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1662号 2018年9月4日

「健全な劣等感」を持つことが、自分を育てる

(本日のお話 1989字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに、夜は個別コーチングでした。

ちなみにクライアント様は、
某大手企業のグループ会社の役員の方。

その方と共に、

「60歳以降どう稼ぎ、どう生きるのか?」

を議題にブレストいたしました。

私より大先輩で、経験や立場が
全く違う中でのコーチングでしたが、
だからこそ、率直なアイデアをぶつけ合うことで、
生まれるものがあるな、と感じました。

そして、どんな立場でも、
結局は「行動」しかない、とも思った次第。

(改めてMさん、ありがとうございました。
 また1ヶ月後お会いできること、楽しみにしております!)



また、帰宅後、夜22時から、
今週末の「白馬トレイルマラソン(54キロ)」の
レースに向けて、10キロのランニングでした。

久しぶりに走って気持ちよかったです。


■また、1点、昨日のメルマガについて、
<お詫びと訂正>があります。

昨日のメルマガ、

『<大学生限定(無料)> 人とは違う、自分だけの「強み」を発見する
 「ストレングス・ファインダー・ワークショップ(1日)」』

において、価格は【無料】と本文でお伝えしていたのに、
最後のイベント案内で「特別価格1万円」となっておりました。
正しくは『特別価格 0円』です。

お申込み頂いた方、どうぞご安心くださいませ。
(私の間違いです、ごめんなさい、、、)

まだ若干名余裕がありますので、
ご興味がある方、どうぞお申込みくださいませ。

※詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://peraichi.com/landing_pages/view/sf0922



■さて、本日のお話です。

私が好きな番組で、

『世界の哲学者に相談』
http://www4.nhk.or.jp/tetsugaku-soudan/

というものがあります。


高田純次が司会を務める番組なのですが、

「視聴者の人生のお悩み」

について、過去の哲学者の言葉や思想、
を元に、解決をしていこう、

という、なかなか深いテーマの番組なのです。


今日は、その番組をみながら、
「なるほどな」と思ったことがありましたので、

その内容をご共有させていただくと共に、
思うところをお伝えさせていただければと思います。


タイトルは、


【「健全な劣等感」を持つことが、自分を育てる】。


それでは、どうぞ。


■『世界の哲学者に相談』。

このNHKの番組には、
色々な視聴者の悩みが寄せられます。

これまで議題にあがった「お悩み」は、
例えば、こんなものがありました。


・幸せになるには?

・死の恐怖からどう逃れるか

・死別の悲しみを乗り越えたい

・働くことの意味がわからない

、、、

などなど。

お題もかなり深く、
一筋縄では答えられないようなテーマなのです。

そして、そこがいいのです。


■そんな番組の先週のテーマが、


『同級生に劣等感をどうにかしたい』


というものでした。



そしてそれを見ながら思ったこと。

おそらく、私達人間は、

・誰かのことを羨ましく思う とか、

・人と自分を比較して凹む ということ、

多くの人にとって、
経験があることではないか、と思います。

正直、私も頭ではわかっていても、
つい、比較してしまうこと、しばしばあります。


■しかしながら、
色んな本を読んだり、経験をする中で、

「人と自分を比較しても仕方ない」
「(比較することは)魚が、鳥になりたいと憧れるようなものだ」


と比較することの無意味さをなんとなく感じるようになり、
そして、誰かと比べることは、少なくなったように感じます。

だから、半ば言い聞かせるように、


・持っている才能も、環境も、性格も、
 興味も、趣味も、やりたいことも、ぜんぜん違う人と、
 比較しても、意味がない。

・自分が自分の道で大きくなればいい。

、、、

と”思うようにして”、
段々とそう考える割合が多くなっていったとき、

「比較してしまう世界」からの”引力”

が、少しずつ弱まった気がしたのでした。



■そして、番組の中で、

「世界の哲学者」からの名言として、
こんな言葉が紹介されたとき、非常に、
”腹に落ちる”感覚があったのです。


その言葉とは、以下のようなものでした。




【悪い劣等感は”他者との比較”から生まれる。

 良い劣等感は”理想の自分”から生まれる。(アドラー)】



という言葉。


■自分の敵は自分。

過去の自分に勝て。

、、、


そんなことを言われますが、
本当にそのとおりなのだと思います。


私達は、”理想の誰か”になることはできなくとも、
”より良い自分”になることはできる。

だからこそ、そこにフォーカスをしたいし、
それが自分にエネルギーを与えてくれる、


【健全な劣等感】


を持ちたいものだ、と思ったのです。


■そして、その【健全な劣等感】を持つために、
どうすればよいのか。

そのためには、そのステップとして、
他の誰でもない、


”「理想の自分」を、カラーで、鮮明に思い描けるレベルで
 具体的に想像できること”


が必要になってきます。

”理想の自分”といっても、
それは空想の、想像上のものですから、
それを「リアルに想像できること」が、実体化させるために、
大変重要なことである、と思うのです。

だからこそ、例えば5年後の自分として、


・仕事はどんなことをしているのか

・どんな時間の使い方をしているのか

・日々の精神状態はどのような気持ちでいるのか

・友人、パートナー、同僚は、
 どんな性格で、どんな能力を持っている人たちなのか

・自分の肉体は、どんな状態を保てているのか

・自分の能力(知識、経験、スキル)は、
 何を、どのレベルまで身につけているのか

・経済的にはどれほどの貯金、収入があるのか

、、、


というような、1日24時間、
自分を取り巻く微々細々なことまで、
「理想の自分」をイメージしてみる。

そして、その理想と今の”ギャップ”を考える。


そうしたときに生まれる”劣等感”は、
人と比較するよりも、自分の努力で
なんとかできる感覚が持てるはずです。



■【健全な劣等感】を持つために、
まずは、「理想の自分」を思い描く。


ここからスタートすることで、

”誰かとの比較”ではなく、
”理想の自分との比較”にフォーカスできる、

そのように思います。


と、いうことで、
自分を前に進めてくれる武器としての

【健全な劣等感】

を手に入れて、己を育てていきたいものだ、

そのように感じた次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>


他人の期待に耳を傾けないことだ。
あなたはあなた自身の人生を生き、
自分自身の期待に応えるべきである。

タイガー・ウッズ

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