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2252号 2020年4月20日

NHK シリーズ コロナ危機から学ぶ、 ”起こりうる「最悪」を想定しつつ「最善」を尽くす”ということ

(本日のお話 2009字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、1件のオンラインミーティング。

ならびに、 そして隅田川を散歩しながら 読書、
また今ハマり中のNHKの特番を視聴などでした。


さて、本日のお話です。

先週よりNHKオンデマンドにて
「コロナ関連の特集」を続々視聴しています。

我家にはテレビがないこと、
また私はつい自分の世界に没頭し
世の中の流れを忘れがちになる傾向があるため
定期的な情報収集として見ておこう、
と思ったこともあります。


そんな中で、先日視聴をしたコロナ関連の番組で
また一層考えさせられるものになりました。

今日はそのお話を受けて思ったこと、感じたことについて
皆さまにご共有させていただければと思います。

タイトルは


【NHK シリーズ コロナ危機から学ぶ、 ”起こりうる「最悪」を想定しつつ「最善」を尽くす”ということ 】


それではどうぞ。





■NHKオンデマンドで、4月18日に放映された


『BS1スペシャル シリーズ コロナ危機「グローバル経済 複雑性への挑戦」<前編>』


というNHKの番組を視聴していました。

(BS1のNHKの番組は、なんだか深くて
 興味深い&学びになるものが多いです)


先日もメルマガでご紹介しましたが
「NHKのコロナ危機」シリーズ。
上記の番組はその中でも


”「グローバル経済」がどうなっていくのか?”


という経済の側面について、
世界の知性が語るテーマの番組です。

きっと、ご覧になられた方もいるのではないかと。



■ちなみに、番組の内容は
以下のように説明されています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

世界経済にも激震が走り、
リーマン・ショック以上、第二次大戦以来の危機とも言われる今、
グローバル経済に何が起きているのか?

人の動きが停滞、経済活動も抑制、
株価は急激な下落後、予断を許さない状況が続く。

以前から「不確実性」「複雑性」の時代の到来、
資本主義の抱える本源的な不安定性に継承を鳴らしてきた
「欲望」シリーズ。

その出演者たちが今を分析、これからを展望する。
時代の枠組み、価値観を転倒させる変化はあるか?


※番組紹介より引用
『BS1スペシャル シリーズ コロナ危機「グローバル経済 複雑性への挑戦」<前編>』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実に、興味深いですね。



■番組では「経済界の知性」と呼ばれる人が
共通して語っていることが、


・アメリカの歴史上最大のショックであることは確か

・イギリスのデーターも調べたが、
 この四半期に匹敵するものはほとんどなかった

・今回はリーマンショック以上。
 財政的症状+公衆衛生の危機のダブルである

・既に、今回行われている危機対策は
 リーマショック以上である

・アフターコロナは続く。人は消費をしなくなる。
 そうすると、益々経済は停滞していく。

・日本はまだ平常時モードであるのが
 崩れていないように思う。

・今回明らかになったのは、日本はテレワークにしても、
 オンライン教育にしても圧倒的に遅れている。
 今回は問答無用、まったなしである。

・今回のコロナ危機は、”声を持っていない人”を苦しい立場に置く。

・不法移民、非正規雇用者。
 彼らが生活基盤が失われたとき、どうなるのか?
 どのような動きにつながるのか? この事を考えなければいけない。


、、、他色々。



■すべての内容が、理解できたわけではありませんが、

「これから想像以上に、長く続く、
 ”最悪の事態” がありうるのだ」

という感覚は、じわりと感じました。


2008年、リーマンショックのときに、
私は求人広告の営業をしていました。

当時、まだまだ自立もしきれていない
しょうもない営業であり、
アルバイトの求人を中心に営業をしていました。


ただ、ニュースで不安の声を聞くと同時に、
有効求人倍率が下がっていき、
特に中途社員の部門を中心に採用ニーズが減り、
「ヨミ表」が埋まらなくなっていく営業が増え、

別部署の売れていたはずの
ベテランの先輩の今週の売上がゼロで、
「今週ないです」と口を開いていたシーンが、
なぜだか頭に残っています。



■自分のことでいっぱいいっぱいだったあの時期ですが、

「いつ切り替わったかわからないレベルで、
 危機が目の前に訪れていた」

という感覚を、振り返って感じています。



■私は経済の専門家ではないので、
詳しい話については、よくわかりません。

ただ思うことは、
今目の前で起こっている

・対面で合うことができないストレス
・医療上の不安
・いつまで続くかわからない自粛、等の先に、

おそらくこの経済界の知性が語る、
「更に長く続く不安」が待ち構えているとしたら。


その事を想像し、空恐ろしくなったのでした。



■同時に、今下降線を下がっている今だからこそ、

その不安を払拭すべく、待つのではなく、
今できることに集中し、攻めることなのだろう、

と思われます。

私が尊敬する友人でもあり人生の先輩である
某企業の役員の方が行っていたのが、

ピンチの時に行うべきことは、

「全力で営業」
(=お客様の声を、すべての部署の人が取りに行くこと)

あるいは、

「新製品開発」
(=普段できなかったニーズがある商品を開発する)

ことに、時間と限られた資源を集中して
投下していくことが定石の一つである、

と教えてくれました。


■あるいは、私の友人が勤めている
某バリバリの不動産の営業会社も、

ここぞとばかりに一気に攻め、
営業をしまくっている(オンラインで)

と聞きました。



■下がっているときだからこそ、
なんとか浮上しようともがくことに、
”美しさ”を感じるようにも思います。


結局できることは、
ただ流されるだけではなく、


【起こりうる「最悪」を想定しつつ、「最善」を尽くすこと】


なのでしょう。

これも、
私が師事する経営者の方から教えてもらった言葉ですが、
本当にそのとおりなのだろうな、

と思います。


そんな思いを元に、
今週も駆け抜けていきたい、
そのように思っている次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も、皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

機会を待て。
だが、けっして時を待つな。

ヴィルヘルム・ミュラー(ドイツの詩人/1794-1827)

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