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1712号 2018年10月25日

自分をレベルアップさせるためには、「よくわからない世界」に身を置くこと

(本日のお話 1885字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに夜からは英語塾への参加。
その後、仲間たちと懇親会など。

この英語塾には、

・JICAで海外を股にかけて働く方、
・独立して英語でコンサルをしている方、
・一流ホテルで働く方、
・大手企業での海外事業部の方

など、大変優秀な方が所属しています。

そんな仲間と、
リベラルアーツについて語る会ですが、
非常に学びになっています。

(レベルが違いすぎて、ストレスもありますが汗)

思ったことを、もっと英語で
スムーズに語れるようになりたいな、
と思った夜でした。



さて、本日のお話です。

最近思うことは、もし
「自分をより前に進めていきたい」とか
「成長させていきたい」と願うのであれば、

『数段上の世界と関わり続けること』

がものすごく重要である、
と感じます。

本日はそのことについて、思うところを
皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【自分をレベルアップさせるためには、「よくわからない世界」に身を置くこと】。


それでは、どうぞ。


■きっと、このメルマガを
読まれている皆さまは、

「自分をより良くしたい」とか
「自分をもっと成長させたい」とか
「新しい世界をみたい」という、

自己向上意欲に溢れた方が、
多いのではないかと思っております。

(でないと、こんなに長い文章に、
 朝から目を通そう、と思わないのではないかと、、、笑)


しかしながら、
人生で100年時代と言われる中、
自分の理想的な人生を生きる、戦い続けるために
とても大事なことは、

『自分をアップデート(変化)させ続ける』

ことです。

常に、自らの”スキル”を磨き、
出来ることを増やす。

そうすれば、生き残れる確率も高くなるし、
それがすなわち、リスクヘッジになりますから、

己を前進させようとすることは
非常に重要な「人生戦略」でしょう。


■しかしながら、人はつい、

”今の環境に慣れてしまう”

生き物であると思います。


例えば、会社でそれなりの
ポジションについた場合。

周りには後輩やメンバーがいる。
皆、慕ってくれる。

上には、そんなに尊敬できる、
圧倒的な存在はいない。

自分がヒエラルキーの上の方にいる。
ゆえに、自己重要感も満たされている。

そして”居心地の良さ”を感じている。

、、、

もしそんな環境にいるとしたら、
「自分をより良くしよう!」
と思おうとしても、なかなかに
難しいようにも思うのです。


■しかし、世によく知られた、

「井の中の蛙大海を知らず」

ということわざにあるように、
どんな世界にも、常に上はいるもの。

もし自分が、

「結構イケてるな」
「俺(私)いい感じ」

などと思ったとすると、
それは、かなりの場合、

”自分が更に上のフィールドを知らないだけ”

である可能性がある、と思うわけです。
(恐ろしいことに)


■そんな中、もし、
自分が何かの分野において、

「更に上を目指したい」
「自分を成長させたい」

と思うのであれば、私が思う、
大変オススメな行動があります。

それが、

【自分が「よくわからない」と思う世界に身を置くこと】

なのです。


「よくわからない世界」といっても、
全く興味がない、知らない世界にいきましょう、
というのではなく、

興味がある分野、
自分が追求したい分野において、
「話している視点が違いすぎる」から、”よくわからない”、

そんな環境にいきましょう、
という意味です。


■例えば、冒頭にお伝えした私の英語塾。

参加しているのは、
皆TOEIC900超えは当たり前の仲間たち。

その中で、できるだけ洗練された英語で
リベラルアーツ(世界経済、政治、環境問題)
などを英語で語る、というコンセプトです。

正直、私のレベルでは、
英語力も、また語り合う内容も”荷が重い”のです。
というより”荷が重すぎる”のです。

つまり、私にとって未だに

”よくわからない世界”

なのです。

それは一言でいえば、
「レベルが違うから」なのでしょう。

精一杯背伸びしていますが、
常に足が吊りそうです。



また、ビジネスでもそうでしょう。

今定期的に会う仲間には、
自分が語る文脈より、
もっともっと深い話をする仲間がいる。

自分ができた、と誇らしく思っていることが、
「そんなの当たり前でしょ?」と、
普通にみてくる師匠がいる。

自分自身が、

”よくわからない”

と思える文脈で話すような、
上位視点から語る環境に身を置くと、

「自分の未熟さを痛感する」

のです。

ああ、自分はまだまだだな、
自分は何も知らないんだな、、、
そう思うようになるのです。

しかしながら、そのギャップ、隔たりがあるがゆえに、

”理想と現実の間に、真空状態”

を生み出し、
自分を高みに引き上げてくれる、
そのように感じるのです。


■「自分を成長させよう」と思う動機づけためには、

「環境設定」

がとても重要です。

それは自分にプレッシャーをかける行為でもありますが、

・危機感を感じる、
・自分はまだまだだと思える
・居心地が悪いと感じる
・周りとの歴然とした差を覚える

そんな場所は、自分を引き上げてくれます。

しかし、人は”痛み”があるからこそ、
成長しようと思うのも、また一つの事実なのです。


だからこそ、

【自分をレベルアップさせるためには、「よくわからない世界」に身を置くこと】。

このことを、改めてオススメさせていただきたいな、
そのように思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

世界は一冊の本であり、
旅に出ないものは同じページばかり読んでいるのだ。

アウグスティヌス

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