今週の一冊『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』
(本日のお話 2297字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
日曜日は、朝から10キロのランニング。
また2件の打ち合わせ。
そして、システムコーチングの実施など。
またしばらく頑張ったご褒美として、
妻とケーキを買って食べた後、
16:30~18:30まで昼寝をしました。
(すでに夕方でしたが…汗)
なんとも幸福度の高い時間でございました。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日はオススメの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』
ジョン・ドーア (著), ラリー・ペイジ (その他)
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です。
■目標達成のツールとして、
よく知られている
『MBO』(management by objective)
『KPI』(key performance indicator)
など、
皆さまも、お仕事の中で
評価手法やプロセスの指標として
活用されている方もいらっしゃるのかな、
と思います。
■そして、そんなツールの中で
近年注目されているのがこの、
『OKR』
という目標達成のツールです。
Googleが自社の成長のドライバーの1つとして
取り入れたことから有名になり、
実際Googleの働き方を紹介しているWebページ、
”「re:Work」”
でも紹介されています。
近年、
・心理的安全性
・コーチング(1on1)
・デザイン思考
などと共に、
IT企業やスタートアップを中心に、
注目され、そしてその他の業種にも
広がってきたのが『OKR』。
■「Googleがやってるから
きっとスゴいのだろう!」
とミーハーに飛びつかれたのも
もしかするとOKRが有名になった
背景としてあるのかもしれませんが、
劇的な成長を遂げていたり
そして世の中を牽引するような
イノベーションを生み出している会社が、
OKRを導入していることからも、
(日本だとメルカリ、SanSan,ユーザーベース、
世界だと、ドロップボックス、リンクトイン、オラクル、Slack、
ツイッター、BMW、ディズニー、サムスンなど)
『組織やチームの力を解放する原則』
の1つを示しているといっても
過言ではないかと思います。
■では、OKRとは
どんな内容なのでしょうか?
内容としては実にシンプル。
1)1つの『O』(objective=目標)と
5つ以内の『KR』(key result=主要な結果)を定める。
2)その目標は70%達成できたら合格という、
大胆な目標(ムーンショット)である。
3)その「OKR」をカンバンとして全員に見える化し、
チームで毎週、継続的に対話をする
という内容です。
ポイントは、
100%達成はまず難しい
”大胆な目標”を掲げること。
そして、目標を見える化し、
フォーカスをすることで、
会社のアライメント(方向性の一致)をとること。
そうして、
組織の力のベクトルを合わせて、
驚異的な成果を実現することができる
という結果に繋がります。
■なーんだそんなことか、といえばそうですし、
もちろんOKRがすべてに万能のツールとも思いません。
(というかそんなものはないですし)
しかし、
・前例にとらわれない結果を出したい
・新しいチャレンジを推進したい
・チームメンバーが目標を自分のものとして
主体的に動けるようにしたい
という願いがある組織には、
一つ有用になりえるツールが『OKR』とも思います。
■、、、と、『OKR』そのものについて
つい熱く語ってしまいましたが、
というのも、私も個人的に、
また会社でも導入していますが、
実際、とても役に立つのです。
なので、カレッジも
『目標達成ワークショプ(OKR)』
https://www.c-courage.co.jp/service/other-training/
として、ひっそりと
ワークショップを開催しています。
(さり気なく宣伝しました笑)
■そして、そのように
パワフルなツールだ!、と思うのは
私だけではない様子で、
”OKR関連本”
も非常にたくさん出版されています。
ふと見たら、
「あれ、いつの間に
こんなに出版されてたんだ??」
と思うくらい、
Amazonで”OKR”と入力すると
ズラーッと出てきます。
■そして、それらの本を
一通り読んでみて
「その中でも一番アツい!」
「OKRをやってみたくなる!」
と思わせてくれる本が、
今回ご紹介させていただいている
『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』
なのでした。
■「OKR」とはなにか、
について調べるのは簡単です。
図解でわかるOKRもあるし、
ネットで調べれば懇切丁寧に教えてくれるサイトも、
たくさんあります。
ただ、大事なのは、
”理論よりも感情”
である気がしています。
そういう意味で、
今回ご紹介している本は
「OKRの説明」というよりも、
『OKRによって成功した
シリコンバレーを中心とした会社の物語』を、
OKRをGoogleに紹介した張本人である、
ジョン・ドーア氏が、過去の回想録のような形で
記述をしているところが、実に面白いのです。
実際の話なので、表面的ではなくリアルだし、
YouTubeや
Google Chromeなどの、
今世界中の人が使っているサービスが、
OKRによって、
どのように当時目標として設定され
展開されてきたのか、、、
シリコンバレーの人間模様とは
どんなものだったのか、、、
陰の立役者であるコーチ:ビルへの感謝なども
(『一兆ドルコーチ』という本の主役)
垣間見ることができます。
■そして、何よりも冒頭の序文に、
Googleの創業者ラリー・ペイジが
こう書いているのが、興味をそそらされずにはいられません。
以下、ご紹介いたします
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”僕は序文というものをあまり書かない。
それでも本書に書いたのは、あのときジョンが
グーグルにすばらしい贈り物を与えてくれたからだ。
OKRは僕らが10倍成長を遂げ、
しかもそれを何度も繰り返すうえで重要な役割を果たしてきた。
「世界中の情報を整理する」というとんでもなく大それたミッションが、
もしかすると手に届くものになったのもOKRがあったからだ。
本当に重要な局面で、僕をはじめ会社全体が、
やるべきときに、やるべきことに集中できたのは、OKRのおかげだ。
それをぜひ皆さんにお伝えしたいと思ったのだ。”
※引用:『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』序文より
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ということで、
ご興味がある方はぜひ。
マネジメントや組織に携わる方は、
きっと参考になる話があるかと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<今週の一冊>
『Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』
ジョン・ドーア (著), ラリー・ペイジ (その他)
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