今週の一冊『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
(本日のお話 2368文字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、個人的なプロジェクトとして
関わっている学びの場、
『サムライ塾』
https://samurai-school.jimdo.com/
への参加でした。
朝9時から夜11時まで、
ベンチャー、コンサル、人事など、
様々な業界の最前線で活躍する仲間と共に、
日清日露戦争、第二次世界大戦、
歴史の失敗、成功から学ぶリーダーシップについて学びつつ、
「自分自身のあり方」について、
皆でぶつかり合い、深く探求をした1日でした。
*
この塾には、政治家、経営者、
ITベンチャーの創業者、
大手企業の中枢にいる方など、
非常に影響力がある人が多く、大変な刺激になります。
環境は、人を変えます。
自分も「最先端」で戦うべく、
もっともっと前に進まねば、と思った次第。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
(著:クリスティーナ・ウォドキー )
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です。
■最近、やたら書店では、
・スタンフォード式
・シリコンバレー式
・ハーバード流
という「枕詞」がついた、
健康法、運動法、ダイエット術、
食事法、ミーティング手法、、、
などなどがたくさん出版されていますね。
今回の『OKR』は、シリコンバレー式の
”『目標達成』の方法”
というテーマで書かれた本。
○○式、▲▲流、と呼ばれる本には、
有象無象ありますが、ことこの本については、
個人的に、かなりイチオシの一冊です。
*
特に、
・目標達成をしたい管理職の方
・ベンチャーの経営者
・いつも実行しようとしては失敗して後悔している方
には、ぜひ読んでいただきたいのです。
それくらい、
”素晴らしき「目標達成」のエッセンス”
が詰まっている本です。
■さて、では、この
『OKR(オーケーアール』
とは、そもそも何か?
そもそも、この「OKR」とは、
一言で言うと、以下のように説明されます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■「OKR」とは?
たった3カ月で、人もチームも生まれ変わる。
KPIよりやる気が出て生産性が圧倒的に上がる新しいフレームワーク。
*
また、OKRは、Objectives and Key Resultsの略。
目標の「O」(Objectives)と主な結果の「KR」(Key Results)を設定する
最も注目されているフレームワーク。
大きな目標「O」と具体的な数値目標「KR」を組合せることで、
目先の数字に振り回されず、やる気が出て、生産性が断然上がります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
ちなみに、この「OKR」、
本書のあとがきによると、
”ピーター・ドラッカーが提唱した”目標による管理”(MBO、Management by Objective)
システムを、元インテルCEOのアンディ・グローブがインテルに導入する際に生まれた。
その後、ジョン・ドーア(元インテル経営幹部、現在は大手ベンチャー・キャピタル、
クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーずのパートナー)が、
投資するスタートアップに次々と広めた。
グーグル、そしてのちにジンガがOKRを全面的に取り入れ、
会社をひとつにまとめ、活力を高めた”
(引用:『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』より)
と説明されています。
”「グーグル」が全面的に導入して、
会社をひとつにまとめ、活力を高めた”
という時点で、なんだか説得力が高まります。
■実際に読んでみると、これがまた読みやすい。
前半は、「シリコンバレーのある物語」で、
共感できるストーリーが展開されます。
*
面白いお話なので、少しだけ紹介すると、
そのスタートアップの会社は、
「良質な紅茶・お茶を拡げる」
というミッションを持った会社です。
CEOのある女性(ハンナ)は、
会社の責任を持ち、「営業」をし、「資金繰り」をします。
”売れなければ、会社は生き残れない”
と考えています。
一方、共同創業者の社長である男性(ジャック)は、逆。
「ブランディング」「品質」が大事。営業は、苦手。
”良い製品を、世に届けたい”
と考えています。
そんな二人が、ベンチャーを立ち上げ、
1ヶ月、2ヶ月と経つのですが、
「見ている方向が違う」
ため、会社を思う気持ちはあるし、
良くしたいという思いはあるものの、
経営は悪化していきます。
しかし、その危機感は、
CEOのハンナばかりが募り、
ジャックは相変わらず「テイスティング」といっている。
このまま売上が立たねば、
数ヶ月後の資金調達は、難しい。
もう倒産するしかないのか、、、。
そんな時、エンジェル投資家であり、
相談役の「ジム」に相談したところ、
『OKR』
というシステムを紹介され、
試しにやってみるのです。
そして、、、、。
(続きがどうなるかは、読んでみてください。
なかなかリアルなのが、よいです。
現実世界でも、「魔法の杖」などはありませんので)
*
そして、後半では、
具体的な「OKR」の仕組みが解説されています。
それもわかりやすく、
「やってみたい!」と思う気にさせてくれる内容です。
■なんだかんだいって、
やっぱり大切なのは、
『しっかりと結果を出すこと』
です。
いくら綺麗事をいっても、
プロセスが大事、といっても、
結果を出せければ、
その組織も、チームも、個人も、
どうしても居心地が悪くなってしまうのが、
「現実」なのです。
その「現実」に向き合い、
『しっかりと結果を出す』
ということに対するヒントを知りたい方は、
読んでいただくと、参考になるはず。
よろしければ、ぜひ。
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<今週の一冊>
『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
(著:クリスティーナ・ウォドキー )
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