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1635号 2018年8月8日

悩みの対処法は、「分ける」ことで「わかる」こと

(本日のお話 1564字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

ならびに夜はジムにて、
身体を動かしてまいりました。

9月頭に参加するトレイルレース50キロに向けて、
体重を少しずつ落としています。



さて、本日のお話です。

最近、とある人間関係のトラブルがあり、
少し己を振り返り、考えることがありました。

あまり起こらないのですが、
なぜか特定のある人とだけぶつかってしまうのです。

しかしながら、こういう状態は、
自分にとっても、そして相手にとっても、
あまり良ろしくない状況です。

(そもそも、「思い悩む」は
 何も生み出しませんから、、、、)


そのため、色々と考え、
とある行動をしてみたところ、
少し霧が晴れた感覚がしたのでした。

今日はそんな一つの「悩み・課題解決」の方法について、
思うところを皆様にご共有できればと思います。


タイトルは、



【悩みの対処法は、「分ける」ことで「わかる」こと】。



それでは、どうぞ。



■「わかる」の言葉の語源は、「分ける」である、

と言われます。


よく混乱している人が、

”何が「わからない」のか、わからない”

ということがありますが、
「わからない」ということは、
ほとんどの場合、「分けられていない」のです。


「わかっていること」と
「わかっていないこと」が明確に「分け」られれば、
ほとんど解決したも同然。


混沌として、ごちゃごちゃになっている頭が
何回も同じことをループしている頭こそが、
実は問題だったりするのです。


「分けること」ができれば、
半分以上、「わからない」は解決される。

そう思います。


ですから、


”「思い悩み」や「混乱」を避けるには、
  まず「分ける」こと”。


これは非常にパワフルな方法である、
と強く感じますし、私もよくやるのです。


■正直、不快な状況にスポットを当てるのは、
個人としては大変疲れますが、

しかし、その”不快な状況”を、
まるで生ゴミに蓋をしておくごとき状況のほうが、
実は、蓄積していくため、結果的に
自分にもダメージが大きかったりする。


ですから、「避ける」のではなく、
「向き合う」のも一つの方法になり得る。

そのため、今回も向き合って見るため、
”ある「分ける」ための手法”を使って、
考えてみたのでした。


具体的には、


『マインド・マップにして、
 思っていること、起こった事実を全て書き出す』


こと。


すると結果、”問題(悩み)の全体像”が見える。

そうすると、なんとなく、
次に何をやればよいのかが、
不思議と見えてくるのです。

少なくとも、
「何度も同じ場所を思考がループする」
よりは100%健全なことは、
間違いがありません。


加えて、忘れようとしても、頭の中に、
何度も何度も、侵入してくる
問題・課題・煩悶は、


”やっぱり(問題が)何かを伝えようとしている”


そう考えたほうが、
健全なように思えます。


だからこそ、向き合ってみることも、
一つ大事なのではないか、

と思うわけです。


■また、こういった

「分ける」ことをしていくと、
ある事実に気がつくことがあります。


それは、自分が、


『「事実」と「ストーリー」をごっちゃにしている』


ことに気づくのです。

起こった「事実」は一つ。

しかし、それに対して、
無意識に自分で勝手に
「ストーリー」を加えていることに、
気がつくのです。




例えばある人が自分に
”苦言”を言ったとします。

それが「事実」。

ただそれだけです。


しかし、その上に無意識のうちに、

・あの人は、自分を嫌っているに違いない
・自分はダメな人間である
・ああいう人とは一生上手くいかないに違いない
・きっと相手の性格はねじ曲がっているんだろう
・友達がいないに違いない

などなど、勝手に思ってしまう。

しかし、これらは事実ではなく、
全部、「ストーリー」なのです。


なのに、それにより、
ますます重荷を背負っている

ということがあるのです。

、、、

そういうことも、
実はエネルギーを浪費している可能性があり、

だからこそ、

『「わける」ことで、「分かる」こと』

が非常に大切である、
と思うわけです。



■世界的ベストセラー『7つの習慣』の、

”第1の習慣 主体的である”

では、成功した人生を歩むためには、

「影響の輪にフォーカスせよ」

と言っています。


この言葉が言わんとすることは、

”「関心の輪」(=気がかりだけれど変えられないこと)でなく、
 「影響の輪」(=自分が影響できること)に、意識とエネルギーを集中しましょう”

ということ。

言ってしまえば、

「思い悩み、同じことをループする」

のは、「関心の輪」であり、
エネルギーの浪費である、

そのように捉えられる、
とも言いかえられるでしょう。


だからこそ、逆に言えば

『積極的に頭を整理し、分けて、対策を立てる」

のは、「影響の輪」の出来事です。


悩みや問題は日々起こっても、
その向き合い方において、

「前進する」

そんな手法を考えて、
行動していきたいものだな、

改めて、そのように思った次第です。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。

本日も皆様にとって素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

かんがえてばかりいると
日がくれちゃうよ

相田みつを

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