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2424号 2020年10月10日

「人生の物語」を知ると、相手との関係も変わるもの

(本日のお話 1854字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日よりシステムコーチングの仲間との合宿で
北海道美唄市に来ております。

かなり久しぶりの旅行になるので、
朝からずっと開放的な時間でした。

非日常って、素晴らしいですね。
北海道の自然も最高です。

あと、昨日ツイッターで繋がりましょう!
と語ったところ、20人くらい増えました笑

こちらでは「皆様の1日を5%元気にする」
メルマガのコアのメッセージを日々つぶやいてまいります。
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よろしければぜひ!




さて、早速ですが本日のお話です。

コーチング仲間との合宿なので
色々な学びを皆で持ちよっています。

その中のあるワークを通じて、

”人間関係を深めるために
大事なシンプルなこと”

について感じたことがありましたので、

昨日の体験も踏まえて、
皆様にお話をご共有させて
いただきたいと思います。


タイトルは、



【「人生の物語」を知ると、相手との関係も変わるもの】



それでは、どうぞ。




■私が学んでいるコーチングの世界で、


”人は『地層』のようなもの”


という表現をすることがあります。


比喩的な表現なので、
もう少し噛み砕いて言うと


「人って色々な顔を持つ
多面的な存在だよね」


というお話です。



■確かに私たちは、

「相手によって、
どんな自分を出すのか」

を無意識に使い分けています。


例えば、ある1人の男性、同じ人物が、

・目の前にいるのが仕事の上司であれば、
「真面目な部下」としての顔を前面に出すし、

・家族の中で子供と接するときは、
「威厳のある父」、という顔を出すし、

・大学時代の友人といるときは、
ひょうきんな盛り上げキャラという顔を出す

というイメージ。


これらの「顔の使い分け」は、
その差はありこそすれ、
誰にでも多少はあるものです。



■じゃあ、どれが
”本当の自分”なの?

なんて問われたとしたら、

より自分らしいと
自分で感じるものもあれば、

自分でも扱いが難しいと
感じるものも含めて、

「全部、自分の一部」

なわけです。


ゆえに、

「人は色々な顔を持つ多面的な存在」だし、
「人は”地層”みたいなもの」

と言えるのでしょう。



■そんな前提を持ちつつ、
昨晩、コーチ仲間と

『人生の物語』

と呼ばれるワークをやりました。


なんだか凄そうな名前ですが、
やることは至ってシンプル。


1)一人15分の持ち時間
2)「人生の物語」と称して
普段、語ることがない自分の来し方、
あるいは秘密の側面を語る

3)質問をしたり、深ぼったりする


という内容です。

まあ、飲み会の場が盛り上がってくると
こんな話になることもありますよね。
(あれ、私だけかな…?)



■でも、実に面白いもので、

”その人の見えてない(見せていない)部分が
語られること”

とは、殆どの場合、
新たな発見をもたらしてくれます。


多分語る方は、何かしら
心理的に抵抗感があります。

それは、

心の柔らかい部分だったり、
時に重さを感じるものだったり、
いったら引かれてしまうかも…

と思うが出てきたりします。


でもそういう言いづらい経験、
大きな衝撃があった体験が明かされると、
すなわちその人の

『人生の物語』

が語られると、


「なるほど…
だからこの人はこう考えるのか」

「いつも明るいこの人にも、
こんな昏い過去があったのか」

「真面目そうに見える彼女にも
そんな破天荒な部分があるのか」


等々、地層の深い部分が見えてきて、
隠れていたその人の日陰の部分が見えてきて、

”お互いの見え方が変わり、
新たな関係性が始まる”

ことに繋がるのだ
そんなことを感じたのでした。


そして、その人の今を形づくってきた
背景や出会いや別れや、体験を知れば知るほど、
その人に尊重や敬意を覚えるようになる、

とも感じたでした。



■加えて言うと、人の多面性とは、
”まるで『地層』のようなもの”
ですが、誰かと接するときは

「表面から見て、見えやすいキャラ」

を”その人”として接していることも
多いことがあります。

・部長は部長として
・父は父として
・先生は先生として

見えやすい、特定の部分の役割で
お互いに語り合うことも多いです。


しかし、人は

”多面的で奥深い存在”

というメガネで相手と対峙して、
その役割だけではなく、
その奥や過去には様々なものがある、
という視点でいると、もっともっと色々な物が見えてくる、

私はそんな気がしています。



■見えているものだけが、
その人の全てではない。

そして、その人の

『人生の物語』

を知ろうとするようなスタンスで
人との繋がりを育むことができたら、

職場でもプライベートでも
新たな可能性が見るのだろう、

そんなことを思った次第です。


ぜひ皆様も、気になる方と

『人生の物語』

語り合ってみてくださいませ

ちょっと照れくさいですが
15分くらいでも色々な発見があるかと思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

あなたが他人とのつき合いで成功を収めるその第一歩は、
あなたの他人を見る見方にあるのです

ロバート・コンクリン

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