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2376号 2020年8月22日

「あと何回、この時がやってくるのだろうか」と考えると、 今のこの瞬間の大切さを噛みしめることができる

(本日のお話  2452字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、午後ワークショップへの参加。

テーマは、「リモートコラボレーション」。

コロナ禍の中で物理的な隔たりがある仲、
いかにアイデアを生み出すのかについて、

アイデア創出の会社として有名な
元IDEOのコンサルタントの方より、

・オンラインのこれだけは
おすすめしたいツール

・ツールを使うときのポイント
(=いくつも使いすぎない)

など、役に立ちそうなヒントをいただきました。

これから使えるツールとしては
オンラインホワイトボードの『Miro』は
強調されていたので、近々、それを使って
皆で話し合うような場を作りたいな、
と思いました。

(近々やりたいと思います!)



さて、本日のお話です。

「最近、なんだか忙しいなあ、、、」

と、だらりと休みたいと思いながら
先々のカレンダーを見たとき、
ふと頭をよぎった想いがありました。

それは

「今この瞬間の大切さ」

について。

あまりにも綺麗すぎて、
使い古されたこの話ですが

つい流されてしまう日々の中で、
とても大切なことだな、
と感じましたので、

感じた気付きを皆さまにご共有させて
いただければと思います。

タイトルは、

【「あと何回、この時がやってくるのだろうか」と考えると、
今のこの瞬間の大切さを噛みしめることができる 】

それでは、どうぞ。

■忙しい瞬間が続くと、

「この忙しさ、一休みしたい」
「早く終わらせてゆっくりしたい」

と思うこと、しばしばあります。

おそらく、日頃から
活躍されている皆さまは特に、

終わりなき忙しさに巻き込まれ、
あれよあれよという間に、
時間が過ぎ去ってしまう、、、

というのも日常の一つかもしれません。

■そして私もその一人。

最近、目下取り組んでいることが、

「システムコーチング?の
資格取得のための100時間プロジェクト」

です。

先月から、合計7つの、
組織や夫婦などの関係性に、
システムコーチングをさせていただいています。

■これは私(紀藤)にとって

やったことがない、
新しいチャレンジの1つであるため、
色々と準備にも時間がかかります。

かつそのうちの
5つのプロジェクトは、
仲間とペアでコーチをしているので、

・事前打ち合わせ
・直前のシナリオ合わせ
・事後打ち合わせ

などを含め、
自裁のコーチングの倍くらい
時間がかかってきます。

ゆえに、
100時間プロジェクトですが
実質200時間以上かけて
コーチングをしまくり、

かつ仕事もしつつ、
実践を重ねている、、、

という状況におります。

■これ、冷静に考えると
ものすごくありがたいことです。

なので、嬉しい悲鳴で
それくらい必要とされている

誰かと共に、
学びの時間を共有できることなど
お金を払ってでもやりたい人
いると思うほど、価値のあること。

でも、ずっと続くと、

「なんだか忙しいなあ」
「ちょっと休みたいなあ」

という気持ちが、
頭をもたげてきます。

■そんな中。

先日、ちょっと立ち止まって

少し先の3ヶ月後のカレンダーを
なんとなく見てみました。

3ヶ月というと
あっという間ですが12月。

季節は秋を過ぎ、
もう冬です。

今やっているプロジェクトも
全部終わりを迎えているんだな、、、

と思いました。

そうすると、

今のシステムコーチングを通じた
クライアントさんとの繋がりも
終わりを迎えている。

そして共に考え、走っている
仲間のコーチとの繋がりも、
否応なく今よりは遠くなる。

、、、そんなことを、
想像をしたのでした。

■すると、自然と

「今の時間は貴重な時間なんだな、、、」

と自然と湧き上がる気持ちが
出てきました。

そして、

『長い人生の今この瞬間、
たまたま共に歩むことができている』

という、とても貴重な時間を
共有できていることに、

改めて気付かされたのでした。

■人の人生というのは、
「時間」の積み重ねで
出来ているものです。

ゆえに、

「自分の人生を大切にする」

ことは

「自分の一瞬一瞬の時間を大切にする」

ことに等しいでしょう。

特に一生懸命生きている人はすべからく、
「時間」をとても大切にしているもの。

そんな貴重な資源である「時間」を
お互いに共有できること、

それは、

仕事のプロジェクトだけではなくて、

・20代の友人と気軽に飲み明かせる時間

・両親が健在なうちに共に過ごせる時間

・子供との貴重な団らんのひととき

、、、

どんなものでも同じでしょう。

仕事でも、趣味でも、家庭でも、
誰かと想いを共有するような時間は、

カレンダーを見つめ
少し引いて考えてみると、

綺麗事のようですが

「今この時しかない貴重な瞬間である」

と感じさせられるな
と感じたのでした。

■少し抽象的な表現かもしれませんが、

それは太陽の周りを、
それぞれのペースで、
それぞれの旅路で回っている惑星が、

あるときたまたま軌道を共にしたり、
重なり合ったりして、

日食や月食や、
水星群のようなショーを
醸し出すかのごときものかもしれません。

20代のそれと、30代のそれと、
40代、50代、60代、70代それぞれが
まるで違っている中で、

お互いの共に歩める偶然のめぐり合わせは
やはり奇跡としか言いようがないのだろうな、

とも思ってしまったのでした。

■、、、という視点に立って考えてみると、
どうでしょうか。

たとえ、今タスクの密度が詰まって、
忙しいと感じても、

・誰かと話をする時間、

・仕事を共にし、同じ方向を見て考える時間

・ゆるりと何気ない話をする時間

など、

「ただこの今の時間は、二度と訪れない」

と、想像の上でも考えたとして

とても希少で、貴重な、
大切にすべきもののように思えるのでは、

そんな事を感じたのでした。

■もちろんそのためには、

・自分が何を大切に生きるのか
という問いを持っている

・時間を貴重なことに使おうと
日々自問自答している

などあるからこそ生まれる感覚だと思います。

ただ、日々の時間が、
なんとなく冗長な積み重ね、
ただの忙しいことの繰り返しではなくて

「今しかない、大切だと思える時間の積み重ね」

と思えたほうが、
ずっとずっと日々は輝くのだろうな、

とやはり思います。

【「あと何回、この時がやってくるのだろうか」と考えると、今の大切さを噛みしめることができる】

普通の話ですが、
日々忘れないようにしたい問いだな、

と思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。
二度と会うことができないのは死んでしまった親である。

孔子(中国春秋時代の思想家/BC552-479)

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