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1750号 2018年12月2日

今週の一冊『組織の未来はエンゲージメントで決まる』

(本日のお話 2032字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、
『「人生のミッションを定める」自己探求ワークショップ(1日)』
の実施でした。

経営者の方から、人事のプロ、コンサルタントを始め、
若い方からベテランの方まで、実に多くの方にご参加いただきました。

こういう「ミッションを探求する」みたいなことは、
1人でやろうと思っても、なかなかできないものです。

でも、とっても大事なことでもあります。

ゆえに集まって、半強制的に時間を取ることは、
波及効果がものすごく多い、最高の投資活動だよな、、
改めてそんな風に感じた1日でした。

(ご参加いただきました皆さま、
 改めてありがとうございました!)

また年明け頃、やりたいと思います。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、オススメの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

=======================

『組織の未来はエンゲージメントで決まる』
(著:新居佳英)


=======================

です。


■最近いたるところで、

「働き方改革」

という言葉を耳にするようになりました。

その他、

パワハラ、モラハラ、マタハラ、、、

なんだかやりすぎじゃないか、
という気もしないでもないですが、

日本の職場環境も、
大きく変わってきている様子です。



■もちろん、世論がうるさい、国がうるさいから、
本当は興味はないけど「働き方改革」と言っている、

という企業もあるでしょうが、

同時に、”人材不足”という、
構造的な問題に対して、


”このまま、会社が社員に対して、
 愛想を尽かされたら本当にやばい”


という危機感を覚えている会社も、
少なからずあるように思います。


■終身雇用制度が崩れている、

これまたずっと前から言われていること。

しかし、とはいっても、

「会社がなんとかしてくれるだろう」

と未だ、思う従業員もいるだろうし、

「とはいっても、一生勤め上げるものだろう」

と思っている、上司、経営側も、
少なからずいるかもしれません。

どのような考えを持っているのかは、
人によりけりですし、自由ですが、
一つ言えることは、


『「優秀な人材」は、
 会社が何も与えてくれなければ去っていく』


ということは間違いなく言える、

それは事実だと思うのです。




■そして、今回ご紹介している、


『組織の未来はエンゲージメントで決まる』


というこの本のタイトル。


何を意味しているのでしょうか?

そもそも「エンゲージメント」というと抽象的で、
何を表しているのか掴みづらい言葉です。

そんな「エンゲージメント」を
英語辞書で調べると、こう説明されています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『engagement』とは

<主な意味>
・(会合などの)約束、契約、債務、婚約、婚約期間、
 雇用、雇用契約、交戦、(歯車などの)かみ合い
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

、、、とのこと。

そして今回の文脈で考えると、
”雇用”というより、

『婚約』

ということに近いようです。

つまり、

「本当は愛していないけど、
 お金があるからにいる」

という時代ではなく、

「その人が好きだから。
 一緒に歩んでいきたいから一緒にいる
 (もちろん、お金も大事だけど)」

に変わってきている、ということでしょう。


つまり、会社と個人の関係性の問題であり

『相思相愛である状態』

が、従業員を組織にコミットする上で、
非常に大事なことである、

ということ。



■そして、なぜこの

「エンゲージメント」

が大変重要なのか。

そのことについて、今回の著書では、

『業績に直結するから』

と伝えています。


この「エンゲージメント」、
組織と従業員の”見えない関係性”を図るツールは、
次々に登場してきています。


そして、その結果世界的な企業で、

「エンゲージメントが高い組織」と「エンゲージメントが低い組織」

を比べると、
エンゲージメントが高い組織のほうが

・収益性が高い
・生産性が高
・離職率が低い
・質の高いサービスを提供できる
・製品の欠陥が少ない
・社員の欠勤が少ない
・イノベーションに強い

という、明らかな結果が現れてきているのです。

それをこの本では、
多くのデータやグラフを用いて、
その事実をいくつも示してくれています。


■そして、加えて悲しいデータもあります。

それは、


『日本はやる気のない社員が7割』


というデータです。

これは2017年5月に、
日経新聞に掲載された記事の抜粋です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

”世論調査や人材コンサルティングを手がける
 米ギャラップが世界各国の記号を対象に実施した
 従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査によると
 日本は「熱意あふれる社員」の割合が、6%しかないことが分かった。

 米国の32%と比べて大幅に低く、
 調査した139カ国中132位と、最下位クラスだった。

 企業内に諸問題を生む
 「周囲に不満を撒き散らしている無気力な社員」の割合は24%、
 「やる気のない社員」は70%に達した。”

参考:日本経済新聞 2017年5月27日の記事より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

、、、これは、日本で働く私達にとって、
決して他人事ではないことではないでしょうか。

あまりに切ない結果なのですが、
この話をすると、多くの人事の方が
「わかる、わかる」となるのが、更に切ないのです。。。


■しかしながら、この

「エンゲージメント」

を改善する方法も、存在するのです。


そして今日ご紹介したこの本を読むと、
会社の未来、そして日本の未来に危機感を感じると共に、


「いかに、エンゲージメントが働くために必要なのか?」


を理論的に、豊富な事例を持って、
理解することができるはずです。




これからの大きな潮流は、

「エンゲージメント」

です。

今、『Great Place to Work(働きがいのある会社)』ランキングなど、
注目されている調査も増えており、

社員を大切にする会社こそが、
生き残る方向に進んでいます。


ゆえに、人事に関わる人は元より、
経営者、マネジメントに携わる立場の人に、
ぜひ読んでいただきたいと思える一冊です。

きっと、多くの気づきがあるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


=======================
<今週の一冊>

『組織の未来はエンゲージメントで決まる』
(著:新居佳英)



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