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1717号 2018年10月30日

妻の失敗談から学ぶ「一歩踏み出すこと」から得られるもの

(本日のお話 2653字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、1件のアポイント。
また、1件の社内ミーティング。
ならびに、1件の「組織コンサルティング」でした。

月1~2で会社様にご訪問させていただきながら、
人材育成、組織開発を通じて、

”成果獲得のお手伝い”

を行うサービスを(実は)行っております。

現在は限定的にやっておりますが、
手前味噌ながら、費用対効果の高いサービスだな、

と思っております。

ご興味がある方がいれば、ぜひ!
https://goo.gl/forms/hnLmLOubzB5U0s8g2



さて、本日のお話です。

完全にプライベートな話なのですが、
昨日、私の妻が「ある失敗をした」と
凹んで自宅に帰ってきておりました。

その内容が、

”一歩踏み出すことの大切さ”

について、学びを感じるものであったため
本日はそのお話について、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【妻の失敗談から学ぶ「一歩踏み出すこと」から得られるもの】。


それでは、どうぞ。


■最近、我が家で、

・夕食をつくる最中、
・片付けをするとき、
・歯磨きをしているとき、

などなど、あらゆる作業中に、
流れている「音声」があります。

それが、


『経沢香保子の起業も人生も味わい尽くす』
 https://goo.gl/72fwLB


なるポッドキャスト。

私が流しているのではなく、
妻が流しています。

妻は、この「経沢香保子さん」を
いつからかたいそう尊敬、崇拝しており、
最近は家に帰ると常に、

「経沢香保子さん」

が喋っています。(ポッドキャストから)


■ちなみに、ポッドキャストの内容は、
旬の人をゲストとしてお招きし、

・働く上でのポイント
・人付き合いのポイント
・キャリアを磨く上でのポイント
・自分を磨く上でのポイント

などなど、向上心溢れるテーマが
中心に、話が繰り広げられます。

さすが、日本において2012年当時、
女性最年少上場を果たした起業家という経歴の持ち主。

彼女の凄さは、音声を通じて、
ひしと伝わってきます。


■そんなある日、
妻がこんなことをつぶやきました。

「かほこさんの対談(セミナー)があるらしい。
 いこうかな、どうしようかな」

と。私は

「いや、行かない理由がないでしょ。
 絶対行きなよ!」

と背中を押します。

、、、しかしながら、妻は元々、
新しい世界にガンガン飛び込むタイプの人間ではありません。

かつ、”尊敬する人”だからこそ、
ものすごく会いに行くのは緊張する、
としきりに言っていたのでした。

とはいうものの、なんとか申込み完了。

そして昨日、
その対談(セミナー)当日を迎えたのでした。


■私は夜仕事でしたので、
自宅に帰って、妻に聞きます。

「、、、かほこさんの対談、どうだった?」

妻は、なんだか、
言い淀んでいます。

そして口を開きます。


「実は、今日、電車を乗り間違えたのね。
 それで、会場についたのが、遅刻して、
 対談が始まった後だった。

 案内には、”遅刻厳禁”と書かれていたから、
 迷惑をかけてしまう、入って良いものかどうか、
 すごく躊躇したのね」

私「うん、それで?」

「でも、ここまで来たのだから、
 と思って、エレベーターに上がって、
 会場の階のスイッチのボタンを押したの。

 そしたら、開いたとき、
 エレベーターの前が既に会場で既に対談が始まっていた

 ”かほこさん”が目の前にいたの!

 それで、対談しながらも、
 遅れてきた私を見て、目が合ったの」

私「ほうほう、それでそれで?」

すると、妻は一瞬間を置いて、
こう続けました。

、、、


「そのまま「閉」ボタンを押した」


、、、と。


■「!!」

よくわからず、私は一瞬止まります。
意味が、わからない。

確かに遅刻はNGなものの、
エレベーターのボタンまで押して、
帰る理由が、私にはわからない。

「なんで?なんで? そこまで行ったのに?
 せっかくの機会なのに、ありえなくない?!」

そう追求します。

「いやー、せっかくの尊敬する人にあって、
 空気を感じる機会だったのに、ばかだなー」


すると、妻はこう口を開きました。


「、、、そんなのわかってるし、
 自分でも十分凹んでいるから、もう言わないでよ」

、、、と。

沈黙が流れます。


■憧れの人に会えた喜び。

しかし、あまりの緊張と、
そして普段慣れない、
新しい場へ飛び込んだこと。

それらの事が入り混じり、
「閉」ボタンを押した事実。


どうやら、本当に凹んでいる様子だったので、
ちょっと会話の切り口を変えてみることにしました。

そんな状況で我が家でしばしば試す、
この魔法のフレーズ。


『この失敗から何を学んだんだい?』


と、聞いてみます。

これを口に出すと、
不思議なことに、プラスの側面に、
目が向くようになるので、とてもオススメなのです。


■すると、妻は次のような回答をしました。


・私(妻)はこれまで、実は1人では
 「憧れの人に会いに行こう」と飛び込んだことはなかった。
 はじめてのチャレンジができた。

・いつも時間にルーズ気味であった。
 今回改めて身に沁みて、余裕を持って行動する大切さを
 痛みを伴い学んだ


、、、とのこと。

自分のことは棚に上げて、
身内という立場から色々言いたくなるものの、

こと「自身の学び」という観点で見たときに、
”今回のポイント”はそこではない、とも思ったのです。


■「大切なこと」とは
周りの人がそのことをどう言おうが、

自分が”その経験・チャレンジ”を通じて


『自分の糧となる学びがあったか』


である、と思うのです。

つまり、「得るものがあったかどうか」、ということ。
言ってしまえば、結果は関係ない。
得るものがあれば、それでよいのです。

少なくとも、
「新しいことを一歩踏み出そうとした」こと。

そしてそのプロセスで失敗をして、
痛い思い、恥ずかしい想いをしたとしても。

そこに、

「本人にとっての得るもの」

があれば、一つの価値になりえる、と思ったのです。

そうすれば、『一歩踏み出したこと』ただそれだけで、
十二分にもとが取れる、と感じます。


■”人と比べること”の虚しさ、苦しさは、
誰もが一度は感じたことがあるはず。

外交的で、新しい環境に飛び込むことは
”息を吸うように出来る人”にとっての、

「はじめてのセミナーへ参加する」

ことの意味と、

普段、新しい環境に出ることに躊躇し、
大変な勇気を要する人とっての、

「はじめてのセミナーへ参加する」

ことの意味は全く違います。

同じ行為でも、
その背景にある”勇気”や”チャレンジ”の重みが、
まるで違ったりするのです。

あくまでも、

「自分にとってのチャレンジ」
「自分にとっての新たな一歩の踏み出し」

がそこにあればよく、
そこにこそ「価値」があるのでは、

私は、そのように感じました。


■今回、妻の失敗談とのことで
一つのエピソードをご紹介しましたが、


【「一歩踏み出すこと」の大切さ】


とは、正しくは、
「『自分の領域から』一歩踏み出すこと」
こそが、大きな学びに繋がる、ということ。

そして、失敗でも成功でも
「新しい一歩を踏み出した」ときに得るものは、
大変大きいのではなかろうか、

そんなことを思った次第です。


、、、と、身内に思うことはままあるにせよ、
そんな風に前向きにまとめてみました、の巻(笑)


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

他人の期待に耳を傾けないことだ。
あなたはあなた自身の人生を生き、
自分自身の期待に応えるべきである。

タイガー・ウッズ
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