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3292号 2023年2月27日

「曽我梅林の梅まつり」にて、梅を知る

(本日のお話 1958字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

さて、本日のお話です。

土曜日に小田原市の
「曽我梅林の梅まつり」に、
大学院の仲間と遊びにいかせていただきました。

これまでの人生で「梅」について、
あまり考えたこともなかったのですが、

今回の梅まつりで
梅について学び(?)を深めつつ、

「”解像度を高める”とは
 こういうことではなかろうか」
 
と、一人納得したのでした。

今日はそのお話について
そして梅まつりについて、
ゆるりとご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは



【「曽我梅林の梅まつり」にて、梅を知る】



それでは、どうぞ。



■2-3月は梅が美しく咲く季節です。

その中で、
曽我梅林という600年以上続く
歴史的な名所があります。

曰く、

”神奈川県小田原市では、
 600年以上前北条氏の時代に梅の実を
 兵糧用にするため、城下に多くの梅の木が植えられました。
 (中略) 
 
 曽我梅林では、中河原・原・別所の各梅林からなり
 約35,000本の白梅が植えられています。”

※引用「曽我の里 別所梅林」
 https://soganosato.com/umematuri.html

とのこと。



■そんな中
大学院のお仲間の一人で、

「曽我梅林」

小田原の観光地でもある、
梅まつりの運営に携わっていらっしゃる方がおり、

先日そちらに大学院メンバー数名で
観光にいったのでした。



■見渡す限りの梅の木。

そしてお祭りっぽい出店と

生搾りオレンジ(梅じゃなく)の
気合を込めたセールストークが響き渡る中、
気分が自ずと高揚してきます。


しかし、
このように梅に囲まれていると
様々な疑問が湧いてきます。

そして、

梅まつりにも関われている
大学院の仲間のHさんに

・梅の国内生産量

・梅の種類と育て方

・梅の木の良し悪し

などなど、

梅林を散策しながら
梅にまつわる種々のお話を
聞かせていただいたのでした。



■例えば、

「梅の生産地のあれこれ」

について。

1位:和歌山県→ 南高梅で有名。チョーヤの梅酒。国内シェア約65%。
2位:群馬県→ 群馬の約685分の1が梅園。国内シェア約5%
3位 三重県→ 三重の約2386分の1が梅園
 ・・・
5位 神奈川県

だそうです。


「チョーヤの梅酒」、
日本どこでもあるのは
和歌山から来ていたのか、、、

と納得します。



■梅の種類も、やっぱりたくさん。

お酒にするもの
梅干しにするもの
、、、

それぞれ特性が違い、
また花の色も味も違うようですね。

(黒糖梅酒とか色々ありますね)



■そして何より、

「梅」の木の生育の話は
なかなか興味深いものでした。


・梅の木は収穫しやすいように
 高さは低くなるように剪定している
 (だから、低いんですね)

・イイ感じの梅の木は、
 3つの主枝が広がり、パラボナアンテナようである
 (葉が密集せず、虫がつきにくいそうな)

・そのような形に育てるために、
 農家さんが手塩にかけて何年も育てていく
 (なので、木のトレードなどは安易にできない)
 
・梅の花は、違う品種で受粉させたほうが良い実ができる
 (そのため隣には違う品種の木を植えることも)

、、、などなど。



■誰からか直接聞ける話には
エネルギーがあります。

なるほど、と頷きつつ

そのお話を聞きながら
ふと思い出した記憶がありました。


それは、東京都文京区にある
「小石川植物園」に数年前行ったときのお話。

そこには、
梅がかなりたくさんあり
色とりどりの梅が咲いていました。

(調べたところによると
 園内の梅林は35品種、90本の梅がある)


ただ、当時
よくわからないので、

「いろんな色だねえ」

くらいの安易すぎる感想とともに、
通り過ぎておりました。



■それは、

”「梅」がよくわからなかったから”

に違いありません。

Googleで調べればよいのかもしれませんが、
そこまで梅への愛も深くないのが実際なところだったので、
ある意味当然の帰結です。



■しかし、今回

「梅に詳しい方から直接聞く」

そして、

梅まつりと大学院メンバーという
なにやら楽しげな思い出をスパイスにすることで

梅に対しての興味と
肯定的な思い出が作られました。

そして、脳内メモリに
「梅」フォルダが作成された、

そんな感覚を得たのでした。



■そしてもしかすると

こうしたことがきっと、
机上では学べない

「体験からの学び」

であるのかな、とも思いました。

そしてこのような経験を増やすと
同じものを見たとしても
違う感覚で捉えることもできるのかもしれない、、、

そして、それこそが

『解像度を高めてみる』

ということなのかもしれない

、、、などと思ったというお話。



■一見興味がないと思うことでも、

直接見に行ってみること。

その道に詳しい人に、
熱く語っていただき、
そして体験を刻むこと。


そうして、
世界の解像度は
高まるような気がします。


知らないことはたくさんあるので、
そんな風に、それぞれの道の面白さを
もっと聞いてみたいものだな、

そんなことを思った次第です。


曽我梅林の梅まつり、
今年はもう終わるようですが
また機会があればぜひ行ってみてくださいませ。

お勧めです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

梅は香りに桜は花

(優れているものを表す)日本のことわざ

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