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2415号 2020年9月30日

ボクシングレッスンの「全部出し切れ!」メッセージから思うこと

(本日のお話  2054字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、3件のアポイント。
Twitterを使いこなしている同僚に
使い方と活用の仕方を聞いておりました。

本格的に始めてみようかな、と思っております。
(ぜひ皆さま、ぜひ繋がりましょうー!)

また夜からは、ボクシングのジムへ
参加してまいりました。



さて、本日のお話です。

数ヶ月前から、
近所にあるキックボクシングのジムに
週に1回くらい、参加しています。

その中で、火曜日の夜は

”ボクシングクラス”

であり、プロボクサーの方が
色々とボクシングを教えてくれる、
というグループレッスンがあります。

昨日そこに参加をしてきたのですが
そのレッスンを経て、諸々思うことや
気づきがありましたので、
皆さまにご共有させていただければと思います。

タイトルは

【 ボクシングレッスンの「全部出し切れ!」メッセージから思うこと 】

それでは、どうぞ。

■さて、のっけから

「出し切る!」

なんてタイトルを書いていると、

なんだか暑苦しい、、、

と距離を感じてしまう人も
いるかもしれません。

、、、とはいいつつ、
昨日のボクシングのクラスで

「出し切る姿勢って、
大人になった今こそ大事だよなあ」

とも思ったのでした。

今日は、そんなお話です。

■火曜日の21:30〜22:30。

今通っているボクシングジムでは、

A級ボクサー
(プロボクサーの中でも結構上位の方)

と呼ばれる方が週に1回
レッスンをしてくれる会があります。

参加者は10代の高校生から、
50代の方までたくさんです。

■そんな中でコーチがやってきて
練習を始めます。

私は大学時代、ボクシング部に
所属していたことがあるので、
比較的慣れている方だったのですが、

その日のレッスンは、
ちょっと違いました。

例えば、

・8秒全力でサンドバックを叩く

・16秒休む

・合計10回繰り返す

という練習とか
(かなりキツい)

・10秒全力でサンドバックを叩く

・そのまま30秒、
50%の力でサンドバックを叩き続ける

・ラスト1分間
30%の力でサンドバックを叩く

という練習とか
(これもかなりキツい、、、)

極めつけには、
すでにヘロヘロなのに

・1分間全力でサンドバックを叩く

みたいな練習だらけで

「今日は気持ちの練習。
『出し切る』がテーマです」

とコーチが口にする
体育会系練習メニューなのでした。

■サンドバックを叩いて、
疲れてゆっくりになってくると、
コーチが近くで手を叩きながら叫びます。

「まだまだ行けるよ!
出し切って、出し切って!」

「ハイハイ!あと5秒!」

「自分に勝って!」

、、、参加者(主におじさんたち)が

「うおおおおー!」

など叫びながら
サンドバックを叩いています。

そして、1ターム終わると
疲れて座り込む。

私も、

(ああ、キモチワルイ)

と思いながら、
ヘロヘロになりながら
参加をしていたのでした。

■最後、コーチが

”1分間、全力でサンドバックを叩く”

というメニューでレッスンを
締めくくる時に、こう話をしていました。

コーチ曰く、

「大人になると、自分で”リミッター”を設けます。

自然にしていると、
エネルギーを効率よく使おうとするから、
手を抜きたくなる。

でも、これからやるのは

”いかにリミットをはずせるか”

なんです。

大人になって、リミットを外していますか?

本当はまだまだできるのに、
自分でセーブしていないか?

最後は、自分しかわからない戦いです。

じゃあ、いきましょうーー!!」

そして、皆で

「うおおおー」

と言いながら、サンドバックを
ぱすぱす、叩いたのでした。

(もう力が残っていないので
ぱすぱす、くらいしか音がでない汗)

■この一連の練習を経て思ったことは

私たちはつい、

『出し切ると大変だから、
普段からつい、リミットを設けていまいか?」

ということでした。

もちろん、日々は続きます。
ゆえに、毎回リミットを越えていたら、
長持ちしない、

ということは事実としてあるかと。

■ただ、それはそれとして

「必要な時、100%中の100%を
自分で出せるかどうか?」

は、同時に大事なことであろう、
とも思ったのです。

■プロボクサーのコーチ曰く、

「ボクシングで人が全力を出せるのは、
大体7〜8秒って言われてます」

「100% 7〜8秒で責めたら、
50%で少し落として攻防したり
その後30%でつないだりする」

「試合はそうやって、
いくつものモードをチェンジしてやります」

「でも大事なのは、100%出せる時に
すぐ出せるかどうか。できるだけたくさん
全力を出せるかどうか、です」

といっていましたが、

多分それは、ボクシングの試合だけではなく、
私たちの仕事などの日常も
近いものがあるのかもしれません。

■省エネといって

常に30%とか50%の力だけでやっていたら、
自分の全精力をフル活用しようと思っても
出せないこともあるかもしれない。

それが、仕事上の

営業であれ、
プレゼンであれ、
何かの企画であれ、
仕組みづくりであれ、

知識や気持ちを
100%動員して、
全面的にに出せる場を設けているかどうか。

このことは、
大人になって経験を経て、

省エネ&リミッターが
常備されている今だからこそ、

大切な心構えではなかろうか、、、

そんなことを感じた次第です。

■「出し切る」。

抽象的かつ、思い切り体育会系の話ですが、
大事だなあ、と思っております。

そして今日は体がヘロヘロです。
リモートワークで良かったです(笑)

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

すぐれた人間は、いざという時が来ないでも、
いつも全力を出して仕事をしている。

武者小路実篤(小説家・詩人/1885-1976)

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