メールマガジン バックナンバー

1937号 2019年6月8日

”あなたの感覚と現実とのギャップ”を埋める方法は、「◯◯◯すること」である ~前編~

(本日のお話 2980字/読了時間3分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日金曜日は、1件の社内ミーティング、並びに1件のアポイント。

またお昼には、私が最近受講して、大変感動した、

『元外資コンサルによる「戦略的プレゼン資料作成講座」2日間集中講義
 〜外資コンサル流、会社では絶対に教えてもらえない、早く、わかりやすい資料を作る技術〜』

を運営している、株式会社ルバート代表の柗上社長とランチでした。

本当に人間的にも、スキルとしても素晴らしく素敵な方。

先日も紹介しましたがこのセミナー、
既に6月も7月も満席で、キャンセル待ちという状態。

某グローバル企業内のNPS(評価の指標)がずば抜けて高すぎて、
「この研修はなんなのだ?!」と問い合わせがあったとのこと。
それらもすべて、頷けるなあ、と思いました。

「行列のできる料理店」並に、受講が先になるかもしれませんが、
本当にオススメの研修でございます。


また、夜は2ヶ月前から通っているNews Picksアカデミアの
「事業を成功に導くマーケティング戦略」のゼミに参加。

これまた、自分の専門分野と違う領域ではあるものの、
思考を拡げる練習&勉強になりました。



さて、本日の話です。

世の大企業を始めとした
「マーケター(マーケティング担当者)」が集まる学びの場。
それが先述の、News Picksアカデミアの「マーケティングのゼミ」です。

専門外で、正直良くわかりません。。。
だからこそ、自分が普段考えないことに気づく、
良いきっかけになっています。

そして昨日のゼミの中で、1つ、
小さいけれど、大きな気づきがありました。

それは「自分の当たり前と現実のギャップを調整する方法」です。


今日はこの話について、気づきと学びを、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【”あなたの感覚と現実とのギャップ”を埋める方法は、「◯◯◯すること」である ~前編~】


それでは、どうぞ。



■私達は「社会的な生き物」です。

もし自分の立ち位置と、
社会全般の考えとの”乖離”を自分で認識をしていないと、


・変わり者、不思議ちゃんと扱いされたり、

・自分のこだわりを当たり前のように語りすぎて、
 「あの人は違うから」で片付けられたり、

・結果、人を巻き込むことができない


、、、というあまりことが起こりえます。

今、『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』(著:北野唯我)
という本が売れていますが、この本では、

「天才はたとえその意見が正しく、
 世界を変えるものだったとしても、周りに理解されない。
 ゆえに、孤独を感じる。そして、集団と化した”凡人”に潰される」

といいました。

つまり、「正しい」ことも大事だけれど、
「周りにちゃんと伝わること」ももっと大事である、

といえるのでしょう。

何かを変えるためには「巻き込むこと」が必要になり、
そのためには、

『自分の考えと現実(=世間、社会、他の人)とのギャップを正しく知る』

ことが重要な要素になるのだろう、と思うのです。


■そんな一例として、最近、私の中で、

「自分の感覚と現実がズレている」

と感じる事例がありました。

それが、

”マラソンの話”

なのでございます。

私は5月から7月にかけて、走る系のチャレンジが、
盛りだくさんな3ヶ月になっています。

具体的には、

・5月 100キロマラソンへの挑戦 → 達成
・6月 トライアスロン(ミドル)の初挑戦 → これから
・7月 177キロマラソンへの初挑戦 → これから

という内容。

■こういう話をすると、10人中8人くらいが、

「本当にドMですね。。。」
「100キロとか、ありえないー」
「トライアスロンなんて、なんでやろうと思うのかわからない汗」

と言われ、「そうですよねえ」と答えるものの、
一方、もうひとりの「自分の正直な感覚」としては、

・友人もみんなフルマラソンを走るし、トライアスロンもやっているし、
・近所で朝、おじいちゃんおばあちゃんがたくさん走っているし
・100キロウルトラマラソンでは、
 70歳位のおじいちゃんが草履のようなもので走っていたりするし、
・50歳のおばさまおじさまが一番力強い走りを見せたりしているし、

という光景を日常的に見ているため、

「マラソンやトライアスロンしたりするのは普通のこと」

と、”感覚的に”どうしても思ってしまうのです。

そして、周りの「ありえない」という感覚と、
自分の感覚の間には、ズレがあり、乖離があるよな、、、

となんとなく思っていたのでした。

そしてその乖離は、
「自分が伝えたいメッセージ」が、
皆さまにちゃんと伝わるかどうかに、
少なからず影響を与えているな、と思うのです。


■そんな中、昨晩の「マーケティング戦略のゼミ」で、
講師の方が、こんな話をされたのでした。


「マーケティングでは”市場を定義すること”が大事です。
 そのためには『自分が当たり前と思っている”定義”を考え直すこと』です」


つまり、よく言う、
「前提を疑え」というヤツですね。

そして、その後続けて、
講師の方はこのように言いました。


「皆さまの中で、自分がターゲットとする層が何人いるか、
 正確に把握している人はいますか?」


…と。


そして、その時に思ったのです。

「あれ?
 マラソンをやるのが自分は当たり前と思っているけれど、
 実際に、全人口のどれくらいがやっていて、
 走るのを当然と思っている人はどれくらいいるのだろうか?」

…と。


■そして思ったのです。

気をつけているつもりでも、やっぱり
「自分が見ている世界を中心に考えがち」なのだな、と。

は頭ではわかっていても、
ついつい、無意識レベルにそう思ってしまう、
それくらい強力なものが、”ものの見方のちから”だと思います。


例えば、自分が興味がある、当たり前だからといって、

・蒼井優と山ちゃんの結婚会見を誰もが知っていると思ったり
・スマホは皆使っている、と思ったり、
・職場で普通に使っているWEB会議システムや、
 スプレッドシートなどは普使って当然と思ったり、
・Amazonプライムは便利だから皆使っていると思ったり、

…みたいに。(私の例です)

すなわち、

『自分を基準に考えてしまう』。

これらは私だけではなく、
皆さまにも同じことが言えると思うのですが、いかがでしょうか。


■私たちは、

世界で起こっている出来事をバランスよく、
客観的に見ているのではありません。

自分が無意識に取捨選択している情報によって、
私達自身の”ものの見方”を定義しています。


私(=紀藤)の周りに「走る人ばかりいる」。
だから、”実際以上に”「皆、普通に走るものだ」と思ってしまったり

私(=紀藤)の周りの人は皆「7つの習慣」を知っているので、
”実際以上に”「皆、7つの習慣を知っているもの」と思ってしまったりと、

自分のものの見方は感覚に影響を与え、
そして”自分の感覚”は現実の間に、”微妙なズレ”を生み出すのです。

そして、そのズレを放置すると、
現実(=大きな流れ)を見落とし、
人々を動かしたり、適切な選択をできなくなったりもします。

ゆえに、マーケティング(=人を動かす)には、

”現実を知り、それに準じて、
メッセージを届ける必要がある”

というのでした。


■、、、と気づけばだいぶ長くなってしまいましたので、
続きは月曜日に続けたいと思います。
(明日は、日曜日なので今週の一冊のコーナーですので)

ぜひ、こんな文脈で

【”自分の感覚”と”現実”とのギャップを埋める方法は、「◯◯◯すること」である】

の答えを考えてみてくださいませ。

(※ヒント:「定◯◯すること」です)


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。

==================================
<本日の名言>

あなたが明日会う人々の四分の三は、
「自分と同じ意見の者はいないか」と必死になって探している。
この望みを叶えてやるのが、人に好かれる秘訣である。

デール・カーネギー(アメリカの実業家)
===================================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す