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3314号 2023年3月21日

「ChatGPT」との付き合い方 ー勉強会での活用編ー

(本日のお話 2150字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

本日は春分の日ですね。
すっかり春でございます。



さて、本日のお話です。

先週末の話ですが、

独立・起業している方の集まりである
「戦略合宿」なるものに参加してまいりました。

戦略合宿といっても、
何かワークショップを行うなどではなく、

それぞれが1年間
行ってきた取り組みの共有、

あるいは周りの方に
相談事項があれば意見を聞く、

そんな交流の場です。



参加者は実に多様で、

・保育園を経営されている方
・NPO法人を運営されている方
・ミドルシニア向けの越境学習の支援を行っている方
・障害者雇用の取り組みを促進している方

など

様々な領域で事業を
営んでいる起業家の方でした。

そうした知らない領域では
自分がわからない話も
当然、飛び交います。

その中で、

「未知の世界の学びを深める方法」として

今流行の「chat GPT」との
付き合い方で気づきをいただく場面がありました。

本日はそのお話についての学びと気づきを
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは

【「ChatGPT」との付き合い方 ー勉強会での活用編ー】

それでは、どうぞ。

■先日の戦略合宿にて。

現在26歳で
大学を卒業後、起業されて
組織の支援を行っている方が
いらっしゃいました。

その方の
貪欲で様々な経験を嬉々として吸収される様子は
大変刺激的でありましたが、

その中でも、
こんな場面がありました。

詳細は忘れたのですが、

どなたかが発表をして、
その後の質問タイムの際です。

「今、”ChatGPT”に聞いてみたんですけど、
○○というのはどうなんでしょうか?」

、、、

そんな意見の仕方だったと思います。

■私はその場面で

「その手があったか!」

と思いました。

皆がそれぞれの
パソコンで作業をしながら
他者の発表を聞いています。

それは普通の光景であります。

■しかし、

話を聞いてメモをしていても
時に自分の知らない領域については
わからないこともしばしば出てくるものです。

わからないと思考が止まり、
わからないが続くと思考が鈍り
やがて眠くなってしまう、、、

そんなこともなきにしもあらず。

大学の授業の

「先生何言っているか
わからないんですけど症候群」

を思い出します。

■しかし、厄介なのが
勉強会を含め、
皆があつまっており

・「みんなそのことを知っている風」だったり
・「当たり前っぽいこと」の感じがする

と今更声を上げづらいこともあります。

それで、場を止めるのも
望ましくないし、、、。

ゆえに、

ふんふん、なるほどねー、

となんとなく理解した風を装い、
後で調べようと密かに思う、

(ちなみにそういうのは、
あとになっても調べないのですが、、、汗)

そんなことって
しばしばあるよな、

そして自分以外にも
きっとあるんじゃあなかろうかと、
振り返り思うわけです。

■しかし!です。

そんな中で、
その26歳の方がやっていた、
「ChatGPT」を使った方法を使うと、

未知の領域も、
急に広がりができると感じました。



例えば、こんな感じです。

戦略合宿の中で状況は、

「保育園を経営している方」

の発表の場面です。

発表いただく中で

・川崎市で保育園を経営している

・現在は補助金で利益がでているが、
経営が厳しいところも増えてきている

・ここ数年で保育園をたたむところも
増えつつある

・また保育園と幼稚園の違いで
運営方針に迷うこともままある

そんなお話が出ている中、

”川崎市のことも、
保育園のことも
自分はよくわからない”

としましょう。

■その中で、

ただ聞いているだけでは
それで終了かもしれません。

ただ、色々と湧いてくる
ふとした疑問を「ChatGPT」に
聞くことができます。

例えば、

・川崎市の人口の推移はどれくらいだろうか?

・保育園の開業・廃業率はどれくらいなのか?

・保育園の補助金は
何を・どれくらいもらえるものなのか?

・経営が厳しいというが、
保育園経営の利益率は一般的にどれくらいなのか?

・保育園と幼稚園の違い、その歴史とは一体何か?

そうすると、

その場の文脈も含めて、
話の内容が温度を帯びてきます。

全体像が見えると、
未知の領域も探究すべき
面白い対象として見えてくるのです。

■ChatGPTが答えるのは
インターネット上になる
基礎的な情報です。

ゆえに、本当にリアルな情報は
特に出てこないのですが

そのあたりが逆に
リアルな経験者、当事者に
聴きたいところであるわけです。

そして、

こうしたツールを
上手に活用できれば

こうした未知の勉強会でも、
自分の興味・関心とつなげながら
知見を広げることができそうである、

そんなことを思ったのでした。

■きっとこれから、

仕事を進める上で
こうしたAIとの協業の仕方は
必須になってくるのでしょう。

パソコンのOfficeソフトのように
使える人、使えない人も
できてくるのでしょう。

そして今後、
使い方のレベルも差が出てきて、

上手く使える人はより効率的に
なっていくのでしょう。

■ゆえに、

こうしたツールも試して
上手く使えるようになじませるのが
必要だろうな、と思います。

そうすればもっと
人間くさい事もできるし

色々と調べる手間も省けそうで
楽しそうです。

改めて

戦略合宿にて
颯爽と活用される場面を見て
楽しみながら活用したいな、

そんなことを改めて思った次第です。

また良い使い方があれば、
ぜひ皆様、教えてくださいませ!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

今日では世の中の動きがあまりに早すぎて、
できないという言葉は
それを為す人によって中断される。

ラルフ・ワルド・エマーソン
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