気に満ち溢れた日ほど、
つい、タスクリストを書きすぎてしまいます。汗)

■このように

「タスクが片付かない」

という現象が起こってしまう理由は、
様々あるのでしょう。

よくあるケースで言えば、

・予想もしなかった、緊急な仕事がやってくる

・急なトラブル(クレームとか9に巻き込まれる

・いつものごとく、上司が部下の仕事の相談で
作業が中断される

・急にお腹が痛くなる

、、、

などでしょうか。

意識していなかった外からの”刺激”により、
「対応をせざるを得なくなる」という事は、
人と人の間で働いている以上、
やむを得ないことなのかもしれません。

■しかしながら、できるだけ時間は
自らでコントロールしていきたいもの。

その時に、タスクで溢れ、
先延ばし、先延ばしならないようにしたいものです。

そうするために、

”認識しておくべきマインドセット”

がある、というのです。

そのマインドセットが、

【「作業時間」は「所要時間」と違う】

という話なのです。

、、、いやいや、当たり前じゃん。

と思われる方も、
いらっしゃるかもしれません。

しかし、皆様は上記のこと、
普段からどの程度、意識されていますでしょうか。

私は恥ずかしながらこの話を聞いた時、

「あー、結構、”作業時間=所要時間”と

安易に考えてしまってること、あるわー(汗)」

と、ギクリとしたのでした。

■よくよく考えてみれば、
何か1つの仕事をするにしても。

それが、何の障害もなく、
”作業だけ”で完結することは、
まずありません。

例えば、

「研修日程を講師と調整する」

というようなとき。

”日程を調整する”、ということにまつわる、
「作業」は、メール送ったり電話をしたりするだけかもしれない。

ある意味、15分位で終わる「作業時間」でしょう。

しかし、

・その間に返信をまったり、
・再度、調整をし直したり、
・タスクリストから消えず、気にかかっていたり、

などを考えると、実際は、
15分で済むはずもなく、
そのタスクが終わるまでに実質”2日”かかる、

なんてことも、ざらにあるわけです。

頭のCPUを奪われている事も考えると、
その損失は、15分などで済むはずもありません。

■それを、安易に

「これくらいの作業時間でいけるだろう」

などと、思ってしまい、
計画をたてると、当然ながら、

タスクはパンクするし、
計画もその通り進むはずもない。

だからこそ、

【「作業時間」と「所要時間」は別物である】

ことを、改めて重々、認識しておく必要ある、

などと改めて思ったのです。



繰り返しますが、別に悪い、とかではなく、
先述したように、

”人は、自分の能力を高く見積りがち”

という心理学的な傾向があります。

だからこそ、

・安易な時間の見積、

・安易な計画、

・安易な仕事の引き受け

などは注意すべきだし
いずれも事実をきちんと把握し、
きちんと計画をねらねば、

結局、最終的に痛い思いをするのは自分と、
関わっている利害関係者です。

多くの人が引っかかる罠だからこそ、
一見当たり前の、

【「作業時間」と「所要時間」は別物である】

ことを、明文化して、
普段から気をつけることが大切なのであろう、

そんなことを思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

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【本日の名言】

私は現実をしっかりと見据えた
理想主義者でありたい。

ロバート・ケネディ
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