メールマガジン バックナンバー

2935号 2022年3月5日

「いけ好かない論文野郎」になっていたかも、と省みる

(本日のお話 2756字/読了時間7分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
その他、大学院関連の準備、



さて、本日のお話です。

ここ最近、メルマガにて新たなる試みとして
書籍をまるごと1冊、読み解いていく、
なることをやらせていただいております。

ただ、この取り組みを進めながら
”特徴的な反応”がございました。

そして、そこから思うことがありました。

本日はそのお話について、
皆さまに気づきをご共有できればと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは

【「いけ好かない論文野郎」になっていたのか、と省みた話】

それでは、どうぞ。

■数日前から、

ひたすら書籍の内容を
章ごとにまとめてお伝えしております。

その中で、特徴的な反応が起こっております。

それは、

「メルマガの解除率が、めちゃ多い」

のです(!)。

残念!という感じでございます。
(まあ、こういうこともありますよね汗)

■メルマガ解除は、
この情報過多の世の中で、
致し方ないことだと思っております。

むしろ貴重な時間で読んでいただけること、が
ありがたいな、と思っております。

(そう、今見ていただいている皆さま、
本当にありがとうございます。嬉しいです)

、、、なんていうものの、
正直解除はちょっとさみしい。

特に、このシリーズに入って
解除が立て続けにあるというのは
何かしらのメッセージなのだろうな、

とふと考えてしまいます。

■ただ、もちろん悪意があって
今回のシリーズを始めたはずもありません。

というのも、

「内容としては実に濃厚。
日本語に翻訳されていない本を
一冊まるごとゆっくりも読み解くのは有意義であろう」

「ストレングス・ファインダーを学んでいる人も
読者にいらっしゃるので役に立つだろう」

「大学院の研究テーマにも役立ちそうで
個人的に探求してみたい」

ということでスタートしてみました。

、、、ただ、反応があると
気持ちがブレてしまうもので、

もしかすると独りよがりに
なっていたのかもしれない、

とも思ったのでした。

■確かに思えば、

「ポジティブリーダーシップ」がほにゃらら、とか
「暗黙の理論」が、うんたらかんたら、とか
「リーダーシップの進化論」がほげほげ、

などなどは

ごく一部のマニアックな方(失礼)以外には、
あんまり関係がない話なのでしょう。

そういう意味で、もしかすると
このメルマガのコンセプト、

「皆さまの1日を5%元気にする」

という視点からは
離れていたのかも知れない、

と思いましたし、

元々期待されていた(ように思う)

・プライベートネタやら
・紀藤の内的な葛藤とか、
・今週の一冊

などに含まれる要素を
置き去りにしていたのかもしれない、

とも思ったのでした。

そして結果として
難しい用語を羅列する、

『「いけすかない論文野郎」になっていたのかもしれない』

と自らを省みていたのでした。

■、、、とここまでが反省。

ただ、思ったことがあります。

それは

「メディアの発信者として大切な視点」

についてです。

このメルマガをメディアと呼ぶのは
少し大げさな気もしますが、

大きな枠で言えば、今の時代は
誰もがメディアを持ち得るし、
発信者になりえます。

(SNSとかもそうですよね)

そして、そのメディアの発信者という
視点で考えた時に、

”「周りのニーズ」と「自分が伝えたいこと」を
上手にマッチングさせる”

ことで考えなければならないことがある、

と感じます。

■まず1つ目ですが、
”周りのニーズを知る”こと。

何かを発信するということは、
”受け手”がいるものです。

別に受け手を関係なく、
ただ発信するつぶやきであれば
よいかもしれませんが、

それが誰かとのご縁を紡いだり
関係を構築する役割を持つ”発信”であった場合、

周り(受信者)のことを考えることは
必須になります。

今回のこのメルマガで言えば、

「濃厚な学術情報」を
求めていただく読者様もいれば、
(解除が増える一方、登録もある)

「個人的なプライベート情報」が面白いと
言っていただく読者様もいる。

それらのニーズを考えないと、
暴走機関車のように、あらぬ方向に走って、
気づけば誰もいなかった、

繋がりたい人とご縁を紡ぎ続けることが
出来なかった、、、となってしまいます。

■一方、”周りのニーズ”に合わせるだけで

それらと”自分が伝えたいこと”が
それらと整合していなければ、
わざわざ自分が語る意味が見いだせません。

ニーズに応えるだけなら、
他の人がやればいいのです。



ゆえに、もう1つ大切なことが

”自分の方向性を決めること”

だと感じます。

「自分は何を伝えたいのか?」
「どんな読者様に、何を伝えたいのか?」
「どんな声をいただきたいのか?」

これらが明確でなければ、
発信の方向性もブレる。

そして右往左往することに
なってしまうのでしょう。

■「じゃあ、方向性を決めればいいじゃないか」

となりますが、
その際にも考えることがあるのです。

発信者にも人格があります。

そしてその人格は、
成長したり変化をするのです。

このメルマガも
言ってしまえば紀藤そのものを
さらけ出しているメディアになります。

元々は8年前、

”皆さまの1日を5%元気にする”、

という自らの自己啓発と、
それをおすそ分けする形のつながりをつくり続けるための
メッセージが主でした。



しかし、今は自分の中では、
いい話の更に奥側を(自分なりに)
探求しようとしています。

一つではなく、複数相関がある事象を
巨人の肩に乗りながら、
内的な施策の旅(まさに論文など)を読み、
そこに興味を持つ自分が生まれています。

それが「いけすかない論文野郎」に
なっていたとしても、そんな自分も今の自分。

つまり、

”長い時間やっていると
自分自身も変化し続ける”

ということです。

そして、同様に周りの読者の方も
変わり続けていきます。

■ゆえに、

”周りのニーズ”、
”自分が伝えたいこと”

を広く、深く整合させていくことは、

ダンスホールの足場がどんどん変わる中で
多くの人とダンスをし続けるような難しさがある、

そしてその中で手を離す人もいれば
新たに手を繋ぐ人もいる、

そんな旅路がメルマガも含めて
「メディアを持ち発信し続けること」なのかもしれないと
思うようになりました。

■”これまではこうだったから”

と過去のやり方を拠り所にするのは
楽だし、シンプルです。

でもそこに思いやこだわり、
楽しさがなくなっては
メディアは陳腐化、劣化することになる、

とも思います。

今回の「重厚な書籍を解説するシリーズ」の
メルマガ解除を立て続けにいただく中で、

「自分はどんな方々に、何を伝えたいのか」
「どんな自分で、どんな価値を提供したいのか」

を考えましたし、

「周りのニーズ、自分の伝えたいこと、
できる限り合致させられるように熟慮していたのか」

等、省みた次第です。

■改めて、

自分の軸を問い続け変わり続けるとともに、
多くの人と繋がり続けていきたい、

そんなことを思っております。

ということで、いずれにせよ
書籍シリーズは最後までやりきりますので、
ご興味のある方はもうしばしお付き合いいただけますと幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人々が自分に調和してくれるように望むのは
非常に愚かだ。

ゲーテ

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