メールマガジン バックナンバー

2825号 2021年11月15日

日光さる軍団から学ぶ「ユーモア」の偉大なる力

(本日のお話 1652字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

週末は良い天気でしたね。

私は近所の公園に
家族でお出かけをしておりました。

その際に

”日光さる軍団”

の方が公園内で芸をしていたのですが
その姿から、笑いだけではなく
色々な気付きをいただきました。

今日はそのお話からの学びと気付きを、
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは


【日光さる軍団から学ぶ「ユーモア」の偉大なる力】



それでは、どうぞ。



■土曜日のお昼前

東京の某公園にて。


家族で公園を歩いていると、
何やら近くでガヤガヤしています。

手品かなにかしているのかな、と見てみると
日光さる軍団のパフォーマー

”ともきりき”さん

が、おさる(りき)と
芸をされていました。


ちなみに、ホームページによると、

「ウケるかどうかはさておき、
 みんなの笑いを取るために
 いつもずーっと喋っているお調子者。
 舞台上の饒舌トークに注目!」

という方らしいです。



■皆が大爆笑か、というと、

そういうわけでは
なかったのですが(苦笑)

その自己紹介どおり、
ご本人の喋りっぷりが素晴らしく、
終始、くすりとした笑顔を誘っていました。



例えば、

おさるにツッコミで肩を叩かせて

「ワクチン接種したあとで
 いたいねん」
 
とボソッと呟く、とか


おさるに大きな芸をさせた後で
耳打ちをさせて

「え、なになに?
 人間チョロイって」

と、ツッコミをいれさせたり、


あるいは、

「こんなに近くでこのサイズのおさるは
 なかなかいませんよ。
 ぜひ写真とってくださいね!
  
 あとで2,000円請求するんで」

とつぶやいたり。



■もちろん、諸々の笑いも

おさるのりきくんと
事前に仕込んだ上でしょうが、


妙な真面目な空気と
その後のゆるーい空気が生み出す
ユーモアに触れて、

改めて笑いって大事だなあ、

なんて思ったのでした。



■ちなみに、
感銘を受けた理由ですが

最近大学院の授業を受けたり
あるいは研修をやる中でも

「ユーモアって大事」

とつくづく思うからです。



クスリと笑ってしまうような
ほっこりしたユーモアは、

実に魅力的ですし、
話が飛ぶようですが

「学びも促進させてくれる」

なんて思うのです。

(なんて、この言葉が
 面白みがない表現ですけど)




■今いる大学院でも、

魅力的な先生の授業には
必ず「ユーモア」があります。


ちょっとしたスライドの中に、
遊びゴコロがあったり、

言葉のチョイスが、
笑顔が溢れるものだったり、

イラストがゆるーい感じで
身近に感じるものだったり。


逆に、ツマラナイ授業で
脳内を上滑りするような授業は、
大体堅苦しいのですよね。。。

 
 
■たしかに、

「真面目で隙がない理論」

は説得力があります。


理論を学ぶための学術書は
アカデミックな学びを求める人なら
それでよいかもしれませんが、


もし、それを
あまり親しみがない

「誰かに伝える」

のであれば、

”真面目で隙がない理論”
をそのまま伝えることは、

面白みがないまま伝わるとも、
私は思ってしまいます。



■結局、その「学び」の内容を
受け取れるかどうかは、


・自分事と感じられる
・身近に感じられる
 ↓
・だからやってみようと思える

わけであり、

受け取ってもらえなければ
ただの情報でしかありません。


その情報を受け手が

「価値がある」と思うからこそ、
そこに意味が生まれるのだろう、

、、、と思うのです。

(が、いかがでしょう)



■、、、そして、
魅力的で惹き込まれる先生は、


1,理論や先行研究は専門家として
  誰よりも理解している

2,その上で理論をユーモアという表現でくるみ
  笑いを交えて身近に感じさせる
  
  
ことを行ってくれている、
と感じます。

そして、そこに
「一流のこだわり」を感じるのです。



■そして、今回公園で

決して爆笑はしていないけれども
ユーモアを軸に、少しずつ皆を惹きつけて、

最後には拍手喝采を引き出していた
”日光さる軍団”のともやりきさんを見て、


”「ユーモア」の偉大な力”


を感じるとともに、

自分自身、それらのものを
操れるような幅の広さを持ちたいものだ、

と思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


==========================
<本日の名言>

真剣に働いているからと言って、
いつもしかめっ面をしたり、
難しい顔をしている必要はないのだ。
どんな仕事をする場合でも、
私たちは楽しくやりたいと考えている。

サム・ウォルトン(米国の実業家・ウォルマート創業者/1918-1992)

==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す