メールマガジン バックナンバー

2942号 2022年3月12日

「壊す痛みを楽しむ」という成長のプロセス

(本日のお話 1418字/読了時間1分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は5件のアポイント。

最近、ウルトラマラソンに向けて
体質改善と称して「開脚ストレッチ」を
朝10分やるようにしております。

ただこれも行っていると、
身体が軽くなる感覚があり、

ランニングの練習に重ねて、
肉体の変化を感じつつあります。



さて、本日のお話です。

今日はこれまでお伝えしていた
「ストレングスベースのコーチング」のお話から一旦離れて、

ちょっとした日常の気づきについて
お伝えしたいと思います。

最近ランニングばかりやっているので
そのネタについてです。

体育会系の話ではありますが、
ゆるりとお読み流しいただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは、

【「壊す痛みを楽しむ」という成長のプロセス】

それでは、どうぞ。

■少し前に、
IPS細胞で有名な山中教授が

「フルマラソンでサブ3.5」
(3時間半以内で完走)

を果たしたという記事を見ました。

ちなみに、サブ3.5というのは
全日本マラソンランキング(2016)のタイム分布によると、
男性で全体の11.6%、女性で3.1%。

教授の年齢も加味すると、
本当に素晴らしい記録だと感じます。

■そんな記事を見て、

白衣つながりで、
ある人のお話を思い出しました。

それは、尊敬するお知り合いの
医師&ランナーの方。
(サブ3というめちゃ早い人)

彼いわく、

「ランニングで早くなるために
何が必要なのか?」

について、
2つとあることをいっていました。

”ランニングに早くなるためには、

その1,どれだけ自分を追い込めるか?

その2,生活の中でランニングの優先順位を、どれだけ高めることができるか?

が重要である”

とのこと。

■そしてこの話は、

私も(ランナーの端くれとして)
実に共感することがありました。

なみに私も5年前ですが
サブ3.5を記録したことがありますので、
ある程度走ることはできる部類かと思います。

一番共感したのは

『早くなりたければ、追い込むこと』

という部分です。

体育会系の話ね、、、で片付けられそうですが、
やはり足の筋肉や心肺機能を限界まで追い込むから
許容量が増えるものだし、

追い込んで壊すからこそ
次に回復した時により強くなるという
「超回復」が訪れるのも事実です。

壊しては超回復。
壊しては超回復。

これを幾度となく繰り返すことで、
レベルを上げていくというのが、

レベル上げのシンプルルールだと、
私は認識しております。

■そして面白いことに、

『壊すことで、その後に
成長という果実が待っている』

ことを一度体感として
刻み込むことができれば、

壊す痛みに耐性ができるとともに

『”壊す痛み”に喜びを覚える』

ことすら起こる、と感じるのです。

まさに、
痛みの先にある報酬を覚えることで

”壊す痛み”というアクションが
ポジティブなものに変換されるとともに、
「強化」され、行動を促進させることできるのです。

■と考えると、

(例えばランニングでもその他でも)
自分の力量をぐっと伸ばしたい時に、

誰かの力を借りる
目標を立てる
環境を整える

等で自分を高めざるを得ない状況に
追い込むこと、

そして、

『”壊す痛み”に対する喜びを知ること』

を通じて、

自らの能力を伸長させ、
自らの可能性に気づくことができるのかもしれない。

、、、そんなことを、

最近走って、筋肉を壊しながら
長い距離をより強く早く走れるようになってきた
自分を振り返りつつ思ったのでした。

壊すことを恐れない。
壊すことを楽しむ。

とても大事なメタファーのように感じたので
共有をさせていただいた次第ございます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

==========================
<本日の名言>

困難な何事かを克服するたび、
私はいつも幸福を感じる。

ベートヴェン(ドイツの作曲家/1770-1827)

==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す