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1619号 2018年7月23日

「10年後の自分が、今の自分に手紙を書くなら、何と書くだろうか?」 を考えてみると、今なすべきことのヒントが見つかる

(本日のお話 1953字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、オフィスにて仕事や読書。

またその後は、夕方からは妻と
『未来のミライ』という映画を観にいきました。
あったかい映画で、ほっこりしました。

小さいお子さんのいるお父さんお母さんは、
特に胸に刺さるんじゃないかな、と思います。

よろしければ、ぜひ。



さて、本日のお話です。

今週末に、
『人生のミッションを見つける自己探求ワークショップ』
なるものを開催するのですが、

そのワークショップ内容について、
本を読んだりしつつ、ブラッシュアップをする中、

”未来を考えるための、とても良い質問”

に、ふと出会いました。

今日はその内容を皆様にご紹介しつつ、
思うところご共有させていただけばと思います。


タイトルは、


【「10年後の自分が、今の自分に手紙を書くなら、何と書くだろうか?」
  を考えてみると、なすべきことのヒントが見つかる】。


それでは、どうぞ。



■人生100年時代と言われて久しい中。


「未来に向けて、自分はどう生きるべきだろうか?」

「自分が今、何をしたら良いのだろうか?」


そんな深い問いに注目が集まっている、

雑誌や記事を見ながら、
そのように思うことがよくあります。

実際、

『LIFESHIFT』とか『WORKSHIFT』とか
『AI時代の働き方』とか『逃げられない世代』などなど
(ちょっと不安になるようなものも含めて)

出版されている本のタイトルからみて、
「これからいかに生きるか」というのは、
私達にとって、大きな問いであることは間違いなさそうです。



しかしながら、いざ発想を拡げてみると、
やれることはいくらでもあるし、
しかしながら、時間も限られている、というのが現状。

では、実際に、
私達一人ひとりは何をしたら良いのだろうか、

と考えてしまうわけです。


■そんなときに、こんな質問が、
とある本に紹介されており、
未来を考える上で、大変効果的な質問だなあ、
と思ったのでした。


それが、タイトルでもご紹介いたしました、


『10年後の自分が今の自分に手紙を書くなら、
 何と書くだろうか?』


という”問い”です。

皆様なら、どんなことを書きますでしょうか?
(よければ、ここで考えてみてください)

、、、


ちなみに、
「◯◯(自分の名前)へ、あのときは・・・・でしたね。
 大変辛かったですね、、、」
みたいに情緒的に書く必要はありません。


シンプルに、10年後の自分が、

「あのときにコレをやっておいたことが、
 今(10年後)の自分を助けてくれているよ」

「あのときの、◯◯なチャレンジが、
 今の自分の稼ぐための仕事の土台になっているよ」

くらいのライトなイメージでよいそうです。

ただ、もし10年後の自分が、
そんな”ライトな一言”を手紙で伝えるならば、
そこにはなんと書いてあるだろうか?

そして、それを受けて、
果たして自分は今、どのようなことをなすべきだろうか?

、、、

そんなことを考えてみるのです。


そうすると、

「自分が今、成すべきこと」

(=今、チャレンジしたほうがいいこと、
  今、自分に投資をしたほうがいいこと、
  今、やめたほうがいいこと)

を見つけるのヒントになるのです。


■ある研修講師をしている友人が、
研修のときに、受講者に「自己投資」というテーマで、
こんなことを語っていたのでした。


「今、私は研修講師をしていますが
 実はプログラミングを勉強しています。

 それは、これからの流れを考える時、
 ”研修を実施する”という仕事は確実に減っていくと、
 わかっているから、です。

 そして間違いなく増える仕事は、
 テクノロジーの仕事です。

 教育にも、テクノロジーが入ってくるでしょう。
 
 その時のために、基礎的な知識を覚えておきたい、
 だから、プログラミングを学ぼう、としているのです」


、、、と。

この時、その方の年齢は50歳。

逃げ切れる、とか、
自分には関係ない、ではなく、
それが未来の自分に繋がるとわかるから、勉強をする。

きっとそれは、10年後の自分からして、
やっておいたほうがいいこと、

といえるのでしょう。

そして、そういった行動は、
将来の自分に対して大変真摯な姿勢であり、
かつ素晴らしいことだな、

とひしと思ったのでした。


■新しいこと、挑戦には、
勇気がいるものです。

しかし、その挑戦が
骨が折れることだったとしても、
ちょっと躊躇してしまうことだったとしても。


「今、やっておいたら、
 10年後の自分が喜ぶこと」


と思えるものなら、それを追求していくこと。

それこそが、
自分の未来の可能性を
拓いてくれるアクションではないか、

そして未来の自分が、
感謝をしてくれる「成すべきこと」ではないか、

そのように思うのです。


■私も現在、起業をして
3ヶ月経とうとしていますが、
素直に、自らの力量不足を感じます。

これは、起業しなければ、
向き合うこともなかった”葛藤”かもしれません。

でも、きっと10年後の自分からすれば、
この選択は正しかった、と言える、

そんな確信はあるのです。



「10年後の自分が今の自分に手紙を書くなら、
 何と書くだろうか?」

「あのとき、◯◯をやっておいてよかったね」

そう、0年後の自分が言うとしたら、
今何をするのでしょうか。

そんな問いを通じて、
今の自分と、成すべきこと、
考えてみると、見えるものが増えるかもしれません。


先が見えない今だからこそ、
この問いを、5分でも、10分でも時間をとって、
じっくり考えてみてはいかがでしょうか。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>


たまには踏み鳴らされた道からはずれて、
森のなかに踏み込んでみるといいでしょう。
そうすれば、今まで見たこともないものが
発見できるに違いありません。

グラハム・ベル

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