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627号 2015年9月30日

「当たり前」になってからが勝負

(今日のお話 1206文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

また朝は某大手出版社様の「7つの習慣」勉強に、
お客様と共に参加してまいりました。

7つの習慣というと
私自身仕事柄、毎日のように触れている内容ですが、
改めて考えるとやはり気づきがあるなあ、

としみじみ感じ入りました。

今日は、その勉強会を通じた気付きを
共有したいと思います。

テーマは「当たり前の罠」。

では、どうぞ。


■さて、「7つの習慣」では、
”第三の習慣 最優先事項を優先する”という項目で、

「日々の計画を立てましょう」

ということを提案しています。

具体的には、
週の頭に30分、そして、毎日の始まりに10分、
計画をたてより理想的な1日にしましょう、

そんな方法論を勧めています。

そして昨日私が参加した、
とある企業様の「7つの習慣 朝活勉強会」も、
そんな内容がテーマでした。

もちろん私自身も、
その方法論を信頼して、7つの習慣を実践するための

”フランクリン・プランナー”

を手帳として使い、

”1週間の頭に30分、1日10分、計画をする”

ということを習慣にしています。

だから、

「まあやってるし、良いだろう」

そのように思っていました。


■ですが昨日、
「7つの習慣」の朝活勉強会において、
講師をつとめるTさんのお話で、
はたと気が付かされることがありました。

「野球階で二刀流として活躍をしている大谷翔平選手など、

 本当に一流と言われている人は、

 ”計画の立て方の質”が違うそうです。」

「超一流と言われている人は、

 例えば、1日の計画を立てる時も
 こんなことを考えていたりするようです。

 ・A4の紙 1枚を埋めるくらい、
  「今日何を目標とするのか」を具体的に書く。

 ・午前の目標は?午後の目標は?夕方から就寝までの目標は?
  細かい部分までイメージをする。

 ・お昼もただ食べるのではなく、誰と食べて、
  何を話し、何を得たいのか、イメージする。

 ・”理想の今日”を表す一文を、1日の始まりの前に掲げる。

 10分どころでなく、30分くらいかけ、
 理想の1日を、詳細に、カラーで、
 毎回真剣に向き合って書いている。

 それを欠かさず繰り返しているそうです」

こんなお話をされました。


■そして、ここで正直、
「ぎくり」と思わされました。

もしかすると自分は

「日々は計画を立てている」

という”慣れ”に甘んじて、
その「質」を常に問うていたのだろうか、

常に心新たに気を引き締めて計画出来ていただろうか、

そんなことを気づかされたわけです。

習慣化する、ということは、
なかなか難しいこと。

だから、習慣化すると、
「当たり前」として出来るがゆえに、
油断してしまうことがあるのかもしれません。

しかし、たとえ習慣化した後も、
それを新鮮な気持ちで、常に真剣に取り組み続けることは、
きっと習慣化する以上に、難しい。

何かを「当たり前」に出来るようになったとき、
例えばそれが、

・朝の勉強の習慣 であろうが、
・運動の習慣 であろうが、
・人と話を聞くときの傾聴の姿勢 であろうが、
・日々の計画の立てる際の姿勢 であろうが、

常に新たな気持ちで、

・「質」を常に向上させようと出来ているか、
・ただただ漫然と取り組んではいまいか、
・本来の目的を忘れず、取り組めているか

そんな姿勢を、時折自らに問う事。

それこそが理想に近づくために、
大切なことではないか、
そのように思ったのです。

「当たり前にできるようになった」
といって、適当にやっていてはいけません。

「当たり前」になったときこそ、
気を引き締めることが大事なのでしょう。

「当たり前」こそ、常に新鮮な気持ちで、
当たり前のことにも取り組みたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 たいていのものは何かで代用できるが、
勤勉さに代わるものはない。

キングスレイ・ウォード""""

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