メールマガジン バックナンバー

3341号 2023年4月17日

「迷ったらGO!」で思考停止をしない

(本日のお話 2856字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、
朝から15キロのランニング。

その後、大学院のランニング部で
10キロのランで、合計25キロでした。

午後からは、
友人の経営者仲間の
ご家庭に誕生した赤ちゃんに会いに
家族で遊びにいきました。

実に可愛かったです。



さて、本日のお話です。

現在、自分の今後の歩みについて
色々と考える機会となる出来事が訪れております。

それはチャンスであり、
同時に大いなる不安なのですが、

その中で色々と思うことがあり
思考のシミュレーションをしております。

今日はそのお話について
現在、考えていることについてお伝えできればと思います。

(完全な私の悩みを書き連ねるの巻、、、ですので
予めご容赦いただければ幸いです)

それでは、まいりましょう!

タイトルは

【「迷ったらGO!」で思考停止をしない】

それでは、どうぞ。

■私は

「はいか、YESか、喜んで」

という言葉が好きです。

リズミカルな
言葉の雰囲気も好きだし、

まずやってみましょうよ!
というスタンスも重要だと思います。

そのスタンスから生まれる
新しい経験値は、その人の
可能性を拓くものです。

そう、人は経験で成長するものですから。

■特にそれは、

「新しいチャレンジ」

はそうです。

新しいチャレンジというのは、
例えば

・大学の入学に挑戦する
・資格取得にチャレンジする
・(ウルトラ)マラソンに出場する

などがそうです。

これらのチャレンジは、
ドキドキしますが、

チャレンジにより
トレードオフをするものが許容できる場合、
(金銭や時間など)

「はいか、YESか、喜んで」

がふさわしいのかと
個人的には思います。

基本は

「迷ったらGO!」

でいいのだと思います。

■ただし、それが

「その選択をした場合、
許容しきれないインパクトが起こる可能性」

の場合には、十分な検討が必要です。

そんなときは

「迷ったらGO」

でとりあえず飛び込むのは、
(個人的にはそうしがちですが)
やや早計かもしれません。

それは、結果として

”予測できたかもしれない
望ましくない結果”や

”あったかもしれない
ポジティブな可能性”

などの機会やリスクを未検討のまま
突き進んでしまう場合があるから、

と思うわけです。

■ここからは、

私が今置かれている状況を
うすらぼんやりぼかしながら
「例」として出せていただきますが、

「ある選択」が、

・自分にとって大きな挑戦であり
「能力成長」や「人間的成長」が
得られる可能性が高い

という一方、「ある選択」は

・自分にとってとても大事にしている
「ワークライフバランス」(家族との時間、趣味の時間など)を
大きく崩す

可能性を持っている場合。

それは、
「選択すること」は自分の中の

”「自己成長」と「ワークライフバランス」”

の価値観を天秤にかけ
揺さぶっていることになります。

■一方、それだけなら
シンプルではありますが

私のケースだけではなく
「ある選択」はほぼ間違いなく
他の要素も含みます。

例えば、

「中長期的には、希少な経験となり
持続的に誰かに貢献できる可能性が高く、
仕事にとってもプラスになる可能性が高い」

一方、

「短期的には、収入も落ち、
これまでの領域での積み上げてきた資産を
一旦保留させることになるリスクが高い」

となる可能性があります。

この場合は、

「中長期的なメリットの可能性」



「短期的な収入と資産の減退の可能性
(ほぼ確実に起こる)」

が比較されます。

■そして
また別の観点では

”「社会へのインパクト」は大きいが
「自律性」が少なくなる”

であろうこと

もう一つは、

”「社会へのインパクト」は限定的だが
「自律性」は極めて高い”

という違いもあります。

前者は、

「社会への貢献と、
アイデンティティの向上(=誇らしさの感情)」

後者は、

「仕事の自律度が極めて高く、
幸福度も高い状態が維持される(=働く幸福度)」

という価値観が比較されます。

■また、そもそも

新しいことに取り組む
チャンスはあるけれども、

「自らの実行する能力がない」

可能性も十分にあります。

努力でどうにかなるレベルであればよいのですが
やってみてそうではないレベルの場合、

自分自身の
精神的と物理的環境にとって、
著しいダメージを負います。

また、そこに関わる
利害関係者の時間や成長にとって、

大きくダメージを与えて
しまう可能性もあります。

■つまり、

AをとるかBをとるかによって

・「自己成長」と「ワークライフバランス」

・「中長期的なメリット」と
「短期的なデメリット」

・「誇らしさの感情」と「働く幸福度」

・「精神的・物理的ダメージの可能性」

などなど項目があります。

■こういうものを並べると、

おそらく、私を含め、
多くの人にとって、

「成長する方を選ぶべき」

というふつふつと湧き上がるのが
常であると思います。

実際、私もそう思います。

ただ、その思いには
自分オリジナルのものもある一方、

「成長しなければならない」

という自らに課した呪縛、あるいは
社会からの呪縛にも思えなくもありません。

■また他には、

「他者に誇れる選択をする」

ことが幸福感にもつながる気もしますが、
その背景には承認欲求があり、

他者に依存した幸福の欲求にも、
思えなくもありません。

加えて、

「能力がない」

ことへの恐れ。

失ってもやり直せばいい、
といえばそうですが、

そのダメージにより、
消えない刻印のごとき傷跡が残る可能性も、
これまでの経験から理解をしています。

■、、、と、

私の置かれた状況から
今思考の中にあるものを
つらつらと書き連ねてしまいました(汗)

そして、こうして
書きながら思うこと、

それは、

『自分が今、
何を最も大切にしたいか』

この問いに集約されるな、
ということです。

そしてそこに加えるべき
大事な前提条件は、

”他者からの声に、
社会からの声に、
できるだけ惑わされないようにして”
(大切な価値観をきめること)

です。

自分が心の奥底から
大事にしたいことはなにか。

そこにエゴや虚勢、見栄などが
どれくらい入っているのか。

純粋に挑戦したい範囲は、
一体どこにあるのだろうか、

、、、

ここを見極めることが
大事だな、と思ったのでした。

■「迷ったらGO!」は大事です。

そして大事にしたいと思っています。

ただ、

自分の人生を大きく変えることに
なるであろう場合は、

挑戦が素晴らしいから、
飛び込むだけではなく

悩み抜く、考え抜くことも、
大事なのだろう、

とも思います。



そのためには、

・「大切にする価値観」の棚卸し

・それぞれの選択肢を選んだ場合の
「メリット/デメリット」

・それぞれの選択肢を選んだ場合、
「得るであろうもの/失うであろうもの」

・それぞれの選択肢を選んだ場合、
受け入れるべき「葛藤」

・自分にとって、他者にとって
与える「インパクト」

・そして、AかBか、ではなく、
「CやDという別の選択肢の可能性」

も充分に考慮すること。

■そして、

並べて言葉にして
自分がどうしてこの判断をしたのかを

振り返ったときも、
その意思決定をできるだけ後悔しないように、

しっかりと考え、悩み抜くこと。

これはこれで、
大切なプロセスなのだろう、、、

そんなことを、ここ数日考え、
思った次第でございます。

そして人生は続く、です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

==========================
<本日の名言>

好かれようとしているだけなら、
いつでもなんでも妥協する用意があり、
何も達成しないだろう。

マーガレット・サッチャー
===========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す