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1583号 2018年6月17日

今週の一冊『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』

(本日のお話 2368文字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、個人的なプロジェクトとして
関わっている学びの場、

『サムライ塾』
https://samurai-school.jimdo.com/

への参加でした。


朝9時から夜11時まで、
ベンチャー、コンサル、人事など、
様々な業界の最前線で活躍する仲間と共に、

日清日露戦争、第二次世界大戦、
歴史の失敗、成功から学ぶリーダーシップについて学びつつ、

「自分自身のあり方」について、
皆でぶつかり合い、深く探求をした1日でした。



この塾には、政治家、経営者、
ITベンチャーの創業者、
大手企業の中枢にいる方など、
非常に影響力がある人が多く、大変な刺激になります。

環境は、人を変えます。

自分も「最先端」で戦うべく、
もっともっと前に進まねば、と思った次第。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、


=================================

『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
(著:クリスティーナ・ウォドキー )



=================================

です。


■最近、やたら書店では、

・スタンフォード式

・シリコンバレー式

・ハーバード流

という「枕詞」がついた、

健康法、運動法、ダイエット術、
食事法、ミーティング手法、、、
などなどがたくさん出版されていますね。

今回の『OKR』は、シリコンバレー式の


”『目標達成』の方法”


というテーマで書かれた本。


○○式、▲▲流、と呼ばれる本には、
有象無象ありますが、ことこの本については、
個人的に、かなりイチオシの一冊です。



特に、

・目標達成をしたい管理職の方

・ベンチャーの経営者

・いつも実行しようとしては失敗して後悔している方

には、ぜひ読んでいただきたいのです。


それくらい、

”素晴らしき「目標達成」のエッセンス”

が詰まっている本です。



■さて、では、この

『OKR(オーケーアール』

とは、そもそも何か?


そもそも、この「OKR」とは、
一言で言うと、以下のように説明されます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■「OKR」とは?

たった3カ月で、人もチームも生まれ変わる。
KPIよりやる気が出て生産性が圧倒的に上がる新しいフレームワーク。



また、OKRは、Objectives and Key Resultsの略。

目標の「O」(Objectives)と主な結果の「KR」(Key Results)を設定する
最も注目されているフレームワーク。

大きな目標「O」と具体的な数値目標「KR」を組合せることで、
目先の数字に振り回されず、やる気が出て、生産性が断然上がります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。


ちなみに、この「OKR」、
本書のあとがきによると、


”ピーター・ドラッカーが提唱した”目標による管理”(MBO、Management by Objective)
 システムを、元インテルCEOのアンディ・グローブがインテルに導入する際に生まれた。

 その後、ジョン・ドーア(元インテル経営幹部、現在は大手ベンチャー・キャピタル、
 クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーずのパートナー)が、
 投資するスタートアップに次々と広めた。

 グーグル、そしてのちにジンガがOKRを全面的に取り入れ、
 会社をひとつにまとめ、活力を高めた”

(引用:『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』より)


と説明されています。


”「グーグル」が全面的に導入して、
 会社をひとつにまとめ、活力を高めた”

という時点で、なんだか説得力が高まります。



■実際に読んでみると、これがまた読みやすい。

前半は、「シリコンバレーのある物語」で、
共感できるストーリーが展開されます。



面白いお話なので、少しだけ紹介すると、
そのスタートアップの会社は、

「良質な紅茶・お茶を拡げる」

というミッションを持った会社です。


CEOのある女性(ハンナ)は、
会社の責任を持ち、「営業」をし、「資金繰り」をします。

”売れなければ、会社は生き残れない”

と考えています。


一方、共同創業者の社長である男性(ジャック)は、逆。

「ブランディング」「品質」が大事。営業は、苦手。

”良い製品を、世に届けたい”

と考えています。


そんな二人が、ベンチャーを立ち上げ、
1ヶ月、2ヶ月と経つのですが、

「見ている方向が違う」

ため、会社を思う気持ちはあるし、
良くしたいという思いはあるものの、
経営は悪化していきます。


しかし、その危機感は、
CEOのハンナばかりが募り、
ジャックは相変わらず「テイスティング」といっている。


このまま売上が立たねば、
数ヶ月後の資金調達は、難しい。

もう倒産するしかないのか、、、。


そんな時、エンジェル投資家であり、
相談役の「ジム」に相談したところ、

『OKR』

というシステムを紹介され、
試しにやってみるのです。


そして、、、、。


(続きがどうなるかは、読んでみてください。
 なかなかリアルなのが、よいです。
 現実世界でも、「魔法の杖」などはありませんので)



そして、後半では、
具体的な「OKR」の仕組みが解説されています。

それもわかりやすく、
「やってみたい!」と思う気にさせてくれる内容です。


■なんだかんだいって、
やっぱり大切なのは、


『しっかりと結果を出すこと』


です。

いくら綺麗事をいっても、
プロセスが大事、といっても、

結果を出せければ、
その組織も、チームも、個人も、
どうしても居心地が悪くなってしまうのが、
「現実」なのです。

その「現実」に向き合い、


『しっかりと結果を出す』


ということに対するヒントを知りたい方は、
読んでいただくと、参考になるはず。


よろしければ、ぜひ。 


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<今週の一冊>


『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
(著:クリスティーナ・ウォドキー )



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