今週の一冊『実践!タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために』
(本日のお話 1578字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
徳之島6:00です。
相変わらず豪雨で、「大雨警報」が出ております。
8:00からレーススタートですが、
雨で前が見えません。
とはいえ、これもまた一興、
ということでスイム、バイク、ラン、合わせて、
90キロの旅路を楽しんで参りたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日はおすすめの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。
今週の一冊は、
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『実践!タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために』
(著:坂本健)
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です。
■先日、何気なく「Amazonプライム」のサービスの一環で、
”プライムリーディング(読み放題)”
で読める本として、上記の
『実践!タイムマネジメント研修』の本を偶然見つました。
ちょうど、生産性やタイムマネジメントについて、
気になっていたところもあり、無料なのにやたらと高い評価!
ということで、読んでみました。
、、、すると、0円とは思えない気づきがあり、
かつ、研修会社が出している書籍ということで
「研修をまるで受けているかのよう」に感じられるストーリーとして
スッと内容が入ってくる、”隠れ良書”でした。
■内容としては、こんなストーリー。
・主人公の若手社員が、憧れの先輩のおすすめで
「タイムマネジメント研修」に参加することになった。
・おそらく3時間×3日くらいで実施される、
異業種交流型の集合研修。
・その研修に参加をして、「時間の使い方」についての
気づきを得ていく
という、直球のストーリーです。
しかしながら、私達が普段陥りがちな
『”時間”に対する意識のバグ』
を本の中でありながらも、
ワークやスライドが詳細に書かれていて、
非常にわかりやすかったのが驚きでした。
■例えば、
「9~18時の仕事時間を使えるAさん。
なぜいつも残業が増えてしまうのか?」
という疑問について、
実際にAさんのスケジュールを朝から一緒に考え、
・朝会社に来たとき、
”どんな気分で”、
”集中力はどれくらいで”、
”まず何をしようとするのか”
などを一緒に考えたり、
・お昼ご飯を食べた後に、
”どんな気分で”、
”集中力はどれくらいで”、
”まず何をしようとするのか”
・会議まで20分だけ時間がある状況で、
何をしようとするのか、
などについて、考えてみるのです。
そうすると、
「30分しかないし…
まとまった時間がないと、せっかく集中しても、
アウトプットは出せないだろう」
などと、不思議なことに多くの人が思い、
そして、
「ダラダラとメールを返す(30分で3本、というように)」
という選択をしがちだったりする。。。
そんな「あー、確かにあるある!」という
誰もに起こりうる状況を、
”なぜそう思ってしまうのか?という
「時間」に対する意識のバグ”
という視点で、解き明かしていくのです。
例えば、
”20~30分では、まとまったアウトプットが出せない”
と思ってしまうのが「時間に対する意識のバグ」で、
”本当は人の集中力は一気に跳ね上がるため、
20~30分で色々できる”
ということがやってみるとわかったりします。
■その他にも、仕事の依頼について
『「過剰品質になりがち」な意識のバグ』
『「目的を見失いがち」になる意識のバグ』
などについて、架空の登場人物が、
研修の中でワークを行い、
見事に失敗や講師の意図にひっかかり、
気づきを得ていく様子が、面白いです。
これは研修をやっている人が、
その様子を、小説のように書いたから、
描けた一冊なのだろうな、と感じました。
■ということで、
「時間管理」「タイムマネジメント」
等に課題がある方は、
一度手にとって見るとよいかと思います。
きっと、気づきがあるはず。
(特に若手の方にはおすすめです)
Amazonプライムの方は、タダで読めますしね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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<今週の一冊>
『実践!タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために』
(著:坂本健)
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